2018年01月30日
ミシャの第一次沖縄キャンプも明日のフィジカルトレーニングで終了し
2日間のキャンプ中休暇期間となります。
この沖縄キャンプは、ミシャ戦術をチームに付与し、チーム戦術とするべく、全選手の個々の理解とプレイでの実践を高める事で、チーム全体の消化・習得・習熟を図るものでした。
その途中結果を評価し、同時に、厳しい対戦相手との実戦トレーニングにより、一気に、より進んだ戦術の理解・把握を図り、トータルとしての課題確認をするため、1/27(土)の浦和戦、更にその試合で確認された課題に取り組んだ成果の確認の本日琉球戦で、評価検証と次キャンプ課題の確認を行ったものでした。
【結論】です。
①【ミシャ戦術の根幹である<パスサッカー>戦術は、高いレベルで実践出来るレベルに到達】
②【ミシャ戦術の完成度を上げるための、各選手のポジション・目指すプレイが明確になった】
③【実戦形式トレーニングにより、実戦の中での成功と未達課題が明確になり、現在順調にステップを完了し、シーズン開幕までの課題が、各選手個々に、またチーム全体で明確になった】
④【浦和戦・琉球戦で、対戦チームを凌駕するプレイ・時間帯・攻守内容が多数成功し、不足項目も、あと少しのレベル差まで到達している現況を確認出来た】
というものです。
私も、浦和戦の試合結果だけでは、不安が大きいものでしたが、試合実況を確認したところ、驚愕の変貌を遂げており、その魅力的なサッカーに目奪われ、結果は知っているのに、思わず興奮するものでした。
YouTubeに浦和テストマッチがアップされています。
リンクさせておきましたので、ご覧いただければ、納得される方が続出だと思います。4本とも、45分以上で見ごたえ十分ですね。
1/27浦和戦テストマッチ
第1試合前半https://www.youtube.com/watch?v=xTXnrQCHwkU
第1試合後半https://www.youtube.com/watch?v=ZPHdAsZXJ6c
第2試合前半https://www.youtube.com/watch?v=Al6-Gb74aIs
第2試合後半https://www.youtube.com/watch?v=zn2D4NPw4Wg
その中で、第1試合後半の2本目をピックアップしてみます。
結果は【0-1】得点(浦和)長澤 の敗戦
コンサ ジェイ 浦和 李
内村 三好 練習生 長澤 萩原
菅 小野 駒井 白井 練習生 柴戸
福森 ミンテ 進藤 宇賀神 阿部 岩波 橋岡
菅野 福島
との布陣で、練習生が2名もおり、DF陣は準トップチームレベルでした。
試合は、見てビックリでした。
コンサドーレの優勢で、コンサは華麗に「パスサッカー」チームに大変貌していました。
GK菅野⇒DF陣にショートパス⇒①DF陣から、スピード・鋭角的な縦パスが、3トップと、サイドのWGへ飛び出し、②DF・ボランチ間のショートパス交換をしながらポジションをセンターライン手前まで上昇し、そこから、コンサ攻撃時間帯を構築で、ボランチの一人がDF陣まで落ち、4枚のDFラインから、ショートパス交換で、タイミングを計り、5トップ(3トップ+サイドR・LWG)への縦パスが飛び、一気に敵守備陣を崩しています。
連続パス交換、縦パスの精度とスピード、スペース突破からのラストパスは、見事に成功する場面が幾つもあり、コンサの時間帯=コンサがボール支配も多数で、シュートチャンスも多数回となっていました。一方、浦和は、ショートパス交換がコンサに阻止されるため、ロングボールを多用する試合展開で、昨シーズンと真逆の試合展開となりました。コンサのパス交換は、何度も浦和守備陣を切り刻み、陣形を完全に崩した形でのシュートチャンスが多数回となったのです。
シュート数は、コンサ6本(内2本、決定機)-浦和4本(決定機1本で1失点程度)で、明らかにコンサ優勢の試合展開でした。
しかし、シュートチャンスでの決定力の差が試合結果を逆転させたものでしたが、ミシャ監督が納得、選手も自信を持ったのは当然でした。
更に、第2試合後半の4本目も、傾向は同じで、2本目は、ボランチからDFラインセンターポジションに落ちた「小野」から「キラーパス」が多発し、だれもが目を奪われるプレイの連続でしたが、4本目は、ボランチから兵藤が同様に落ちるも、主フィードは、CBポジションを変えずに「稲本」からで、小野に比べ、精度がやや落ちるも、リーグトップクラスのプレイ内容でした。
そして、4本目の大量失点も含めて、2試合の失点共に、ロングシュート・ミドルシュートからで、守備陣を崩された失点は1失点のみで、それも、バイタルポジションでの甘い位置取りにより、相手選手の自由なドリブルからのシュートで、浦和選手の個の力による失点でした。
課題は、相手陣を崩すための「縦パスの精度」と「パスの受け手の想定(約束)ポジション取りの遅れによるパストラップミス、ポジションへ未到達」が主要課題で、プラス「決定力」次第で、一気に解決可能でした。
そして、本日の「琉球戦」です。
結果は、【 8-3 】の勝利。45分×4本。
1本目【1-0】得点;ジェイ
2本目【0-2】
3本目と4本目合計【7-1】得点;都倉-宮吉-宮吉-宮吉-都倉-OG-兵藤
との結果は、浦和戦の試合内容からは、
浦和戦の課題だった【縦パス精度】と【決定力】の改善結果で、当然の結果と思います。
面白いもので、キャンプの開始は「(パス受け手のための)動き出し」課題でしたが、キャンプ最後の課題も「パス受け手のタイミング・正確なポジション取り」となり、「パス課題」で終始した第一次キャンプでした。
皆さん、楽しんで「浦和戦」見てみてくださいね。
感動と大期待で心が一杯になる事でしょうね。
2018年01月29日
土曜日の第1キャンプの締め括り第1弾練習試合、ACLチャンピオン浦和との45分×4本(2試合)は、
1本目 コンサ 0-1 浦和 得点;(浦和)萩原
2本目 コンサ 0-1 浦和 得点;(浦和)長澤
3本目 コンサ 0-0 浦和
4本目 コンサ 0-3 浦和 得点;(浦和)萩原・ズラタン・萩原
計 コンサ 0-5 浦和
との結果。
1.先ずは、監督ミシャの認識から。
コメントから確認です。
Q 試合全体の感想
「2試合やって2-0と3-0ということで、まあ、結果は決して良いとは言えないでしょう。でも、すごく良いものも見えました。
特に1試合目ですけども、チャンスも幾つか作れていましたし、ただ、そういう中で、またつまらない失点をしてしまったのは、やはり自分たちは良いものが出せてチャンスも作れている中で、もったいなかったとは思う。ただ反対に、自分たちがやろうとしていることもしっかりと出せていたという意味では決して悪くなかったと思っている。
良いものはたくさん出た中で違いがあったとすれば、
球際の強さであったり、セカンドボールの予測であったりとか、
そういった部分は、より相手の方がプロフェッショナルだったと思いますし、今後我々も取り組んでいかなければならないところだったと思います。
いろいろな良い部分と、いろいろな想定外を見られた今日のゲームでした。我々が今後進んでいく上で、プロセスを踏んでいかなければ、そこにはたどり着けないと思っています。その意味で、自分たちはしっかりとプロセスを踏んでいると思うので、決して悲観する必要はないゲームだったと思います。
まだ2週間も経っていない状況ですけども、
非常に我々の狙いとする戦術の浸透度は、私は高まっていると思っていますし、その中で、より規律を守るところであったり、戦う部分、あるいはより責任を持って戦うところであったり、よりプロフェッショナルとして戦っていくというのは、我々が今後チームが成長していく上で、戦術とともに一歩、二歩、前進していかなければならないところだと思います。我々、札幌も2試合を通して良い方向へ進んでいると私自身は思っています。今後、我々が引き続きトレーニングをしていく中で、必ず自分たちが強いチームに対しても得点と結果というものを残していけると思っています」
Q 前方のウイングバックへ3バックから中々ボールが出てこないことに苛立っているように見えましたが?
「もっと、ピッチをしっかり全体を見てほしいと思っていますし、しっかりと状況を判断してほしいと思っています。そこも選手たちがまだまだ取り組んでいくところです。間違いなく、そこですね。練習の中で取り組むことで、私は上手くいくと思っています」
Q 相手には懐かしい顔もいました。
「広島、そして浦和を6シーズン弱率いましたけども、そうした、かつて共に仕事をした同僚や指導した選手に会えるというのは非常に嬉しいもので、やはりサッカーを仕事としてやっていく中で、そういったことは嬉しい瞬間です」
ポイントを抜き出すと、
○我々が今後進んでいく上で、プロセスを踏んでいかなければ、そこにはたどり着けないと思っています。その意味で、自分たちはしっかりとプロセスを踏んでいる_
・1試合目評価-チャンスを幾つか構築できた
・自分たちがやろうとしていることもしっかりと出せていた
・つまらない失点はもつたい無かった
・具体的課題は、球際の強さであったり、セカンドボールの予測
・ピッチをしっかり全体を見てほしいし、しっかりと状況を判断
○2週間で、狙いとする戦術の浸透度は高まっている。
前進すべきは、より規律を守る、戦う部分、より責任を持って戦う、よりプロフェッショナルとして戦っていく
と、キャンプの進展は想定通りで、ここまでの成果を土台に、更に多くの課題・プロセスがあり、高い自覚・挑戦心・団結力で全チームで狙い段階まで到達を目指す、との評価です。
2.具体内容
結論を先に記載すると、「第1チーム・中核メンバーはこの時点で未定状態に変化」です。長崎戦起用・プレイで先行した選手もそのまま優位状況の維持は出来ず、浦和戦では、横一線のテスト起用が続き、選手選択段階ではなく、その前段階の、全選手による戦術実践の実地テストと課題の洗い出し・絞り込みに取り組む練習試合でした。
という事で、チーム全体の戦術実践度を急上昇させるため、選手個々の「成長」を日々単位で図りつつ、どの選手起用・組み合わせがチーム戦術達成度を最高値とするか、その場合の守備力と攻撃力はどこまでのものか、を今週~次々週の3週間で追及しているプロセス・段階で、現在の「全選手横並びの競争状態」も「選手優劣・戦術適合性が明らか」となり、起用候補順位が出て来る段階です。
この観点で、1本目~4本目の選手起用に、とても興味深いポイントが数々ありました。
①1本目45分 コンサ0-1浦和 得点;萩原(浦)
〔コンサ〕 内村 〔浦和〕 興梠
宮吉 三好 萩原 李 長澤
菅 駒井 深井 白井 青木 柴戸
福森 ミンテ 進藤 宇賀神 阿部 岩波 橋岡
菅野 福島
・内村・菅野以外24歳以下選手 ・新加入と育成抜擢
・運動量、スプリント力最も高いチーム ・育成から加入萩原が成功得点
・自陣のボールロストから失点
②2本目45分 コンサ0-1浦和 得点;長澤(浦)
〔コンサ〕 ジェイ 〔浦和〕 李
内村 三好 練習生 萩原 長澤
菅 小野 駒井 白井 練習生 柴戸
福森 ミンテ 進藤 宇賀神 阿部 岩波 橋岡
菅野 福島
・ジェイ、内村シャドー、小野テスト ・練習生2名で戦力低下
・小野守備的ポジションで安定化 ・長澤飛び出しで得点
・自陣ボールロストから失点
③3本目45分 コンサ0-0浦和
〔コンサ〕 都倉 〔浦和〕 ズラタン
チャナ ヘイス 練習生 武富 武藤
ジュリ 兵藤 藤村 早坂 柏木 遠藤
田中 稲本 横山 菊地 槙野 マウリシオ 平川
ソンユン 西川
・昨年中軸多数起用、ベテラン中心型・中軸選手起用チーム
・ボールロストが減少しカウンター減少 ・戦力安定
④4本目45分 コンサ0-3浦和 得点;萩原2・ズラタン(浦)
〔コンサ〕 都倉 〔浦和〕 ズラタン
チャナ ヘイス 萩原 武富 武藤
ジュリ 藤村 兵藤 早坂 柏木 遠藤
田中 稲本 宮澤 菊地 槙野 マウリシオ 平川
阿波加 西川
・3本目と宮澤のみ変更。 ・中軸のスタメン候補チーム
・自陣でボールロスト多発、ショートカウンター多失点・萩原爆発・ズラタン高決定力
・無理なロングフィードで攻撃機会喪失
浦和は、〔最強〕4本目~3本目~1本目~2本目〔最弱〕で起用しましたが、その通りの実力発揮で、4本目は浦和が完全支配ゲームで、コンサ自陣でのポジションカバー・スペースカバーの遅れ、失敗、無理なパスミスの多発で、自陣ボールロスト多発し、ショートカウンターで大量失点。特にボランチ・DF・GK起用選手での守備力ダウンで、実際は攻撃機会に中々繋がらなかった。
・つまらない失点はもつたい無かった
・具体的課題は、球際の強さであったり、セカンドボールの予測
・ピッチをしっかり全体を見てほしいし、しっかりと状況を判断 とのコメントプレイですね。
しかし、1本目・2本目の選手の戦術理解は3本目・4本目よりも高く、浦和のややダウン戦力の起用もあり、攻守ともに「戦術実践度」は評価できたもの。 この結果からも、戦術理解と実践力は、現時点では、第一試合(起用選手)の方が、第二試合(起用選手)よりも高い段階・レベルだったという事で、自陣でのボールロストからのカウンターで失点するも、成果と課題は明確で、
・1試合目評価-チャンスを幾つか構築できた
・自分たちがやろうとしていることもしっかりと出せていた
・つまらない失点はもつたい無かった とのコメントとなったもの。
第二試合に、昨シーズンの中核選手が多数いますが、全体の戦術理解と実践はかなり低レベルで、選手個々の現況と課題も重要なポイントですが、リーグ戦とルヴァンカップ戦には全選手一定レベル到達が必要であり、残る26日間で解決しきらなければならない訳ですね。
最短時間で成果を上げられる「試合形式トレーニング」をメイントレーニングとしており、キャンプ一日毎の「着実なステップアップ・プロセス」でその解決が到達する清算という事なのですね。
2018年01月27日
速報 トレーニングマッチ2本目終了 1本目北海道コンサドーレ札幌 0-1 浦和レッズ 2本目北海道コンサドーレ札幌 0-1 浦和レッズ 2本合計 北海道コンサドーレ札幌 0-2 浦和レッズ 1本目 不明 2本目 浦和レッズNo.15長澤和輝 浦和の得点はいずれも相手陣内でボールを奪ってからの逆転速攻。 札幌は2本目のジェイと小野がいるパターンのがいい。 小野はパス回しで良さが出るし、あんまり上がってかないので結果的に危ない場面は減ってた 最終結果 浦和レッズ5-0北海道コンサドーレ札幌 1本目1-0 荻原 2本目1-0 長澤 3本目0-0 4本目3-0 荻原、ズラタン、荻原 との事
2018年01月26日
J1リーグとYBCルヴァンカップの全日程がリリースされました。
この日程から想定される試合方針について確認してみましょう。
但し、「ミシャ流対応」の観点で。
1.日程
月別試合数
J1リーグ YBCルヴァンカップ
2月 1試合(①節)
3月 4試合(②③④⑤節) 2試合(①②節)
4月 6試合(⑥⑦⑧⑨⑩⑪節)2試合(③④節)
5月 4試合(⑫⑬⑭⑮節) 2試合(⑤⑥節)
6月 0試合 (2試合プレーオフ①②)
7月 3試合(⑯⑰⑱節)
8月 6試合(⑲⑳㉑㉒㉓㉔節)
9月 4試合(㉕㉖㉗㉘節) (2試合準々決勝①②)
10月 2試合(㉙㉚節) (2試合準決勝①②)
11月 3試合(㉛㉜㉝節)
12月 1試合(㉞節)
2.分析
①試合数に2つの山期間が見られます。
・3~5月 J1リーグ14試合 ルヴァン杯6試合 計20試合
・・⇒≪スタートダッシュで、シーズン展開の位置取りと目標決定≫
・7~9月 J1リーグ13試合 計13試合
・・⇒≪中盤戦で、シーズン順位決定付け・正念場≫
ちなみに、最終期間10~12月はたった5試合しか無く、中盤終了時点で、シーズン最終順位はほぼ確定している、訳です。
つまり、
シーズン順位が半ば決定する
【9月末=28節で9位以内】とする、とのシーズン目標となります。
②2つの山期間の対応方針
3月~5月、7月~9月の試合対応方針です。
例えば、3月6試合 4月8試合 5月6試合となりますが、
・リーグ順位直結のリーグ戦が優先で-「トップチーム」起用
・ルヴァン杯-他チームも育成世代起用条件もあり「第2チーム」起用
が大原則ですが、
ミシャは、「リーグ戦への実戦テスト目的のルヴァン杯起用」の基本方針には倣いますが、リーグ戦のためのテストとして「トップ選手を時間や条件限定起用」させる起用・活用をします。結果、「他チームよりも強力な戦力」による勝利が増え、ルヴァン杯も予選突破狙いとなります。
しかし、ルヴァン杯に限定起用選手が、直後のリーグ戦に、「中3日間で起用」が度々発生します。確かに「次リーグ戦のパフォーマンスやや低下、交代時間短縮」の結果も出て来ますが、それも「計算内」で、その様な「激しい試合起用の中でのフィジカル強化、成長」が真の狙いで、Wクラス選手、海外移籍候補への成長ステップのひとつです。しかし、そんな激しい起用に応えられ、「故障せず急成長となる」選手の選択・選別がポイントと思います。
そんな選手は、「若く、成長力ある、実際にリカバリースピードも速い」選手で、ベテランは原則非該当です。
【結論】
①リーグ戦起用;中心のベテラン・優秀選手と
若手の高潜在力の成長株選手
②ルヴァン杯;3月・4月・5月を実戦試合の中での育成、を目的に、
SUBのベテラン・準クラス選手、育成チャレンジ選手と
若手の高潜在力の成長株選手の限定(条件付き)起用
により、結果を求めるシーズン展開 が基本方針ですね。
但し、リーグ戦の定例インターバル
㈯試合-㈰リカバリーT-㈪完オフ-㈫次対戦相手用T開始-㈬次戦用TG-㈭次戦用起用テスト-㈮起用決定・移動・準備 を崩す日程が、
●4/7⑥名古屋H-3日間-4/11⑦湘南H-2日間-4/14⑧柏A
●4/21⑨浦和A-3日間-4/25⑩横浜FMH-2日間-4/28仙台A-3日間-5/2鳥栖A-2日間-5/5⑬G大阪H
●7/18⑯川崎H-3日間-7/22⑰磐田H
●7/28⑱名古屋A-3日間-8/1⑲長崎A-3日間-8/5⑳柏H
●8/11㉑C大阪H-3日間-8/15㉒G大阪A-3日間-8/19㉓FC東京H
この11試合(タイト期間は、スタート試合を除外し短期間で次戦となる)が問題ですね。
最有力解決・対応策は、
リーグ戦の定例インターバルを崩す「水曜日試合」の扱いにあります。
水曜日試合は、「ルヴァン杯試合日」と同一曜日で、ルヴァン杯起用選手は、2週間インターバルで、タイト期間の水曜日は、1週間インターバルでの試合起用は全く問題ありませんね。
しかし、「ランク・レベル劣後の準クラス」選手をそのまま起用する事は、水曜リーグ試合は、毎回低レベル試合内容になり兼ねません。ここで、ルヴァン杯の起用選手確認で出て来た「若手の高潜在力の成長株選手の限定(条件付き)と中心ベテラン・優秀選手の限定起用」で、レベル大幅アップを図ります。当然、育成選手、若手成長株選手の「スタメンランク」への急成長が最大の改善策です。
【結論】は、
●土曜・日曜リーグ戦は、トップチームで起用選手構築
●水曜リーグ戦は、トップチームのベテラン・優秀選手、と、若手成長株選手の限定起用にて、スタメン中核を形成し、ルヴァン杯組第二チームから、抜擢起用で、戦力ダウンをカバー。
●ルヴァン杯の実戦起用で、育成選手・成長株選手の「スタメンランク」へ成長選手を複数獲得する事が、最重要、最適改善策。育成目標・期限を「3月~4月で、一気にランクアップ選手に育て上げる」とする。
●科学的フィジカルコントロールで、個々選手の最適管理を実行。
●ノノラジでも話の通り、現在のキャンプトレーニングは、ミシャ流トレーニングで、試合形式を原則とするため、前年・従前対比で、数倍の量と質、の激しさで、その中で、選手は「劣後はポジション競争脱落」となるとの認識から、食らいついて進行しており、「強烈な運動量とスピードを試合全時間継続できるフィジカル」は、タイト期間の激しい起用も可能とするランク・レベルに到達しそうです。
全選手、ミシャ統一戦術の理解の上、実践を統一し、フィジカル・戦術理解・テクニックの大幅ランクアップを目指しています。
明日の「浦和戦」のテストで、「合格点」が出せるかどうか?!
期待一杯で、待っています。
2018年01月24日
昨日、テストマッチの全貌公開までは行きませんが、ポイントはちゃんとリリースされるのが「ミシャ流」ですね。
これは、
非公開は、
選手・スタッフへ偏った影響を与えてしまう欠点の回避と、
サポーター、チームの周りに集合するマスコミ、その先の記事を読む(将来のサポーターと成り得る)読者へのサービス精神を意識したもので、
現代は、「秘密の特訓」・「洞窟内練習」は適さない、との認識からでしょう。
可能な限りの「情報公開」方針が、多くの人に訴求・到達する手法、との深慮によるものですね。「ミシャらしさ」の一面が現れた部分です。素敵な人ですね・・・!
本題に戻ります。
昨日テストマッチは、第1チームと第2チームの二本建てとの想定でしたが、
実態は、そんな安定状況ではなく、「離脱者」が特に第1チームに集中発生し、試合目的は、
①結果は棚上げし、
②戦術消化度と個々選手実戦プレイトレーニングの内容テスト、
③90分走るサッカーのフィジカルトレーニングとテスト の3点としたもので、第1・2チーム混合の2チーム編成でした。
「離脱者」は、ジェイ・小野・福森・菊地・宮澤・荒野の6名に、故障明けの河合・深井、リハビリ中の濱でしょうか。
昨日試合も、起用ポジションにはサプライズがあり、当面の候補ポジションが明確になりました。
システム形式で記載してみます。
千葉戦 都倉
チャナティップ ヘイス
ジュリーニョ 早坂
稲本 藤村
田中 横山 (選手貸与)大学生
菅野
ジュリーニョ・・25分打撲交代-(選手貸与)大学生IN
菅野 ・・前半で交代-後半から阿波加IN
全北現代 内村
宮吉 三好
菅 白井
兵藤 駒井
石川 ミンテ 進藤
ソンユン
起用選手・ポジションからは、
①全北現代試合は、第1チームを充て、そこから、都倉・横山を千葉戦用に抜いたもの。しかし、代替の「内村」起用テストは、有力候補として大評価との結果となったものですね。
また、石川・ミンテ・進藤+兵藤・駒井の守備陣は、全北現代を無失点に抑え込み、「福森・横山・菊地」と同レベルパフォーマンスを示しました。
②2シャドーは「宮吉・康児(三好)」で抜き出し。
③駒井もボランチに定着で進行中(駒井は、サイドプレイヤーのいるーじが定着していますが、MF全ポジション・SB・WGのユーティリティプレイヤーですね。)
④ジュリーニョ以外、コンサ全選手90分「考えながら走り切る」フィジカル状況まで到達しています。
離脱選手以外フィールドプレイヤーは、ミシャ流フィジカルトレーニングの「素走り練習」から脱却した「徹底したゲームの中での、スプリント力・走力維持の過酷トレーニング」で、着実・大幅に運動量・フィジカル値を上昇させる成長を実現させています。
⑤康児(三好)コメントにもある通り「ゲームメイク力=チャンスメイク力」は順調に進展している様ですが、「決定率」改善は未だまだの様で、次の焦点課題となりそうです。
⑥第2チームに、都倉・稲本・横山プラスチームは、貸与大学生との不連携もあり、ミスから4失点の大量失点。第1チームの安定感とは、大きな差があるという事を現実化してしまいました。
田中のストッパー起用、藤村のボランチ起用のサプライズはやや不成功の結果の様でした。
しかし、ジュリーニョの左サイド起用の可能性は、ミシャ戦術の「5トップ戦術」「パスサッカー戦術」では、ポジション適性が高く、有力です。楽しみな存在、となりそうです。
という事で、
全体として離脱者多数状態を、チーム全体の新戦術の消化・進展過程への「早期回復での競争復帰」し、脱落者としない事、
ミシャ戦術の導入段階を、
第1段階(「3-4-2-1」システム定着・パスサッカー理解・消化・戦術実践)
⇓
第2段階(5トップ戦術・パスサッカー戦術完成度アップ)
⇓
第3段階(システム変化;3-4-2-1=ボール支配時間帯⇒3〔ボランチダウン・DFライン〕)-2〔CBはサイドポジションへポジションアップ〕-5〔5トップ:WG-シャドーCF-シャドーWG〕)へシステム変化・システム流動化戦術) と進行して行くでしょうが、
現在の第1段階をキャンプ後半(2次キャンプ辺りでしようか)には、第2段階まで進攻・ステップアップとなる事でしょう。
離脱選手は、その成長・進化・変化ステップを体験・練習出来ず、大きなハンデとなり兼ねません。
早期復帰は、選手自身にとっても、至上命題ですね。
以上 テストマッチを通した、現状確認でした。
2018年01月23日
全北限代とのTG結果が、リリースされ、
1本目 0:0
2本目0:0の引き分けでした。
結果、
千葉との第2・3チームは、J2千葉と0:4
しかし、
全北限代との第1チームは、ACLクラスと0:0との
ある意味大変分かり易い結果でした。
①第1チームと第2チームとの差は、想定を遥かに超える戦略差である。
②第1チームの守備力は、ACLクラスに無失点。攻撃力は、シュート数が不明ですので、ゲームメイクに課題があるのか、決定力に課題があるのか、そのどちらともかは、不明ですが、熟成、成長過程の中の現状地と言う事ですね。
第1クール仕上げのTG、浦和戦に向けて、順調に進んでいる事は解りますね!
2018年01月23日
コンサツィッター。
『ジェフユナイテッド千葉とのトレーニングマッチが終了。結果は0-4(0-1/0-3)で敗戦となりました。この後14時15分からは、全北現代とのトレーニングマッチが行われます。』
一転、前回TGと真逆の結果です!!
内容次第ですね。
本日の第2ゲームが、「コンサ第1・トップチーム」だと想定していましたが、
結果と内容はどうでしょうね?!
2018年01月20日
前々ブログの通り、キャンプ第1クールの実戦・練習試合テスト結果が気になりますね。
推測の基データは、起用選手と時間、プレイ結果ですが、練習試合の実況確認はない状態ですが、ちょっと想定してみましょう。
1.起用選手・起用時間
ポジション 起用選手 時間 起用試合
GK ソンユン 42分 1本目+2本目前半
菅野 35分
阿波加 17分
DF 福森 42分 1本目+2本目前半
横山 42分 1本目+2本目前半
菊池 42分 1本目+2本目前半
石川 42分
進藤 42分
ミンテ 42分
ボランチ 小野 42分 1本目+2本目前半
駒井 42分 1本目+2本目前半
稲本 42分
兵頭 42分
WG(SH) 菅 42分 1本目+2本目前半
白井 1得点42分 1本目+2本目前半
田中 42分
早坂 42分
2シャドー 宮吉 1アシスト 42分 1本目+2本目前半
内村 42分 1本目+2本目前半
チャナティップ 42分
藤村 42分
ヘイス 17分
1トツプCF都倉 42分 1本目+2本目前半
ジェイ 35分
ヘイス 17分
2.起用内容が意味するもの。
時間数は兎も角として、可能な起用候補は全員登場しました。
未起用選手を確認すると、
三好(中国AFCU23戦より移動中)、河合・濱(故障より復帰リハビリ中)・深井・ジュリーニョ(故障明けでスロースタート)、
問題は宮澤、荒野の2選手です。
未起用理由は、出遅れ(シーズンオフ準備やキャンプ中アクシデントなど)なのか、それ以外の理由なのか、大変気になりますね。
今回起用は、監督想定ポジションと予測されます。
また、ミシャ監督のこれまでの取り組み・対応からは、
「第1スタートチームが、当面の中心チーム」となり、
そのチームインを他チーム選手が「チームイン」をトライする、
とのスタイルが度々採られます。
とすると、
1本目起用選手とポジションが、ベンチマークスタメン候補となります。
しかし、実は、スタメン最有力候補「三好」のチーム合流と共に、
「ベンチマークスタメン候補」は、即時修正。
修正版ベンチマークスタメン候補チームをシステム形式で掲載すると、
都倉
宮吉 内村
白井 小野 駒井 三好
福森 横山 菊地
ソンユン
か、
都倉
宮吉 三好
菅 小野 駒井 白井
福森 横山 菊地
ソンユン
のどちらか。
「菅」か「内村」が外れますが、昨日「ベンチマークチーム」選出という事は、第2候補の筆頭プレイヤーという事です。
このメンバーを見ると、サプライズが複数あります。
①有力新戦力4選手全員、スタメン起用。チーム力強化への補強大成功。菅野を加え、スタメン候補4名/5名新規加入=80点の高評価。
②最大のサプライズは、【駒井のボランチ起用】。
現時点で、ミシャ戦術に再適合の「駒井」を、
「ボールの集中・中心・攻撃での最重要起点」ポジションに据え、
現時点戦術理解次点の小野とのWボランチとするシステムです。
更に、「駒井」ボランチの起用メリットは、「第3・4の動き出し・飛び出し」のプレイセンス・スピード・そこからのラストパス力・激しい上下動となる運動量・スプリント量を充足し、他の同ポジション選手では到底追いつけない領域のプレイを展開出来る事です。組み合わせ相手ボランチが、更に、怜悧な頭脳・判断スピード・テクニックのワールドクラスパスの出し手の「小野」です。「パス供給・攻撃起点」としては、リーグ最高水準・レベルとなるものです。また、パスサッカーのボール回しの起点・底役も、両選手ともに、高いテクニックにより高いボール保持力(保持しているボールを奪取されない力)を持ち、安全性も高いボランチとなります。
問題は、ボランチのもう一面の「守備力・ボール奪取力」で、最近のサッカーでは、「ボール奪取力」がボランチの最優先能力とする風潮までありますが、その傾向には、逆テーゼ・逆行するボランチスタイルを志向することになって来ます。そこでの守備力を、どのポジション・どの選手・どんな組織プレイで構築するかも、連動するスタイルです。(・・・ちょっとヒント。以前ブログで、ミシャ戦術の分析点検をやや細かく行いましたが、守備は、5バックの最終ラインに合わせ、最前線の5トップでの守備もありました。ミシャ戦術の根幹思想は「全員攻撃・全員守備の1つのシステム」ですから・・・)
第2チームのボランチ、「稲本・兵藤」の組み合わせは、両選手共に「ボール奪取力」が高く、第1チームでの懸念点は低下しますが、攻撃への切り替え・攻撃局面での「パス交換」能力、第3・4の飛び出し力など、攻撃力では大きく劣後し、第1チームボランチを選択した理由が明確に見えて来ます。
また、他のボランチ選手;宮澤・荒野は、ミシャ戦術でのボランチスタイルには、必要能力に大きな不足がありそうです。それが、昨日、未起用の理由だと、大きいですが。
③ミシャ戦術の到達点の一つが「攻撃5トップ」ですが、5選手共に、
・激しくDF裏スペースへの飛び出しとパス受け、
更に、そこからの崩し(ドリブル・ラストパス出し)
・サイドからのクロスパス出しとそのクローザー役 が求められ、
「中央CF都倉・
シャドー宮吉と内村(三好帰チーム後、三好に交代も濃厚)」は、
スピード・運動量スプリント量・ドリブル等突破力・ラストパス力・クローザー・決定得点力の条件で、スタメン候補となったもの。
サプライズと言うより、ミシャの実戦を観れば明らかですが、ジェイ・ヘイスの様な、「運動量・スプリント量・スペースでは無く点でボールを受ける ストライカーやポストプレイヤー」タイプのFW・前線選手は、スタメン~試合展開のミシャ戦術実践では、適合性が低く、5トップの連動は低下してしまいそうです。
という事から、<後半途中からの試合展開を変化させる投入にのみ起用する>もので、スタメン候補にはならず、ベンチ・途中投入プレイヤーとなりそうです。 (広島の ピーターウタカ、浦和の ズラタンですね。)
しかし、「内村」選択は、ジェイ・ヘイスを突然抜いたサプライズでした。しかし、5トップの必要条件からは、内村の戦術適性が高評価となり、やっと「J1リーグで選手生活開花のシーズン・タイミング」となりそうです。
しかし、白井・宮吉・駒井のポテンシャルは凄いですね。三好も含む、新加入4銃士大活躍必至のシーズンとなります。
都倉スタメン候補は、ラストパスの受け手・クローザーの回数急増により、得点数は一機に倍増以上となりそうな展開で、ここも大活躍必至です。
④守備陣は、不動の4選手で、これにベンチバックアッパー石川と菅野選手を加えた6選手が、
・守備時の5バック守備陣+ソンユンは当然、第2チーム対比で大きな守備力の優位・差があり、特に空中戦勝率はリーグで断トツ1位です。
・更に、ミシャ戦術で最重要ポイントの一つである「最後尾からのピンポイントロング・ショートパス」の攻守切り替え時の攻撃起点役が求められますが、4DF選手のパス能力はリーグ水準を大きく越えたハイパフォーマンスで、第2チーム選手と、更に大きなレベル差があります。GK菅野のロング・ショートパスは、ソンユン以上です。
守攻ともに、第1チーム+石川・菅野は、決定に近い状態で推移しそうです。
3.別件・・S級ライセンス
現在S級ライセンスは、ミシャ監督・四方田ヘッドコーチ・財前アカデミーコーチ保有で、保有者名塚コーチ退チームで1名減となり、キャリアパスもあり、沖田優コーチも2018年受講です。新加入コーチ2名の方は不明ですが、S級保有者の増員は、チームのレベルアップに直結です。頑張ってしっかり採り切ってください。応援しています!!
4.最後に
全選手、チームスタッフも、
『ミシャ監督からの課題・宿題に対し、
正しく理解・認識し、
更に消化し、
監督期待以上のプレイを実現したプレイヤー
から、試合起用ポジションを獲得・確保していく闘い』
を競争しています。
「キャンプとは各自、自己との闘いである」事を、本心から強烈に認識し、
各選手の1ステップ、1段階の積み上げの一瞬に注目する、毎日ですね。
大きな期待で一杯です!!
2018年01月18日
本ブログは、現況確認です。
1.キャンプ現況
1/15沖縄キャンプインは、
①初日到着後、直ちに「パスサッカーへの最重要ポイント(パス受け手の)動き出しタイミングのイメージ統一」
②2日目、2部練習AM;フィジカルメニュー、ハーフコート8:8パスゲーム、PM(16時~);2Vs1、ミニゲーム
③3日目、2部練習AM;フィジカルメニュー、コンビネーションパス、PM;実戦形式の中、数的優位、攻守切り替えメニュー
④4日目、2部練習AM;フィジカルメニュー、PM;実戦形式
⑤5日目、2部練習予定を変更。累積疲労からAM;トレーニング中止、PM;ファーレン長崎とTGのみ。 と進行しています。
フィジカルメニューを午前中実施し、午後、戦術の前提基礎ポイントの「パス交換の源泉となる動き出しをゲーム・実戦形式で追及しています。
ミシャ流キャンプは、以下の2つの厳しいハードトレーニングが徹底されます。
(1)トレーニング量・・2部練習、更にフィジカルアップで3部練習と、個別トレーニング毎での必要運動量・筋肉量の多さで、走力・スプリント力・スタミナアップを目指すハードトレーニング。
(2)トレーニング質・・ヘッドワーク必須の戦術理解・消化力とその高い次元での実践力を求められ、プレイ実現まで徹底のハードトレーニング。
その中、既に4日目で、(1)(2)での評価で、頭を抜け出した選手、必死に喰らいつく選手、やや劣後選手が出ています。
キャンプの直接成果では無く、キャンプ以前の本来パフォーマンス勝負での優劣が、そのまま現れ始め、しかし、その優劣を大きく変化させる各選手成長は、その選手個々の努力の問題で、中には、全体アップ・成長に劣後気味となる選手もあり得ない訳ではないでしょうね。また、多数選手の変化まで到達しないケースも完全に否定しきれませんが、一定期間のタームで見れば、全選手、成長幅には大きな差もあるでしょうが、成長過程の中で、評価値を上げていく事でしょう。
しかし、現時点では、
GK ・・優劣不明
DF ・・石川○評価
他選手不明
ボランチ・・優劣不明
サイド ・・駒井◎;現時点全項目で監督期待値超え
他選手不明
CF・シャドー・・
宮吉◎;動き出し◎評価
ジェイ△;(1)フィジカル疲労で最初の練習回避者
他選手不明
駒井と宮吉が一歩リード!!
特に、駒井は(2)の完全理解者で、他選手へのミシャ流の知識サポート・アドバイザー役を実践し、コンサ入団の重要理由を着実に発揮中。大したもんです!!
宮吉は、”至宝”評価の本領発揮で、超絶サッカーセンスを煌びやかに発揮。
ジェイ・都倉は、必死に追いかけているところでしょう。
明日のTG(練習試合)のスタメンは、1/27TG浦和戦のスタメン候補選手選定・テストとは異なり、
現在コンディションと戦術理解、ポジションテスト選手の「テスト起用」目的で、多数選手の実戦でのプレイ内容点検・実把握のためですね。
しかし、現時点での、選手評価となり、そのアップ・成長を確認し、「浦和戦」メンバーを入れ替えながら構築していく訳です。
2.キャプの中のTG(練習試合)確認
今シーズンの各チームキャンプ・トレーニング中の練習試合日程がリリース。
1/17 川崎-鵬翔高(宮崎)「12:0」
1/18 水戸-作新学院大 「2:0」
1/19 コンサ-長崎
1/20 川崎-宮崎産経大 富山-水橋高 甲府-清水桜が丘高
福岡-福岡U18 横浜FC-ダナンベトナム 愛媛-松山大
1/21 水戸-東京国際大 栃木-栃木ユース 北九州-九州選抜
湘南-福島 徳島-未定
1/22 FC東京-長崎 京都-京都U18
1/23 鹿島-デゲバジャーロ宮崎 柏-鹿屋体育大 浦和-沖縄S
V
1/24 磐田-ヴィアティン三重 東京V-未定
1/25 鹿島-金沢 甲府-静岡大
1/27 東京V-桐蔭横浜大 大分-日本文理大 栃木-作新学院大
清水-東海選抜 京都-阪南大 富山-金沢星稜大
鹿島-徳島 コンサ-浦和 FC東京-バヤンカライドネシア
山形-未定 町田-未定
1/28 福島-いわき
1/30 新潟-高知大
1/31 大分-未定
2/02 新潟-未定
2/03 鹿島-水戸
2/04 千葉-柏
2/05 鳥栖-未定
2/06 新潟-光州FC(韓国)
2/08 新潟-石家庄永昌(中国)
2/09 コンサ-コロンバスクルーアメリカ(Pacifick Rim Cup)
2/10 〔 川崎-C大阪 富士ゼロックスカップ 〕
新潟-未定
2/11 コンサ-未定(PRC決勝戦若しくは3位決定戦のため、対戦相手未定)
2/18 山口-広島
現時点でのリリース全練習試合を記載してみましたが、
コンサは非常に特徴的なポイントがありますね。
○TG数4試合で、鹿島と並びダントツ1位数。
2試合;川崎・長崎・FC東京・柏・浦和
1試合;湘南・磐田・清水・鳥栖・広島
で、コンサ・ミシャ監督は実戦試合でテスト方針
○コンサ試合相手は、J2試合ともにJ1チーム、残る2試合も、アメリカ有力チームで、ハイレベルチームとの練習試合方針。
この通り、練習試合相手チームは、戦力での格下相手ではありません。同等か格上相手となり、ハードな実戦テスト相手です。
ハードキャンプ・トレーニングのテストは、実戦テスト、それも有力戦力相手の「ハードテスト」との方針てす。ミシャの意気込み・性根を垣間見る部分ですね。
2018年01月16日
第1次キャンプ最終日まで17日間オフ返上のハードキャンプ、本格化です。
一瞬毎のトレニーングは、選手に浸透し一気に「頭とプレイ」を変革させていきます。 トレーニングには、何気ないトレーニングはあり得ません。全トレーニングには、目的と達成想定があり、選手の取り組み如何で、「何気ないは意義あるへ一変」します。現在のコンサ選手は、全員、そんな取り組みへの姿勢と実践意思を強烈レベルまで上昇させており、ハードトレーニングも、喜んで・進んで実践します。最適なトレーニングメニュー・内容で、多数項目で、大変革が進行中ですね。
そんな中、本ブログでは、G大阪・神戸の2チームを除く16チームで戦力構築はほぼ完了し、キャンプ予定不明だった「湘南・清水」も短期間キャンプ実施をリリースし、移籍市場での戦力アップ・整備競争の結果が見えて来ました。
そこで、オフシーズン戦力構築の評価を確認してみます。
1.2018シーズン補強チーム別評価
サッカーコラム評点を基に記載します。
【評価・・A+・A-・B+・B-・C+・D+の6段階】
チーム ポイント
【A+】4チーム
◎コンサ・・急成長選手(福森・ソンユン・チャナ・ジェイ)があった躍進チームの懸念の「主力流失」はゼロで、新加入5選手(菅野・白井・駒井・三好・宮吉)は全員高バリューの有名選手て、実戦起用で活躍必至、監督ミシャと共に、補強評価は「勝ち組」の高評価。
◎柏 ・・昨年J1上位6強の中で「最積極補強」成功。主力流失(オリヴェイラ・武富・大津・輪湖・小林祐)も、24歳前後の有望選手(江坂・瀬川・亀川・パクジョンス)に置き換わり魅力的陣容。堅実ながら将来を見据えた効果的補強。
◎川崎 ・・S級新加入(大久保・斉藤学)により「タレント力ではリーグ随一」となり、主力の流失は無く、また、修行のレンタル(コンサ三好・仙台板倉)も5輪選手の育成で将来を見越したクラブ運営として高評価。
◎広島 ・・15位降格寸前を巻き返す補強は成功の「補強勝ち組」。J2急成長渡・馬渡(いずれも徳島)とタイエースティラーシンの獲得、最優先補強課題SBに和田拓、レンタル先の主力活躍の川辺・吉野のレンタルバックと着実に成果を上げ特にFWの充実が大。
【A-】2チーム
○浦和 ・・ピンポイント補強成功。課題「突破力あるSH」「高さのあるCB」で、S級マルティノス・将来の日本代表レギュラー候補岩波獲得。中盤、自分で仕掛けるタイプ選手(高木俊・矢島・駒井・梅崎)を一挙に減少、代替武富・山田直の活躍次第で、トータルすれば充実補強。
○C大阪・・流失話の主力は残留(杉本・柿谷・ソウザ)し、流失ゼロ。新加入S級ヤンドンヒョン、高木俊・田中亜・山村の途中投入はプラス。課題「軸になれる日本人CB」は持ち越しで、質・量で見劣りがマイナス。
【B+】3チーム
△FC東京・・2017代表クラス大量補強で戦力充実。長谷川監督・ウタカ流失代替オリヴェイラと前田・新加入富樫でゴール量産期待。まずまずの補強。
△磐田 ・・6位となった戦力維持で入れ替えは最小数。ピンポイント補強成功。ボランチA級田口・ギメルメ獲得にて弱点補強成功。DF空中戦勝率55.5%の改善は不成功。
△鳥栖 ・・効果的な補強成功。豊田(1年限定のレンタル)・青木が主流失で、豊田は起用が難しい状況で使いどころが無くマイナス微小。堅実・効果的な補強。攻撃枚数は不十分。
【B-】2チーム
▼仙台 ・・主力のレンタル石原・野津田の完全移籍・延長成功。司令塔三田流失が大きいが、J2成長庄司代替獲得で均衡。守備的ポジションのグレードアップ失敗。
▼湘南 ・・充実補強成功。ここ3年間主力流失が続くも、主力残留成功し即戦力獲得成功。ミキッチ・梅崎・小林祐・大野獲得し、WB・ボランチ・CB・GK充実。1トップ+2シャドーが課題。
【C+】3チーム
×鹿島 ・・2017有力選手の大量獲得で戦力充実で、補強消極的。主力流失ゼロ、しかし獲得選手内田・安西・犬飼も現主力の壁で起用限定的で、補強でのチーム刺激には至らず。
×名古屋・・2018補強の目玉総額20億円補強のジョーは大インパクト。チームの中核田口流失の穴は代替獲得長谷川では大不足で穴。J2でも最低レベル守備陣は、有力GK獲得では弱点解消失敗。それ以外の獲得は、「控えだった選手」の補強でトータル不足。
×神戸 ・・A級岩波流失の代替は36歳那須では戦力ダウン、北本・伊野派に渡部のDF陣は全シーズン持続困難。三田獲得はプラスも、獲得ウェリントンのプレーはタレント攻撃陣の中で限定的。
【D+】4チーム
✖✖横浜FM・・攻撃陣両翼斉藤学・マルティノス流失で非常事態。また守備的ポジション流失は限定的に留まり優秀SUBのパクジョンス流失程度、補強課題2018限りで引退の中澤後継者は失敗し、厳しいオフシーズン評価。
✖✖清水・・監督交代で評価大幅ダウン。主力流失DF犬飼のみだが、2017降格争いから脱却の補強は失敗。「降格候補」
✖✖G大阪・・柿谷強奪は失敗、有力補強はなく、井手口流失はそのまま穴。19歳前後選手に期待するしかないとの補強失敗。
✖✖長崎・・昇格での残留戦力構築のため、大型補強競争を仕掛けるも失敗。長崎出身ベテラン選手獲得はあるも、攻守の効果的補強は不成功。「降格の筆頭候補」
こんな補強評価でした。 ご参考に。
2.現時点2018シーズン順位予想
補強競争も峠を越えましたね。
各チームキャンプインなどトレーニングスタートとなり、キャンプ等成果での大幅変化チームはあり得ますが、現時点での「2018シーズン順位予想」も始まります。
投票型順位予想では以下の様な予想がありましたので、記載してみます。
あくまで、補強評価を基にした予想ですので、一参考程度に。
1位 鹿島 ・・2017シーズン大型・最強補強をそのまま維持した戦力評価
2位 川崎 ・・2強で、今期強力補強のプラス効果
3位 C大阪・・主力残留評価。ACL出場負担懸念
4位 浦和 ・・課題補強成功プラス効果
5位 柏 ・・ACL出場の負担がハンデ
6位 磐田 ・・田口プラス効果大きい
7位 横浜FM・・主力流出評価
8位 G大阪・・補強失敗
9位 神戸 10位 名古屋 11位 鳥栖 12位 札幌 13位 FC東京
14位 広島 15位 仙台 16位 湘南 17位 清水 18位 長崎
だそうです。
外部からの視点での「コンサ12位予想」は2017シーズンの圧倒的降格候補から、大幅ランクアップするも、キャンプ成果での大幅変化チームの代表格を目指し、元々補強効果もあり、トータル大幅躍進を狙うものですね。
ここからです!!
2018年01月15日
いよいよ、ミシャによる直接チーム変革キャンプがスタートです。
初日の「キャンプの入り方」に注目していましたが、
その内容を、本ブログ内容とします。
コンサは本日沖縄キャンプ地に移動。
しかし、予想通り、初日から「濃厚内容」からキャンプスタートとなりました。
17時に到着後、休憩無しで初日トレーニングを1時間超実施でした。
そして、ミシャチーム指導の第一項目は、
「パス」トレーニングを「ランニングパス」と「6:2ボール回し」
目的が、【動き出しのタイミングのイメージ理解・共通化・統一】
これは、パスの改善・変革については、「パス受け手」が中心となり、
≪パス受け手≫の最重要ポイントが、
パス受け位置への動き出しのタイミングにあり、
・遅過ぎる動き出しは、安全(勝人を受け難い)なパス先にならず、
・プレイ予測=パス予想位置への素早い移動の「速いタイミング」こそが、
適正タイミングである、
との認識の全体理解・徹底・トレーニングでの確認を第一順位に取り組んだのですね。
このキャンプのメインテーマが「パスサッカー戦術」習得ですので、「動き出しの質=タイミングとポジション・動き方」は初日~終盤まで一貫したテーマとなる、との宣言、という事です。
選手の理解浸透は、たった1時間超の時間だけではバラツキがあるかもしれませんが、そんなバラつく「甘い取り組み・認識」の選手は皆無であると、思いたいですね。
ミシャは、全選手を、微笑みと温かい人間性の姿の奥では、一瞬も一挙手一投足を見逃さない心眼で厳正に評価します。
そして、一番嫌いな選手が「真剣に全力でやらない選手」で、一度その評価とされた選手は、一切起用候補から外します。ただ、人間の強さと共に、弱さにも理解がある監督ですので、たった一回・一瞬では烙印とはなりませんが、そう多数回の許容範囲ではありません。一瞬の失敗の有無よりも、その失敗を解消・改善しようとする姿勢と内容を評価する監督ですので。トライ・アンド・エラーの中で成長する選手を応援・評価する姿勢です。
これからのキャンプでは、選手全員、
積極果敢にトライし、どんどん習得し監督期待レベル越え選手が多数との成果を期待しましょう。
初日のたった1時間のトレーニングでしたが、最重要課題へ取り組み開始で、チーム変革は確実・着実にスタートしました。
2018年01月15日
本日のテーマは、各チームのキャンプ内容の点検です。
キャンプ内容の確認から、各チームのキャンプ・トレーニング方針が見えて来るのでは。
各チーム日程・内容を確認です。
1.キャンプインスタート順
1位 柏 1/11~13日間
2位 川崎 1/13~8日間
長崎 1/13~10日間
4位 浦和 1/14~27日間
FC東京 1/14~9日間
6位 鹿島 1/15~14日間
仙台 1/15~26日間
コンサ 1/15~27日間
鳥栖 1/15~23日間
・・・
12位 G大阪 1/22~18日間
13位 神戸 1/23~13日間
14位 名古屋 1/24~8日間
15位 磐田 1/26~18日間
16位 広島 1/27~20日間
キャンプ予定 なし? 湘南・清水
全チームシーズン開幕日はほぼ一致し2/24(1試合2/23)の筈なのに、キャンプイン・スタート日にこれだけの相違があります。
当然、現練習場にて、キャンプインまでのトレーニング実施となりますが、
今シーズンのコンサの様に、標準日程パターンでは、
○現練習場トレーニング
⇓ ・・キャンプの事前準備でフィジカル・戦術等ヘッドトレーニング
●キャンプ
・・気候が好フィジカル環境の中、ハードトレーニング
となりますが、
このパターンではないチームが多数となっています。
しかし、気候の低環境の中でのハードトレーニングは、トレーニング進展・成果の遅延と故障・フィジカル低調との結果になり兼ねません。
そのツケによりトレーニング不足・低成果となるチームが出てきそうです。
また、コンサと12位G大阪以下チームとの開始時期差は、1週間~2週間となり、その期間は大きなアドバンテージに出来そうです。
W杯によるシーズン前倒しの変化に対応せず、2017シーズンと日程を変えないチームが現実となる事は驚きですね。
2.キャンプ期間
長い順に記載します。
1位 27日 浦和・コンサ;熊本で期間延長しますね。
3位 26日 仙台
4位 23日 鳥栖
5位 20日 広島
・・・
11位 13日 柏・神戸
13位 10日 長崎
14位 9日 FC東京
15位 8日 川崎・名古屋
キャンプなし?湘南・清水
このキャンプ期間の極端な長短・無は、どう考えたら良いのでしょう。
間違いなく、キャンプ期間の長短は、
キャンプ課題の大小・難易・浅深、到達度の高低に直結します。
長いキャンプの長所は、多数挙がりますが、
短所・欠点は、選手の精神的負担と経費程度しか無く、ほとんど考慮不要。
しかし、短いキャンプの長所は、経費軽減以外全く無く、
短所・欠点だらけです。
≪真にハードトレーニングでのチーム戦力向上を目指す≫のかが
チームとして問われ・証明される内容だと捉えられます。
本当に、驚きですが、
他チームのレベルの低さを、実感してしまいます。
「チーム力の差」の重要な一面・ひとつなのですね。
2018年01月13日
本ブログのテーマは、「他J1チーム戦力構築」です。
2018-1月も第2週が終了するも、チームの戦力構築現況に特徴が現れ始めました。この時点で、確認してみます。
1.戦力構築進展状況
3分された状況です。1/13現在、
①完了=キャンプ・トレーニングへ移行段階チーム〔10チーム〕
コンサ・仙台・鹿島・浦和・柏・FC東京・川崎・横浜FM・清水・広島
②一部更改未確定〔5チーム〕
C大阪・鳥栖・湘南・名古屋・長崎
③多数更改未確定・交渉〔3チーム〕
磐田・G大阪・神戸
との現況で、2017シーズン対比で、①②チーム数が急増し、1月2週目時点で戦力構築を完了し、いち早い、キャンプイン・トレーニング体制とするものです。
これは、シーズン開幕の大幅前倒し日程から、当然の方向性で、この前倒し日程方針は、キャンプ・トレーニング内容にそのまま反映し、
2018シーズンは、キャンプスタート日時は前年同様でも、
内容・質は激変し、キャンプ初日より「ハイペース」での進行日程が必至で、
コンサでも、
1月末第一次キャンプ終了時点で、チーム完成到達目標<80%越え>が必至ですね。
正に、1/28浦和TGはその完成度テストとなるもので、そこでの、起用選手が、スタメン第一候補となるものという事です。
1/16~1/28のたった13日間で、ミシャ監督のサッカー思想・戦術を学習・理解・練習反復で実践にまで到達です。選手自身の本質・サッカー魂を問われるハードトレーニングでしか、達成出来ないものですね。
全選手が、あらためて「自己そのものを問い直され、くらい付いて、最終までやり通す」試練のキャンプとなります。 そこでの劣後=起用可能性ダウン、そのものとなる訳です。
第二次キャンプの2/3~2/11の9日間は、「チーム完成・仕上げトレーニング」で、第一次キャンプのチーム・全選手の到達評価を基に、第一次候補選手群に、肉薄し飛び込んで来る選手をピックアップし、起用選手群を拡大・増加させる点と、戦術達成度の上昇の2つの課題キャンプとなります。
再度、リーグ全体に視点を戻すと、
問題は、③チームで、チームの取組態勢の出遅れ・不徹底が現状結果となっているとすれば、J1リーグ全体のスケジュールに出遅れとなり、結果、トレーニング・調整不足でのシーズン・インにより、スタート期の劣後となり兼ねません。
2.チーム別戦力構築ポイント
①②チームを中心に現在値を記載します。(故障-故、育成層-育、外国-外)
・コンサ 31=既存25(故2・育1)加入6(J1-3・J2-3)退△8
・仙台 27=既存21(故1・育1)加入6(J1-3・J2-1・J3-1・外1)退△8
・鹿島 31=既存26(故1) 加入5(J1-1・J2-1・外1・育2)退△2
・浦和 27=既存21(育1) 加入6(J1-4・育2)退△7
・柏 30=既存22(故1・育3)加入8(J1-5・J2-1・外1・育1)退△7
・FC東京 35=既存31(故1・育2)加入4(J1-3・育1)退△6
・川崎 31=既存26(育2) 加入5(J1-4・故1・J2-1)退△7
・横浜FM 30=既存24(育3) 加入6(J1-1・J2-2・外1・育2)退△5
・清水 34=既存27(故1・育4)加入7(J1-1・J2-1・J3-1・外1・育2)退7
・C大阪未735=既存25(故1) 加入10(J1-1・J2-1・外3・育5)退△6
・広島 28=既存20(育1) 加入8(J1-2・J2-3・外1・育2)退△9
・鳥栖未1 25=既存22 加入3(J2-2・外育1)退△2
・湘南未1 31=既存22(育3) 加入9(J1-4・J2-1・外1・育3)退△10
・名古屋未125=既存22(故2・育2)加入3(J1-2・外国1)退△7
・長崎未1 32=既存22(故2) 加入10(J1-5・J2-1・外1・育3)退△9
以上が現在値です。
30名以上チーム 10 30名未満チーム5
しかし、故障者と育成加入を除く実働者では、
31名 FC東京
29名 C大阪(未7)
28名 コンサ・鹿島・川崎
27名 清水・長崎(未1)
25名 仙台・柏・横浜FM・広島・湘南(未1)
24名 浦和・鳥栖(未1)
21名 名古屋
となります。 コンサは、他チーム比では比較的多い保有数ですね。
J1シーズンを乗り切るための必要数が幾つかは、色々議論がある所ですが、
「最低スタメン11名✕2倍+故障等予備数5名=27名」程度は、
リーグ戦とカップ戦とが重複する「連戦期間」対応で、「Jリーグ規定」の「ベストメンバー」原則からは、2チーム編成のメンバーが必要です。
しかし、その「27名」を充足するチームは、現在は7チームに留まり、シーズン途中での激繁期での「フィジカル低下」の主因となりそうです。
コンサは、充足した保有数の中で、試合起用への選手間競争も維持出来る状態で、シーズンを乗り切れる戦力構築となっています。
25名以下の8チームは、シーズンの中のやり繰りが難しそうですね。
途中で、新加入選手も想定したシーズン展開でしょう。
しかし、特に、名古屋の戦力の希薄さは早々に露呈しそうです。
また、加入選手分析では、この15チーム全体で、
J1より加入 36名 平均2.5名
J2 17名 1.2名
J3 2名 0.1名
外国 13名 0.9名
育成層 24名 1.7名
合計 92名 6.5名 となり、
J1と外国から即戦力、
J2・3から成長選手、
チーム育成のため育成層、となっています。
コンサでは、J1より即戦力選手3名、J2より急成長選手2名と即戦力選手1名の加入となったものです。
3.昨日のキックオフイベントでも、注目・中心は「ミシャ監督」。
全選手・チームスタッフ、そしてサポーターは、その一挙手一投足、一言一言に集中し「全て聞き漏らさず把握する」との姿勢で一杯でした。
こんなに、全チームが、一体になって集中した事はなかなか無い事でした。
この事を始めとして、既に劇的変化の連続です。
実は、ミシャ本人も、チームに来たその瞬間、いや、その前から、劇的に前向きな・前進的な変化の感触を感じた事は無く、初めての体験なのではないかと思います。
「監督は使い捨てだ!」とのチームだらけで、監督の意向・計画・方法論を一貫出来る環境=チームは、そうは無く、コンサこそが無二の、唯一のものだつたのではないでしょうか。
つまり、「やっと念願が叶えられそうなチームに到達した!!」との手応えの様に見えます。
ミシャは、今、
チームを愛し、その周りの人々を愛し、札幌を愛し、北海道を愛し、日本を愛する事を夢見ています。
しかし、サッカーは「厳粛、激しく厳しくタフな練習」の中からしか、産まれないと、「5日間のハードトレーニング」その後の「実戦」の日常サイクルの話の中で、熱く語りかけました。選手とスタッフに、そして、それに声援を贈ってほしいサポーターに向けて。
しかし、今までの「甘さ・温もり」は一掃されますが、より大きく・意義深い「熱い想い・確かな自信・真のプレイ」が待っていますね。
新コンサの出発が始まりました。
2018年01月11日
本日より、~進化~シリーズは、次段階に進行したいと思います。
前シリーズ~進化~2018シーズンに向けては、新監督ミシャの登場、全戦力編成の完了となる2018シーズン契約選手・スタッフのチームリリースで完了です。
現在は次段階となり【 2018シーズンが開始 】されました。
【シーズンイン】です!!
ここからの、
自主トレ~キャンプイン~第一節試合・開幕日までの「準備期間」こそが、2018シーズンのスタートを決定づけるもので、シーズンの初動と準備そのものですね。
シーズンインとなったこの時点から、本ブログシリーズも、
「~進化~ ミシャによる進化 シリーズ」に突入したいと思います。
シリーズ第一回目は、「~①キャンプインまでの準備」がテーマ です。
では、
1.ミシャの狙いと活動
多くの方がご存知の通り、ミシャの性格は、硬軟の両面が有名ですね。
・一つは、サッカー外の日常生活では、人懐っこく・温和で・冗談や時にはいたずら好きのお茶目で、サービス精神満載で、また、選手個々の相談などにも、適切で暖かく懇切丁寧なお世話焼きで、誰もがとりこになる性格です。選手やチームスタッフが、真っ先に「やられて大ファン」になってしまうもので、もう既にその兆しや対応が始まっている様です。
・ところが、練習・実戦開始の瞬間、その優しげな性格は一変し、「サッカーの鬼」の代名詞ともなる、厳しく・全く妥協せず・目標や課題が出来るまで徹底と追及を辞めない強烈監督となります。普段とのあまりもの激変に、慣れない・認識不足の選手はビビりあがるもので、広島・浦和で現実となりました。これは「コンサ」でも、このスタイルしかないため、きっと現実化されますね。しかし、このサッカーに対する姿勢・実践は、その高潔さ・尊敬にまで到達し、多数の選手が、その「サッカー姿勢・認識」を変革し、厳しく・激しい練習や実戦の中、真のサッカー魂・サッカーの面白さ・サッカーの愉しさに感動し、「多くの選手の意識変革」が起きます。当然、妥協無い「課題・目標の改善・解決」追及の反復は、「多くの選手のプレイ変革」を実現するものです。
この様に、硬軟両面の性格は、「サッカー選手・スタッフの人間」としての両面に見えて来ます。
つまり、
「サッカーは厳粛に一切の甘えを排し追及徹底し、
その基となる人間性はだからこそ、豊かで大きな人格者」となるとの思想こそが、サッカー選手・スタッフの望む人生の姿、として、多くの憧れの的となるもの、と思います。
ミシャは、やはり、恩師オシムの弟子なんですね。
選手は、既にミシャと接触し、いち早く、当面の考え方や課題を聞き出そうとした選手も出始めています。それだけ、厳しく・甘さを排したキャンプに劣後せず、いち早く、監督ミシャの求めるプレーの実現獲得に着手出来る準備に注目し、自主トレに取り組み始めています。
ミシャの狙いは、
(1)全選手で
a.意識・認識・ハートの頭・ハート
b.フィジカル・テクニックの身体 の両面で、自主トレにて準備する。
(2)その準備のレベル・内容を
キャンプで評価し、その選手の「サッカーへの姿勢・意識」を確認する。
との両面だと推察します。
明白なのは
【ミシャは、第一にサッカー闘争心・集中心の低い選手は実戦起用しない、が絶対条件】で、どんなに優れたテクニシャンでも、試合起用への最低条件という事です。そして、キャンプ期間・準備中の、最大の関心事が「ハートの強さの順番」です。
2.選手の準備
上記の内容は、選手では当然、認識・理解しているもので、
そのための「シーズンオフ期間中の準備量・内容」に自信がかなり乏しく、
大変な不安と、
厳しいキャンプの中の頑張りで、大きな成長となるとの期待とに、
ハラハラドキドキでしょうね。
恐らく、ほとんどの選手が、今までに無かったレベルの「厳しいキャンプ」認識でしょう。小野・稲本クラスでも...。
しかし、今、キャンプを皮切りとした、2018シーズン、その後に続く次年以降の数シーズンで、チーム大飛躍とその中での各選手自身の大活躍を、大きく夢見ている瞬間です。残るキャンプインまで期間での「個別の準備累積」に励む姿に大きく声援を贈りましょう。
この様に、キャンプイン前~キャンプ~も、別次元・別世界のシーズンがスタートしています。そんな凄い事が実現している、大したものです。
一挙手一投足に目を凝らし、その一つ一つにしっかりと声援・エールをお贈り、サポーターも一緒に、全コンサで2018シーズンを進め、味わい、歓喜していきましょう!!
3.別件 ~三好康児~
本日のAFCU23パレスチナ戦に、三好がスタメン~80分まで出場。
右SH(シャドー)で起用され、全体システムは、監督森保一から、広島型の「3-4-2-1」でコンサシステムと同型。
結論は、フィジカル・テクニック・ヘッドワークともに、シャドーでは、殆ど機能せずでした。唯一の○プレイが、前線へのつなぎ(パス)プレーで、低身長でボール奪取が多発するかと想定するも、相手チェック前にパスしボール奪取される事は、意外に無かったものでした。
しかし、相手DF裏やスペースへの飛出しは全く無く、スピード・テクニック・強靭なフィジカルも無く、シャドーポジションは機能限定。
サイドポジションの適性では、
激しい上下動、クロスパス、逆サイド攻撃でのラストクローザーの局面は全く発生せず、適否判断は困難でした。
ただ、事前の期待からは、かなり低下した第一印象となりましたが、次戦タイ戦・次次戦北朝鮮戦で、再度確認してみたいと思います。
2018年01月08日
本ブログシリーズ「~進化~2018シーズンへの展望」は、
契約更改完了=保有選手確定と選手自主トレ期間となり、その後の新監督ミシャの登場を契機とするキャンプイン展開を待つものです。
今回は、ちょっと「番外編」です。
前回ブログで記載の通り、
新規獲得による戦力アップ構築は完了かと思いきや、広島の「隠れる至宝-FW宮吉」を遂に獲得。宮吉の獲得は、ここ何年かかの獲得目標成就です。
コンサの新選手獲得交渉は、
三上GM手法とも呼べる(?)一貫方針により展開していると思われます。
基本方針は
①将来のチーム中核となる潜在力を持つ若手や有力選手を獲得対象とし、複数年かけて獲得を図るもの、
②急転する優秀選手の契約状況の中、即効力となる中軸選手をタイムリーに獲得を図る、との2パターンです。
この方針はどのチームも同様ですが、特に①の複数年を賭けてのアプローチは、可能な様で実際はそんな余裕が無く、結局②に集中・依存するチームが多いんですね。
現存移籍中核選手を①と②で分類すると、
①ソンユン・福森・石川・三好・白井・チャナティップ・駒井(?)・ミシャ・宮吉
②小野・稲本・都倉・兵藤・横山・菊地・早坂・河合・ジェイ・ヘイス・ジュリーニョ
という所で、
①は数的には少ないですが、石川以外は若手成長株で、現在~将来の選手群です。石川の様な元コンサ選手の中の有力選手は、継続ウォッチ選手として、選手状況次第で、獲得交渉開始となります。
2018シーズンは、監督・指導者ミシャ・三好・駒井、そして宮吉の成功となったものです。
着実に上昇している【 選手獲得力も最重要J1チーム力 】です。
元々、三上GM流は、資金力の乏しいコンサ現状の産物でしたが、結果的に確実な上昇となりました。
新監督ミシャ流による「戦術・育成」は、「獲得選手」もより明確にブラッシュアップされ、三上GM流は益々洗練されますね。
戦力レベルに未到達の選手は、逸早い契約非更新により次チームへのチャレンジの第一次非更新確定に続き、育成層等のレンタル(レンタル先での育成効果期待)に局面が変化し、ほぼそれも収束に近づき、契約交渉完了を待つ状態となり、選手保有構成は完成形の様ですね。(J1残留のみの成果で、契約条件アップは、そんなに甘くないですよ、という所でしょうが、それ以前シーズンからの、累積評価損選手もいそうで、この機会に適正化との交渉が多いのではないかと推察します。契約決裂までには至らない偶にはしっかり交渉、とのレベルではないかと楽観しています?!)
ここで、保有選手を確認しておきましょう。2種登録除く。=レベル低下
〔ポジション必要選手数○印・ポジション・保有数・名前〕
①GK 3名 ソンユン・菅野=阿波加
③DF 8名 横山・菊地・福森・石川・進藤・河合=ミンテ・濱
②DH 5名 兵藤・宮澤・稲本・荒野=深井
①LWG4名 三好・白井=(石川)・菅・(ジュリーニョ)・田中
①RWG2名 駒井・(白井)=早坂・(ミンテ)・(荒野)
②SH 7名 都倉・ヘイス・チャナティップ・ジュリーニョ・小野・(宮吉)=内村・(菅)・藤村
①CF 2名 ジェイ・(都倉)・宮吉・(ヘイス)
計31名 22名=9名 (外国籍5名・提携国1名・育成7名)
育成選手数は、2017シーズン8名から▲1名の7名が生き残り、3名レンタル(他チームで育成)。激しい選手間競争の中で、期待は、深井・菅・進藤・荒野・阿波加の急成長・スタメン登用ですね。また、大きな成長を期せるのが、ソンユン・福森・菊地・ミンテ・白井・ヘイス・チャナティップ・宮吉、そして都倉とジェイで、それ以外選手も、2017パフォーマンスを越えるものとなりますね。
あらためて確認しても、ポジション毎に「穴や弱点も消失」しています。
チーム全体として、新監督ミシャ流で大きく開花する選手が多数となり、十分な戦力・体制・状況とのミシャコメントも頷けるところですね。
2018年01月05日
昨日「パスサッカー戦術」考察の延長線で、各種の「成功率」の点検したいと思います。今後のキャンプ、TG、シーズンインの中、勝負やベクトルの指針として各種「成功率」がポイントとなる事でしょう。
その前に、ちょっと寄り道ですが、
2018シーズン前「戦力構築」で、新規加入交渉はほぼ完了との、社長コメントで、新規加入は、駒井・三好のレンタル加入と白井の完全移籍確定に、菅野の確定待ちとの内容。また、契約更改未定選手(田中・進藤・深井・宮澤・早坂・荒野・内村・金園・菅;2種登録は除く・複数年契約選手は交渉外ですが不明のため含む)の9選手(?)も、契約更新済選手も、現在なお、他チームよりの移籍打診の発生により、レンタル・完全移籍・契約更改失敗の可能性はあるも、現在の所は、特段の他チームオファーも無い様で、未更改選手の納得・我慢の了解で、現状の構成で完了との見通しです。
「もう完成形・ビツグネームは採ら(れ)ない」との社長コメント方針は、
現状資金力から逸脱となる選手の獲得による経営リスクの道は選択しない、との大方針と伴に、
新名将指導者により既存選手の能力急上昇の見込み・見通しに自信を持っているとの大きな期待と予測によるもの。
今シーズンは、その2つの理念・想いの成否を証明するステップに成ります。
では、本題テーマに。
1.重要な成功率は。
〔攻守〕
①パス成功率
・パストラップ成功率
・ロングフィード成功率
・クロスパス成功率
・スルーパス、ショートパス成功率
・セツトプレー成功率
〔攻撃〕
②シュート成功率
・決定率
・空中戦成功率
・枠内シュート率
③ドリブル成功率
〔守備〕
④ボール奪取成功率
・パスカット成功率
・スライディング成功率
・チャージ成功率
・空中戦クリア率
⑤セーブ成功率 と分類されます。
2.「成功率」のポイント
成功率は、自陣サイドからの視点で、相手陣サイドからは失敗率がポイントとなります。つまり、「不成功=失敗」による局面を正確に把握する事が重要という点で、本ブログで「テーマ」とした理由です。
項目毎に確認してみましょう。
①パス成功率は「100%」が到達目標です。
と言うのは、
「パス失敗=ボールロスト=敵へボールを渡す」そのもので、
自陣のパスプレイミスにより、敵へ攻撃局面を与え、進行させるため。
ここから、成功率の低いパスの是非が問題テーマとなります。
例えば、準備万全の相手陣形への放り込みは、パスでは無く、相手へのボール配布にしかならないので?との疑問が出て来ます。実際、相手陣形内のパスターゲットへのフィード・パスは、通れば大チャンスとなり得るかもしれませんが、実際は、攻撃チャンスの放棄となるバクチパスという事が圧倒的に多いのが現実です。しかし、多くのチームでは、標準的プレーで、コンサでも、ジェイや都倉へのポストプレーは多々発生するものです。確かに、相手陣形の高さや強靭さに弱点がある、ターゲットの高さやパスレスポンス能力の高さ等で、状況次第では、「投機・バクチパス」から「成功率50%以上パス」まで改善し、大チャンス局面を複数作れ、得点獲得も有り得ます。しかし、多くのチームの守備陣では、そんな状況は許さず、やはり、「投機・バクチパス」が多発してしまいそうです。
コンサの新戦術となる「パスサッカー戦術」では、
「成功率の低いパスは禁止」が原則となります。目的は、連続パスによる「局面・相手陣打開」ではありますが、その方法が「ミスしない連続パス」であり、パスターゲット複数・多数化で、相手マーク・予想を希薄化し、安全なパスターゲットの選択・実施にて、連続パス交換により「ボールに走らせ」、敵プレイヤーを翻弄し、マークのギャップ・エリアカバー不足を作り、その作り出したポジションへの安全パスにより、大チャンス・得点機とするものです。
コンサは、この戦術実践のため、現在のパス成功率50%を「70%後半~80%台以上」まで上昇させる事が大課題となる訳です。選手の大意識変革が必要となりますね。
②シュート成功率
新監督戦術では、①の通り「多数連続パスの成功」との多大な手数の上で、シュート機となります。「パスサッカー戦術」が成功するとシュート機は多くなりますが、シーズン当初等、戦術実践度が未成熟・不完全の場合は、手数の多さは変わらずに、「数少ないシュート機会数」となるもので、「少ないシュート数で、複数得点獲得」が必須状況が予想されます。
そのキーポイントが、「シュート成功率・決定率」となります。
チーム全体の決定率というより、前線選手の決定率の問題です。
前線選手の起用条件は「決定率20%以上」が必須。
ジェイ・ヘイス・ジュリーニョは超過していますが、2017チーム最大シュート数の都倉の「11%」、チャナティップの「0%」は大問題で、キャンプ中期限の改善課題です。
「シュート失敗」=「攻撃機会喪失」=「高決定率能力選手のみシュート権がある」との厳粛な事実が全てです。「決定率の伴わないシュート数」は、「攻撃喪失数」の意味しかないからです。しかし、現実は、「枠外シュート」をバンバン飛ばして満足している選手・監督コーチだらけで、この甘い認識・感覚が、Jリーグの得点不足解消困難の主因ですね。
③ドリブル成功率
これも、ドリブル失敗=ボールロスト=攻撃機会を喪失=攻撃機会を相手へ渡す、となります。「パスサッカー戦術」では、「ボールロストしないパス交換」とのコンセプトとは逆行し兼ねない「低レベルドリブルは禁止」です。
これは、敵プレイヤーを振り切る「スピード・テクニック」の選手のみが許されるプレイとなります。普通のプレイヤーが、ドリブルし、失敗からボールロストは禁止という事です。
④ボール奪取成功率・⑤セーブ成功率
共に、守備項目数値で、成功率は
・相手攻撃阻止での失点防御成功
・攻守切り換えでの攻撃転換局面の増加・創出 を意味します。
逆に、失敗率は、相手攻撃阻止失敗=失点防御失敗=失点数増加となるもの。
しかし、この守備項目は、該当プレイヤーでの「本来ディフェンスプレー」を発揮のレベル数値で、「パスサッカー戦術」・新監督戦術による特定プレイヤー限定はありません。
以上の通り、各種「成功率」に内在するポイントが多々あり、そのポイントは、今後の戦術展開でのキーポイントとなるものでした。
今後、これらの「成功率」数値に注目です。
2018年01月04日
皆様、明けましておめでとうございます。
清々しいコンサ飛躍の新年が、明るく開けました。
昨年のコンサの新年は、J1への挑戦年のため、期待以上に、大きな不安や懸念で開けた事を思い返しますが、昨シーズンの着実な成長と成果を手にした今年の幕開けは、確かな自信=確信=と、果敢なシーズン展開への期待を、静かに、しかし燃えたぎる想い=闘志=だった方が多かったでしょう!!
先ず、各種リリースでの、今シーズン予想では、降格候補の烙印は全く無くなりました。逆に、リーグの台風の目、との活躍予想が多々発表されていますね。これは、チーム外からの「客観的視点」では、チーム戦力が急上昇し、J1リーグレベルに到達が適正評価という事を意味しています。
また、2017-2018シーズン契約更改・移籍交渉でも、既に「J1リーグ戦力を保有」し、名将ミシャ監督の獲得成功で、更に「戦力急上昇」を見込める事から、唯一の要獲得ポジションの「SB・WG」に優秀選手を、GKにもJ1クラス選手獲得の「少数獲得」で、新監督戦術に適性の低い選手の「離脱」「レンタル」程度のみとなり、基本戦力はそのまま契約更改・継続となり、選手も契約での安定感と新監督変化・対応への期待・緊張感の新年となりました。
という事で、戦力上昇のためのチーム選手保有構築は一段落で、現在は「新監督・新戦術の習得・習熟」の段階です。
本ブログも、ここまで、〜進化〜 2018シーズンへの展望 シリーズ
①「選手保有戦略 基本戦略の振り返り」
②「選手保有戦略 第2弾上位への戦略」
③「ミシャ監督流~1~」
④「ミシャ監督流~2~」
⑤「ミシャ監督戦術のコンサ導入・定着・消化のためのステップ」①
⑥「ミシャ監督戦術のコンサ導入・定着・消化のためのステップ」②
⑦「戦力上昇戦略」 まで到達していましたね。
2018年の幕開けテーマは、⑧「パスサッカー戦術」の検討です。
1.パスサッカー戦術とは
新監督ミシャ戦術のキーポイントは、幾つかありますが、最大ポイントの一つが「パスサッカー戦術」となります。
サッカーで、「パスは最基本プレイ」でどのチームも重要ポイントの筈ですが、「パスサッカー戦術」となると、
○多パス数 ○高ポゼッション率 の結果が注目ポイントとされ、その数値を目的とする試合展開との弊害まで指摘されますが、
真の目的・狙いを確認したいと思います。
基本内容で失礼致しますが、そのために「パス」自体を少し確認したいと思います。
パスの要素・内容には、
①パスの方向別分類;縦パス・横パス・バックパス
②パスの距離;ショートパス・ロングパス
③パスの構成;パス供給元(出し手)・パスターゲット(受け手)
④パスのテクニック;精度・スピード・球質・受け易さ
⑤パスの狙い・目的(A);攻撃パス(エリア活用・陣形突破・陣形揺さぶり・ギャップ創出) 守備パス(安全位置・エリアへ転換)
⑥パスの狙い・目的(B);攻撃パス(スルーパス・縦パス・フィード・サイドチェンジパス) 守備パス(バックパス・横パス)
との項目・事項がありますね。
では、「パスサッカー戦術」では、そのパスがどうなるのでしょうね。
最大のキーワードが、【連続パス交換】ですね。
つまり、1回のパス交換による「局面変化や打開」ではなく、「連続したパス交換」との「複数選手=複数プレイ」により「局面変化・打開」を図るとの「組織プレイ」が根幹の考え方です。
サッカーの構成としては、
例えば、1プレイヤーの「ナイスパス」で敵陣型に切り込み、そこから受け手であった現ボールホルダーのドリブルやシュートの個人プレイにより、局面を変化・打開させる、つまり、「1プレイ毎に完結」し、その完結局面毎に、次の攻撃策を取り組んでいく方法が基本ですが、
「パスサッカー戦術」では、
前例ですと、受け手は更に他選手へのパス交換に連続させ、その連続を継続する中で、敵陣の突破やチャンス創出を図りだすものとなります。つまり、「1プレイでは無く、複数(パス)プレイの固まりで完結」するものです。
大きな効果・成果、そして狙い・目的は、
(1)相手チェック・ボール奪取プレイの前にパス交換し、「ボール奪取」を回避出来、ボール支配時間が急増する。パスミス以外は「ボール保持」が可能で、敵ボール保持時間の減少=敵攻撃時間の減少に直結する。
相手攻撃時間を奪う事で、守備へ絶大な効果を狙えるものです。
(2)パス交換により、フリーエリアへの即時進出・攻撃、敵陣揺さぶりによるエリアカバー・マンマークのズレ・キャップによるフリーエリア創出・攻撃を展開できる。これは、速攻時は当然、遅攻時になっても、多彩な攻撃方法・手段による攻撃を可能とし、攻撃・得点力を急上昇させるものです。
2.パスサッカー戦術の必要条件(実践ポイント)
パス交換は、出し手(パス供給元)と受け手(パスターゲット)で構成されますが、
パスサッカー戦術では、
①パス供給元(出し手)の「適性」=パス能力を問われますが、
②相対するパスターゲットも大変重要となります。
先ず、
①パス供給元ですが、
パス供給元となるポジションは、
ロングパス;GK・DFライン・ボランチライン⇒攻撃陣
ショートパス;DF・GK⇒ボランチ⇒攻撃陣 となります。
そのため、GKとDF選手には、本来能力+パス能力が求められ、GKでは、ソンユン+高パス能力の菅野獲得となった理由です。DFは、福森・横山・菊地・河合・石川の高パス能力選手が多数おり、浦和の阿部や遠藤役は豊富です。また、ボランチラインでも、兵藤・宮澤・稲本も高パス能力選手で、福森コンバートや、DF陣の本来ポジション復帰もあり得、充分な選手層となっています。荒野のボランチ起用はこの原因で減少しそうですし、中原・前寛(永坂)のレンタルも櫛引の離脱もこの点が主因で、要成長項目という事です。
この点は、ミシャ新監督によるキャンプでのポイント必至です。
②実は、①と同様、否、①以上に重要なのが、パスターゲット(受け手)です。先に結論ですと、「パスサッカー戦術」実現での、コンサ現状での最大不足課題です。当然、ミシャが最大限の強烈指導箇所となるものでしょう。
と言うのは、
パスは、出し手がどんなに優れていても、パス交換成功となりません。
その理由は、パス交換には、
・豊富なパスターゲット数=成功確率の高いターゲットを選択
・パスターゲット先状況=ターゲット先の成功確率
・パスターゲット選手能力=J1レベルは最低条件
が必要で、それが「成功率」を大きく上下するからです。つまり、「パスサッカー戦術」とするためには、絶対条件が「高パス成功率」であり、そのために、「出し手」と同様「受け手」の高レベル化が必要となる訳です。
選手のパストラップ能力は、試合起用可否条件で、J1レベル条件は絶対です。そして、
パスターゲット数とターゲット先状況は、密接に連係し、同一対策の中で対応出来ます。
「パスサッカー戦術」では、
パスターゲットは、前線=FW+2SHの3人だけではありません。サイドのWG・SBも含む【5人】がミシャ特殊戦術です。
そして、攻守切り換え時点=ボール奪取の瞬間、GK・DFラインから5選手にロングフィードが飛んで来ます。当然、敵陣は、帰陣未能状態で、そのままトラップ出来れば、数的優位・大スペース等の大得点機・決定機です。
問題は、その瞬間、ターゲット位置・ポジションに居るか?準備出来るか?のポイントです。 選手構成によっては、5トップは困難で、2~3トップともなり兼ねないが、そのターゲット数を増加出来るかどうかが、キャンプのメインテーマとなります。
同時に、特にサイドのWG・SBは、一転、守攻切り替わり、守備となった瞬間、SBポジションへ全速スプリントで帰陣が求められます。
ターゲット=前線選手の条件を確認しましょう。
(1)決定力、得点力
(2)ゲームメイク力(パス能力)
(3)プレイ予測、予想力
(4)ポジショニング力
(5)運動量とスプリント多回数力
が必要となりますが、
コンサ現戦力は、
(1)決定力・得点力 ;ジェイ・都倉・ヘイス・ジュリーニョ・チャナティップ・小野・兵藤・駒井・三好までが当確ラインで豊富で数は問題なし。決定率のバラツキはあり、特に都倉・チャナティップの改善が重要。
(2)ゲームメイク・パス能力;ジェイ・都倉・ヘイス・ジュリーニョ・チャナティップ・小野・兵藤・駒井・三好・石川は当確で、戦術実践支障はなし。早坂・荒野・菅は実戦起用は厳しそうですね。シーズン内での成長次第。
(3)プレイ予測・予想力、ポジショニングは対で一体。;ジェイ・都倉・ヘイス・ジュリーニョ・チャナティップ・小野・兵藤・石川・駒井・三好までが当確。
(4)運動量・スプリント力;ここが問題です。(1・2・3)は充足しても、ここが大課題で、(3)プレイ予測力による早いポジショニングで補正するしかないでしょう。;都倉・チャナティップ・兵藤しかいなかったため、駒井・三好・白井を獲得し補強した訳です。特に、最大運動量・スプリント数となるサイドは、現有選手は全員当確ラインに至らず、スタメンのため、駒井・三好のR・LWGとバックアップの両サイド可能な白井を獲得し、菅・早坂・石川・ジュリーニョをピンポイントバックアップとする態勢で乗り切る計画ですね。運動量とスプリント力を軸に、新選手のポジションチェンジ発掘もあり得る所で、荒野・ミンテ・進藤辺りが候補ですね。
3.戦術による効果
得点力アップと失点減少の効果と同時に
「パスサッカー戦術」は、「戦術理解力」「プレイ予測力」を中軸に、「考えながら走るサッカー」「運動量とスプリント力」「パス交換力」を上昇し、「ボール支配時間」を延長し「自チームによる試合展開・コントロール」を図り、「見ていても、やっていても愉しいサッカー」により「戦績」も上げるもので、チーム全体、トップから育成層まで一貫した戦術での「個」の育成により、将来にわたる人材輩出チームとするものです。
以上 「パスサッカー戦術」は今後のコンサの中核となりますが、その中での過程と課題につき、少しだけ確認出来たのでは?!と思います。
頑張れ!コンサ!!
プロフィール
中学高校サッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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