2016年12月28日
怒涛の2016も静かにEndとなって来ました。
2016新年は、
外国選手の獲得を初めとした選手強化は、リーグ対比で「貧弱」との評価が多く、社長自身「資金力」通りの「順位決定」の「原則」を再三話題にする位、
クラブ全体「自信不足」からのスタートでした。
しかし、その後のシーズンは皆さんご周知の通り、”嬉しい誤算”となった「夢のようなシーズン」となりました。
直近リーグ間で、鹿島の世界第2位成果から、再三話題とされている「日本のリーグ・サッカー界は、自信不足が問題で、世界との差はかなり以前から縮まっている。その現実を正しく理解していない自信不足に、現在の課題がある」との指摘がありますが、
今シーズンのコンサでは、「自信不足」が、「チャレンジ精神」と「相互連携」・「チームプレー(共通認識と共通プレー)」・「最後まで諦めず・真摯なプレーの連続」を産みだした”原点”だったのではないでしょうか。
J2の長く、過酷で、厳しい「道場」で鍛え抜かれた「クラブ力」は、まだまだ、J1チームの中では、か弱く、か細いものである事は隠しようがありませんが、2017をスタートする際も、あらためて「謙虚な自信不足」を原点に、真摯な努力の連続で始めたいと思います。
2017も、コンサと共に、進化していきたいと思います。
最後に、ブログ表題について。
~進化~ をブログ表題として来ました。
ダーウィン「進化論」では、
「種」が、絶え間なく起きる状況変化の中で、そのままで保存される事は無く、「変化」していく事を「進化」と捉えています。
その「変化」での重要ポイントが、「進歩」とは限らない、つまり、進歩もあれば「退化」もあり、その最終形は「絶滅」ですが、「進化」の一つ、との内容です。
コンサは、2016大きく「進化」しました。「進歩」が殆どでしたが、細かく見ると僅かの「退化」もありました。例えば、試合起用の無い選手は、能力を上げられたでしょうか。「厳しく・成長につながる練習」だけでも、成長=進歩に繋がる筈ですが、社長もしみじみ「選手も人間で、そんなにいつも強く居れる選手ばかりでもない」と話しています。結果、急成長とはならず、移籍等退団選手も出ました。
そして、2017は、「2016よりも、間違いなく厳しい状況と激しい変化が待っています。」
コンサは、今年以上に激しく「変化」=「進化」して行きますね。
「退化」を少なく、多いなる「進歩」を獲得できるよう、一緒にサポートしていく事と、「その結果」を一緒に感受・受け止める事が、我々サポーターの役割ではないでしょうか。
全サポーターの皆さんと共に、クラブ全体の「進化」を支えていきたいと思います。
今年は、有難うございました。拙い内容でしたが、大変感謝しています。
2017は、更に輝く一年を目指していきましょう。
よろしくお願いいたします。
2016年12月25日
2017シーズンは、既に開始されています。
第一弾「戦力獲得戦」ですね。
この闘い、11月後半~1月中旬頃までが「最佳境期」で、Jリーグへの選手登録時期「第1登録期間」2016から推定で、1月6日(金)~3月31日(金)(第2期7/3~7/31?)に向け、現在中盤真っ最中~終盤始期 に当たっています。
来シーズンに直結する戦力獲得戦は、①新規戦力獲得②保有戦力向上に分かれ、「キャンプイン」での②保有戦力向上に先立ち、クラブ総力を掛けた①新規戦力獲得戦ですね。
明日12月26日で、コンサクラブは年末年始休業となり、獲得戦も小休止となります。
ここまでの「戦果」を確認です。
来季コンサドーレの戦力布陣は、
〈A〉契約(25名限度・外国籍とAFC枠含む)+《B》契約+《C》契約+〔2種〕登録+(提携国)枠で、
GK5名〈A3名〉金山・杉山・AFC枠ソンユン・《B①》阿波加・〔2〕前川
DF7名〈A4名〉上原・増川・福森・進藤・《B②》永坂・《C①》濱・〔2〕按田
MF14名〈A13名〉河合・外国枠①ジュリーニョ・深井・宮澤・菊地・前寛・稲本・石井・外国枠②マセード・荒野・中原・小野・新規獲得①外国枠④キムミンテ・(提携)ソングラシン
FW5名〈A4名〉都倉・外国枠③ヘイス・内村・新規獲得②金園・《C②》菅
となりました。
〈A契約〉24名 《B契約》2名 《C契約》2名 〔2種〕2名 (提携国)1名
A契約残枠は「 1名 」ですので、
コンサ新規獲得可能は、「1選手」に限定されました。
これでは、「堀米残留」も困難なチーム選手保有状態でしたね。
報道では、唯一「近藤(千葉)」獲得戦が残っている様ですが、DFかボランチか、究極選択状態ですね。
2016年12月20日
前ブログアップから5日間経過しました。
実は、インフルで外出禁止となりアップが出来ませんでしたが、
その間、鹿島vsレアルの激闘、コンサも含めた、J各チームの獲得本格化が進行し、Jリーグ現況も激しく動く期間でした。
コンサの来季戦力構想は、
「選手固有能力」により大きくチーム戦力アップとなる「J1中位以上レベル能力」を持つ
〇DF1名
・・高さと強靭さの体幹を持ち、対人守備力・ポジショニング能力が高く、攻撃起点フィード力の精密ロングパス力選手
〇ボランチ1名
・・強靭さの体幹力と豊富な運動量とスプリント力を持ち、対人守備力・ボール奪取力が高く、攻撃起点となる高精度・スピードパス供給力のあるパサー型選手
〇前線1名
・・豊富な運動量を持ち、スピードと得点力のあるシャドー
更に、堀米移籍放出でのため追加ポジション発生し、
〇サイド1名
・・豊富な運動量とスプリント力を持ち、ドリブルスピードが速く、高精度で高スピードのクロス・センタリングパス力の選手。 の4選手に変更となりました。
これに併せて、予定していた
〇育成枠選手(A契約到達までの3年間対象)1~2名
〇「提携国枠」1名 が「獲得目標」でした。
契約更新と新規加入交渉の中間段階成果は大きく進展しました。
選手保有枠は、(契約期間は不明で、一応全選手契約更改形式でカウントしておきます。)
1.来季「A契約」選手(25名限度)は、
契約更新 6名 完全移籍(福森)1名 未更新 9名 レンタル(菊地)1名 計17名
「残枠」 8名分
2.来季「B契約」選手(加入4年経過・選手数制限なし・年俸480万以下)
未更新 (阿波加・永坂・中原)3名
3.来季「C契約」選手(加入3年以内・選手数制限なし・年俸480万以下)
2種登録より加入選手登録(菅)1名
4.アジア枠選手(1名限度)
契約更新(ソンユン)1名
5.外国籍枠(来季から登録4名限度に増枠、試合は3名までの限度)
契約更新(ジュリーニョ・マセード・ヘイス)3名
「残枠」 1名分
6.提携国枠(1名限度)
非更新 「残枠」 1名分 でした。
現在、「獲得加入交渉」成果は、
1.「A契約枠」・・「残8枠」
①DF近藤直也(千葉) 「正式オファー」・交渉中・「移籍に前向き」
●MF野津田岳人(広島)「レンタルオファー」=清水加入濃厚・札幌へ断り報道✖
②FW金園英学(仙台)「完全移籍」チーム合意◎
③④⑤⑥⑦⑧ 正式オファー未対応
2.「B契約」3選手
上記「A選手枠」に残枠が発生した場合は、シーズン活躍次第で「A契約」へ変更も想定。
3.「C契約」現在1名
①新加入(昇格) DF浜大耀 計 2名
上記「A契約枠」に残枠発生した場合は、シーズン活躍次第で「A契約」へ変更を想定。
4.新規獲得枠はなく、対象なし。
5.「外国籍枠」・・「残1枠」
①新加入 MFキムミンテ(仙台)「完全移籍」決定契約手続中◎
「残枠 0」となりました。
6.「提携国枠」・・「残1枠」
①新加入 MFソングラシン- 「レンタル契約1.5年決定」◎
「残枠 0」です。
以上の通り、
新規加入「残枠」は、国内選手「A契約枠」8枠のみで、「近藤・金園」分を除くと「6枠=選手」獲得可能です。
今年のコンサの獲得競争は、【国内選手】に完全に絞られています。
※獲得(可能性大)選手では、
①近藤は、コンサの求めるDF能力に合致した適材。
②野津田は、システム変更【3-4-2-1型】も可能となる「3トップの右」の最有力候補で、獲得断念とすると、大変残念ですが、
代替獲得(にしたと思われますが)の「金園」は2トップで強靭・空中戦支配力・得点力を持ち、克つ、都倉以上に強力「前線守備力」=「前線でのボール奪取」がストロングポイントで、システムはこれでほぼ【3-4-1-2型】の2トップに確定したのではないでしょうか。コンサの【堅守・速攻】の発展形として適材ですね。
③キムミンテの問題を、前ブログで指摘しました。要は、コンサは「強い守備力・ボール奪取力」を兼ね備えた「パサー・ゲームメーカー(レジスタ)型」を求めていましたが、定型的な「バランサー型」で弱点は、横・バックパス多発から、攻撃スピード低下で、求めるタイプとは不適合。しかし、DFのストッパーとしては、DF陣の強化にはなり、「ソンユン」への親和性から「両選手共に」相互刺激・援助で、能力拡大の切っ掛けとなり、「ボランチ・DF」陣強化の戦力アップとなりますもの。
しかし、「パサー型ボランチ」は別途必要です。
④ソングラシンは「提携国枠」は宣伝広告用選手かと思いきや、情報量が増える程「これは一番のびっくり逸材」かもしれません。一番合うポジションは「トップ下」で、体格とは反比例の体幹・強靭性と一番の能力は判断スピードの速さを持ち、ドリブルはアジア最上位レベルのテクニシャンで、なにより34試合「タイ代表選手」として活躍し、得点獲得のビックプレイヤーです。システム【3-4-1-2】を主戦術とするなら、「トップ下」が本当にキープレーヤーとなりますが、テクニシャン・万能・フィジカル弱点の「小野」、稼働率・強靭性が弱点の「ヘイス」の現編成に強力な選手構成となりそうです。
ここまでで、
前線・・有力FW 金園
トップ下・・小さなビックプレイヤー ソングラシン
ボランチとストッパー・・真面目・堅実 キムミンテ まで獲得ですね。
あとは
スイーパー(リベロ)・・近藤 は是非確実獲得を願います。攻守の肝ですね!
何度も言いますが、
ボランチ(パサータイプ)も必要で、【堅守・速攻】戦術の決め手である「攻守切り替えスピード」に直結する獲得目標です。
戦術面からみると、
【堅守】のために、菊地・福森獲得に、キムミンテ獲得で補強できましたが、未だ不足。
【速攻】金園・ソングラシン獲得でかなり強化、都倉・内村とブラジル3人衆の2年目の進化プラスで、前線はほぼ完成ですね。ただし、攻守切替ポイントのボランチに穴が空いています。
ちょっと別件ですが、
「堀米」の新潟完全移籍はその後全く進展していませんね。その理由が、獲得交渉から推察できるのではないとかと思えます。実は「津野田」の獲得進展とリンクしている動きと見えます。堀米の退団も、野津田理由でしょうし、野津田獲得不調で、堀米の「コンササイド起用順位は、2位」まで上昇するからです。野津田獲得断念と同時に、堀米完全移籍引き留めが始まっているのではないか、と思えます。希望的観測も大分ですが・・・
なお、「6枠」も獲得可能枠が残っています。非更新選手・移籍選手を出してまで増枠した「国内A契約枠」です。しっかり、獲得用資金限度まで獲得し切らなければ、放出政策まで行って戦力向上を目指した意味が喪失してしまいますとの前ブログ結論を再記載し終了します。
有難うございました。
2016年12月15日
新シーズンへの契約更新・強化交渉、真っ最中ですが、
ちょこっと、途中段階を整理です。
来シーズンの戦績に直結する「新規加入対象・目標」は、
「選手固有能力」により大きく前進となる「J1中位以上レベル能力」を持つ
〇DF1名
・・高さと強靭さの体幹を持ち、対人守備力・ポジショニング能力が高く、攻撃起点フィード力の精密ロングパス力選手
〇ボランチ1名
・・強靭さの体幹力と豊富な運動量とスプリント力を持ち、対人守備力・ボール奪取力が高く、攻撃起点となる高精度・スピードパス供給力のあるパサー型選手
〇前線1名
・・豊富な運動量を持ち、スピードと得点力のあるシャドー
は、絶対獲得目標の3選手でしたが、
更に、堀米移籍放出でのため追加ポジション発生し、
〇サイド1名
・・豊富な運動量とスプリント力を持ち、ドリブルスピードが速く、高精度で高スピードのクロス・センタリングパス力の選手。
の4選手に変更となりました。
これに併せて、予定していた
〇育成枠選手(A契約到達までの3年間対象)1~2名
〇「提携国枠」1名 が、「全体新規加入目標」ですね。
契約更新と新規加入交渉の中間段階成果を確認してみます。
先ずは、選手保有枠の確認です。
(契約期間は不明で、一応全選手契約更改形式でカウントしておきます。)
1.来季「A契約」選手(25名限度)は、
契約更新 金山・杉山・河合・稲本・小野・都倉-6名
完全移籍 福森-1名
未更新 上原・増川・進藤・深井・宮澤・前寛・石井・荒野・内村-9名
レンタル 菊地-1名 計 17名
「残枠」 8名分
2.来季「B契約」選手(加入4年経過・選手数制限なし・年俸480万以下)
未更新 阿波加・永坂・中原-3名
3.来季「C契約」選手(加入3年以内・選手数制限なし・年俸480万以下)
2種登録より加入選手登録 菅-1名
4.アジア枠選手(1名限度)
契約更新 ソンユン-1名
5.外国籍枠(来季から4名限度に増枠)
契約更新 ジュリーニョ・マセード・ヘイス-3名
「残枠」 1名分
6.提携国枠(1名限度)
非更新 イルファン
「残枠」 1名分 でした。
この間、「新規加入交渉」成果は、
1.「A契約枠」・・「残8枠」
①DF近藤直也(千葉) 「正式オファー」・交渉中・「移籍に前向き」
②MF野津田岳人(広島)「レンタルオファー」・交渉中・「前向き」
③④⑤⑥⑦⑧ 正式オファー未対応
2.「B契約」3選手
上記「A選手枠」に残枠が発生した場合は、シーズン活躍次第で「A契約」へ変更も想定。
3.「C契約」現在1名
①新加入(昇格) DF浜大耀
計 2名
上記「A契約枠」に残枠発生した場合は、シーズン活躍次第で「A契約」へ変更を想定。
4.新規獲得枠はなく、対象なし。
5.「外国籍枠」・・「残1枠」
①新加入 MFキムミンテ(仙台) 「完全移籍決定。契約手続中」
「残枠 0」となりました。
6.「提携国枠」・・「残1枠」
①新加入 MFソングラシン- 「契約不明・決定」
「残枠 0」です。
以上の通り、
新規加入「残枠」は、国内選手「A契約枠」8枠のみで、「近藤・野津田」分を除くと「6枠=選手」獲得可能です。
今年のコンサの獲得競争は、【国内選手】8名分 に完全に絞られています。
※獲得(可能性大)選手では、
①近藤は、コンサの求めるDF能力に合致した適材。
②野津田も、サイドとシャドーで、J1での活躍が計算出来る適材。
③キムミンテが問題で、コンサは「強い守備力・ボール奪取力」を兼ね備えた「パサー・ゲームメーカー(レジスタ)型」を求めていましたが、定型的な「バランサー型」(攻守のバランスを取り、スペース管理・利用のポジショニングや横・バックパスでバランスを取れるが、パスの特性から、攻撃でのスピード低下がポイントとなり勝ち。例;長谷部・稲本タイプ。組み合わせるボランチに「パサー」が必要となるが、コンサにはいない「深井・宮澤」は守備重視型、「稲本」はバランサー、「福森・菊地」ならパサーとなれますが・・・)で、求めるタイプとは不適合。ただし、DFのストッパーとしてなら、DF陣の強化にはなります。一方では、「ソンユン」への親和性があり「両選手共に」相互刺激・援助で、能力拡大の切っ掛けとなり、「ボランチ・DF」陣強化の戦力アップとなりますね。
しかし、「パサー型ボランチ」は別途必要です。
結論は、なお、有力選手以外に、「6枠」も獲得可能枠が残っています。非更新選手・移籍選手を出してまで増枠した「国内A契約枠」です。しっかり、獲得用資金限度まで獲得し切らなければ、放出政策まで行って戦力向上を目指した意味が喪失してしまいますね。
以上 本日までの状況の整理・確認でした。
「新規獲得交渉」ガンバレ!!です。
2016年12月15日
空中戦勝率TOP10がリリースされ、
「都倉」が断トツJ2TOP。
守備陣=自陣にはTOP10選手はいませんでした。
リリースデータでは、 (2015データ)・〔J1へ換算〕
J1 自陣空中戦勝率TOP10
1位 舞行龍ジェームズ 新潟 73.3%
2位 谷口 鳥栖 69.1
3位 渡部 仙台 68.4
~
10位 中澤 横浜 62.9
J1 敵陣空中戦勝率TOP10
1位 ジェイ 磐田 68.6% (66.5%)
2位 パトリック 大阪 64.6
3位 シモピッチ 名古屋60.3
~
5位 ウェリントン 福岡 55.5 (53.9%)
~
10位 江坂 大宮 48.6
J2 自陣空中戦勝率TOP10
1位 ソンジュホン 水戸 79.6%
2位 飯田 松本 78.3 (71.3%)
3位 イジュヨン 千葉 78.2
~
5位 犬飼 清水 76.7 (75.0%)
~
10位 本多 京都 71.2
J2 敵陣空中戦勝率TOP10
1位 都倉 札幌 64.8% 〔72.1%〕
2位 アルセウ 山形 60.0
3位 岩政 岡山 58.9
~
7位 鄭大世 清水 56.8 〔63.2%〕
8位 杉本 大阪 55.9 〔62.2%〕
~
10位 高崎 松本 54.8
面白いので、J1だとどのランクとなるかをシュミレートしてみます。
同一選手のJ1⇔J2(2015⇔2016)対比から、J1での換算比率を算出。
自陣勝率では、「飯田・犬飼」の2選手で換算すると、
J1は、J2の93.6%となっています。
敵陣勝率では、「ジェイ・ウェリントン」の2選手で換算すると、
J1は、J2の111.3%となっています。
自陣勝率にはコンサ選手はいないので、
敵陣勝率の「都倉」と「鄭大世・杉本」を、上記換算比率で、J1換算すると、〔換算値〕となりました。
そのまま、2016シーズン当て嵌めてみますと、
1位 都倉 札幌 72.1%
2位 ジェイ 磐田 68.6%
3位 パトリック G大阪 64.6
4位 鄭大世 清水 63.2
5位 杉本 C大阪 62.2
6位 シモピッチ 名古屋 60.3
~
10位 小林 川崎 52.3 となり、
こんなに高い換算率とは成り難いでしょうが、「ジェイ・ウェリントン」の実績値からの計算では、
「都倉」の敵陣空中戦勝率の圧倒的優位は間違いありませんね。
J1ステージでの「攻撃」でも、大きな「ストロングポイント」です。
ちょっと、リリースデータから考察してみました。
それにしても、「鹿島の奇跡」はJ1リーグの「レベルと高い可能性」を証明していますね。こんな凄いチームと来季対戦する訳です。
「全てで~進化~が必要」ですね。
大きな声援と共に、最終戦に注目ですね。
2016年12月13日
2017シーズンへの戦力強化・調整期間の最盛期。
新シーズンへの強化・調整課題の中、新規加入対象・目標は、
J1中位以上レベル能力を持つ
〇DF・・高さと強靭さの体幹を持ち、対人守備力・ポジショニング能力が高く、攻撃起点フィード力の精密ロングパス力選手1名
〇ボランチ・・強靭さの体幹力と豊富な運動量とスプリント力を持ち、対人守備力・ボール奪取力が高く、攻撃起点となる高精度・スピードパス供給力の選手1名
〇前線・・豊富な運動量を持ち、スピードと得点力のあるシャドー1名 の3選手でしたが、
更に、堀米移籍放出で、
〇サイド・・豊富な運動量とスプリント力を持ち、ドリブルスピードが速く、高精度で高スピードのクロス・センタリングパス力の選手1名が追加されています。
〇+育成枠選手(A契約到達までの3年間対象)2名と、「提携国枠」1名。
対して、これまで「噂」レベルも含めて、
DF・・闘莉王・キムミンテ・近藤直也
ボランチ・・扇原・(キムミンテ)
前線・・水沼宏太・野津田岳人 が候補でしたが、
獲得有力が、
近藤直也・キムミンテ・野津田岳人、
獲得決定が、
育成枠2名と提携国枠1名ですね。
シュミレーションで、獲得有力を加えた選手起用布陣を記載してみましょう。
但し、長期離脱を除いて
当然、2017シーズンでも主システム戦術の「3-4-1-2」型で・・・
〔 スタメン 第1順位 〕
第2順位
第3順位
( 他ポジション )
・
・
〔 ヘイス 〕 〔 都倉 〕
内村 菅
上原
〔 野津田 〕
(ヘイス)
(ジュリーニョ)
小野
中原
〔ジュリーニョ〕 〔 マセード 〕
(野津田) (野津田)
(福森) 石井
荒野 荒野
〔 深井 〕 〔 稲本 〕
(福森) 宮澤
(菊地) キムミンテ
〔 福森 〕 〔 菊地 〕
(近藤) 進藤
キムミンテ (近藤)
永坂 キムミンテ
〔 近藤 〕
河合
〔 ソンユン 〕
金山
杉山
阿波加
選手を布陣してみますと、
①FWが1枚不足・・ヘイス・ジュリーニョを別ポジションとすると、数も質も全く不足です。
②左サイドは「堀米」の穴が発生し、1枚不足
③左ボランチが明らかに、1枚不足
④DFスイーパーポジションは近藤補強で充足し、増川の早期復帰でやり繰り可能。
キムミンテの起用が流動的ですね。タイトな守備力と得点力のあるボランチで、「ボール奪取と空中戦支配」「ミドルシュート力」は高能力ですが、パス供給力は低く、攻撃起点・ゲームメイクとしては低レベルとなり「求めるボランチ像」とはズレています。
①②③の3選手がまだ必要ですね。
2016年12月12日
J1を進むために絶対に獲得すべき新戦力は、
J1中位以上レベル能力を持つ
〇DF・・高さと強靭さの体幹を持ち、対人守備力・ポジショニング能力が高く、攻撃起点フィード力の精密ロングパス力選手1名
〇ボランチ・・強靭さの体幹力と豊富な運動量とスプリント力を持ち、対人守備力・ボール奪取力が高く、攻撃起点となる高精度・スピードパス供給力の選手1名
〇前線・・豊富な運動量を持ち、スピードと得点力のあるシャドー1名 の3選手でしたが、
更に、堀米移籍放出で、
〇サイド・・豊富な運動量とスプリント力を持ち、ドリブルスピードが速く、高精度で高スピードのクロス・センタリングパス力の選手1名が追加されています。
DF・・闘莉王・キムミンテ
ボランチ・・扇原
前線・・水沼宏太・野津田岳人 が候補でした。
ここに来て、DFに有力候補「近藤直也(千葉)」が産まれ、好感触で進行中との報道。
実の所、闘莉王は、高過ぎる金額・チーム適合性・何より他チーム競合から、実現可能性は高いものでありませんでしたが、直近、近藤は大きな壁はなく、実現しそうです。
(今シーズン年俸は不明ですが、2015シーズン3800万円で、2016シーズンもほぼ同程度3500万円で、契約期間1年残しから、移籍金発生ですが、30歳超から移籍金は3600万+来季年俸例えば4000万=7600万円位でしょうね。闘莉王の1/10レベルですね。)
実際、「近藤」の実力は、2013シーズンは日本代表に選抜される程の高パフォーマンスで、J1守備力ランキング3位と、攻撃起点としての高いビルドアップ力(フィード力)で攻守のかなめでした。今シーズンは、千葉の主CBとして、J2守備ランキング23位とやや低下しましたが、パス力・ビルドアップ力は高レベルを維持し、「攻守の要」プレーヤーでした。コンサの3バックラインでは、リベロ・スイーパーも、ストッパーも活躍できる選手です。
残りは、「ボランチと前線」選手ですね。
(キムミンテのボランチでは高さ以外は必要条件に大きく未達です。)
期待しましょう。
2016年12月09日
【堀米 新潟への完全移籍選択】の衝撃は、
サポーターだけではなく、
「野々村社長・編成スタッフ」も全く予期しない衝撃的表明だったのですね。
「ノノラジ」で、「未だ本人とも話していない。編成スタッフも全く予期しない本人表明」だと、無念さが混じるコメントでした。
「完全移籍」=チームからの離脱、を本人が選択する際の原因は、
①契約条件のランクアップ
②試合起用数の増加・改善
③所属クラブとの不付合・不一致からの離脱・解放
④新クラブでの本人成長・進化への期待
⑤新クラブへの強い参加意識・希望 などがあり得ますが、
「堀米」は、
①は、「ほとんど変更なし」との「ノノラジ」での社長コメント
③は、年少アカデミーから、一緒に成長してきた四方田監督とともにJ1舞台へランクアップする事は、「何の違和感もなく」一体感の中でできる事
⑤も、分かりませんが、強い希望でもないようです。
となると、
②と④ですね。
直接原因は、「野津田へのレンタル移籍」本格交渉でしょう。
実は、新潟移籍まして、完全移籍などは念頭にも無かったのではないでしょうか。
突然、
堀米には招集も無かったリオ五輪日本代表に、直前まで候補となり、また、過去実績も、代表候補の理由となるJ1広島での2014シーズン大活躍がある同世代選手が、それも、ポジションが被る「ウィングとシャドー」を主戦場とする優秀若手選手の移籍加入です。
「強烈で高精度の左足」を武器とし、それまでは、「右サイド」が多かったですが、「左サイド」の実績もある選手の突然の加入です。
堀米の立場では、「そんなバカな」「今シーズンこれだけ頑張ったのに、待っているのは、ベンチ中心か」と考えるのは当然でしょう。
以前より、「コンサの世界」で育ってきた純粋培養型選手には「別環境でのこれまでとは異なる成長」への期待感もあるものでしょう。
②と④の複合理由ではないでしょうか。
実際、2017シーズンの「左サイド」は、激戦区です。
「堀米」と「ジュリーニョ」の勝負で、「ジュリーニョの守備力改善」があれば高い確率で「ジュリーニョ」の勝ちです。J1の選手起用の特徴は「好調選手は連続起用」です。一旦「掴んだポジション」は「故障・不調」か「別選手の特出能力」以外、「勝率安定化」のために、継続される傾向となります。
また、
「福森」の「サイドかボランチ」へのポジションアップ・チェンジも、攻守で大幅改善となり、「福森本人」のフィジカル次第です。
ここに、「野津田」参戦です。
「ジュリーニョ」のスタメン起用継続した時、
「福森」「野津田」は「選手の突出個別能力」で起用とのパターンもあり得ます(シーズン途中で、ポジション奪取)。
しかし、「堀米」は余程の成長以外、可能性は低いですね。
つまり、場合によっては、「4番手」まで起用順位が下がる事態があり得ます。
新潟も「ポジション」が約束されている訳では全くない、との事ですが、競争順位はコンサよりは「高い」のかもしれません。
大変残念で、「新潟」で活躍し、成長し、「一流選手になってコンサに戻ってくる」事をずっと期待するしか無いのかも知れませんね。
「堀米」の選手幸運と大きな進化を祈ります。
2016年12月08日
さぁて、【J1を進む】としてシリーズでテーマ毎にブログを立てて来ましたが、最終テーマ5.サポーター です。
【J1の】サポーターって何でしょうね。何か違う事が、必要?・・・
あらためて考えてしまいます。
一般的な定義、「サポーター」と「ファン」の違いから確認です。
・ファンは「好みで応援する人」
・サポーターは「目に見える形でクラブを応援する支援者」
「目に見える」がキーワードでした。
サポーターとファンの仕組み・構造図は、
中核には、「コアサポーター」の言葉の通り、「中核=コア」となるサポーターがあり、
その周りを「サポーター」が取り囲み、
さらにその周りに「コアファン」がサポーターを包み込み、
最周辺部に「スタートファン」が全体を包み込む「構造」となります。
そして、
「スタートファン⇔コアファン⇔サポーター⇔コアサポーター」の各段階間で相互転移がどんどん発生し、各段階毎に膨張しつつ、全体が膨張していくものです。
では、サポーター、コアサポーターの役割は、
①選手を育てる。
クラブと選手本人は必死になって選手を育てますが、その成長を支援するのがサポーターですね。
実際に、選手は、試合中サポーターからの声はとてもよく聞こえるそうです。試合中、選手へ声をかけ、その選手から「手を挙げられたりで」応えられた経験を持つ方も多いですね。 また、南米サポーターで、「手厳しい罵声に応えるため必至でプレーし成長した」との選手談は有名ですね。
選手を育てる一翼をサポーターは担います。
②チーム【カラー・サッカー文化・共有の価値観】も、選手とサポーターが一体となって作っていくものです。
サポーターは【12番目の選手として、声援を通して一緒に闘う役割】があります。その中で、プレーを選択し、評価し、一緒に価値観を作っていきます。
③クラブを作る。
「目に見える形」で支援をしますが、その過程がクラブを形成していきます。
例えば、スタジアムに行き直接応援する事が、「試合」と「試合結果としての戦績・収入・経験値」を累積します。練習に行き選手の頑張りを支援する事が、「練習の向上」と「練習結果の選手成長・戦力強化」となります。知人にコンサの面白さを語り一緒に試合観戦に連れていく事が、「試合観客数を増加」と「ファン・サポーターを拡大」と「クラブ収入増加」となります。この様に、クラブを思うどのサポーター活動も「クラブ強化・構築」に帰結しますね。
「試合」のプレーは、選手だけが行うものですが、そのプレーを支えるもの、そのプレーの「前と後」にあるものは、サポーター・ファンが一緒に作っています。
矢っ張り「クラブを作る」がサポーターの最大の役割ですね。
では、来季「J1」ステージで必要な事は。
1.「相手サポーターを上回る」
ホームは完全ホームに、アウェイもホーム状態にしましょう。
(41節「千葉戦」を再現し、コンサの力・特徴とします。)
量も質も上回りたいですね。
量は、「サポーター数」と「ファン数」が中心です。
質は、「質の高い」=
「自クラブへの誇りと尊重」が高い
「豊富な知識・経験の獲得」が進んでいる
「特有のスタイル・価値観」を持っている
「敵チームからもリスペクト」される・・・一杯ありますね。
2.「より積極的な支援」
サポーター自身の意識・認識を成長させながら、それぞれの立場・ポジションで「より積極的にする事は」をテーマ・課題として取り組んでいきましょう。
繰り返しますが、どんな活動も、全てクラブの前進に繋がります。
「クラブ強化」のために、創意工夫をしながら、頑張りましょう。
3.ちょっと具体的な課題
〇「応援スタイル」
内容・・「個別プレー」型と「試合環境・展開応援」型に分かれますが、
あらためて「整理・調整」し、それぞれ「統一」コンサ型を構築。
応援参加者・・「ゴール裏」中心から、ホームでは「スタジアム」全体型に転換し、
応援者数を「スタジアム全体まで増加」させる。
〇「クラブ運営」への参加
「サポーター」ならでは行える「クラブ運営」活動を活発化したいですね。
例;「除雪」支援の様な活動で、試合ボランティアだけでなく、「ボランティア」活動メニューを大幅に拡大し、参画者を急増させる。
以上 簡単なサポーター考察でした。
シリーズ最後まで、お付き合い頂き大変有難うございました。
全12回に渡り、
超長文記載ブログも多く、読み難いものばかりでしたが、
ボキャブラリーや語彙も乏しく、表現も主観的なものが多く、反省するも、
なかなか直しも出来ず、皆さんに甘えてここまで到達となりました。
大変感謝しております。
この記載が、皆さまの何かの切っ掛けになれば幸いです。
2016年12月06日
【J1を進む】4.「チーム関係者課題」まで進行しました。
9/6ブログで【J1へ向けて】として、同一テーマにつきJ1化課題を記載しました。
3ヶ月の短期間しか経過していませんが、将来課題から現実打開課題に変化します。
前ブログでは、
『【チーム関係者のJ1化】・・チーム経営に直結する最重要課題
①経営管理 ・・クラブ
②戦略管理・企画・・マーケッティング
③チーム管理 ・・チーム
④スポンサー ・・資金・サービス提供・物品提供
の規模・質が、クラブの将来・現在を決定しますが、
コンサは、
【J1ランク規模には大幅に不足】
【J1レベルの質に大幅低下状態】そのためには、
【人件費規模を+6億=11億へ】増加の方法論。
≪有力スポンサー複数新規獲得【+4億】≫と
≪公共団体(支援金の発想ではなく、委託契約先としての契約金収入)【+1億】≫
≪コアサポーター(サポーター登録現8320名)を15000名に≫
≪試合動員数(現1試合13037名)を20000名(収容率51.3%)に【+2億】≫
パートナー契約先による協業がポイント。
積極的に【経営戦略先パートナーの新規開拓】新たな打開策です。』との内容でした。
1.資金計画は。
2015シーズン資金力ランキングを確認です。(億円)
営業収益 広告料 入場料 J配分 その他
1位 浦和 60.8 25.4 21.7 2.7 10.9
2位FC東京 46.7 17.1 9.6 2.3 17.6
3位横浜FM 45.6 22.5 9.4 2.0 11.5
4位 名古屋 44.4 27.7 7.2 2.0 7.3
5位 鹿島 43.1 18.6 7.8 2.2 14.4
~
9位 広島 36.1 14.6 6.3 2.3 12.6
~
13位磐田 29.9 15.1 3.9 1.0 9.8
~
15位新潟 25.1 10.3 7.1 2.0 5.5
~
26位札幌 14.5 6.1 4.2 1.0 4.3
~
53位藤枝 1.4 0.9 0.1 0.1 0.2
1位~53位まで全Jチームランキングで、
コンサは、26位でしたが、
来季2017シーズンは、
15位 26.0 12.1 5.2 4.4 4.3までランクアップ。
人件費規模は【+6億で、11億】で「新規加入資金4億程度」とすると、「年俸2000万・移籍金込8000万」で「5名獲得可」の計算ですね。今シーズン年俸では、レッズ加賀健一、広島宮吉、レッズ駒井、新潟成岡、広島森崎浩司、柏太田、川崎谷口、鹿島土居、レッズ遠藤ですね。
具体的に、交渉噂の①水沼宏太、現2500万⇒3000万で移籍金込1.2億、
②野津田岳人、現1200万⇒1800万で移籍金込7200万、レンタル移籍で年俸のみ
③キムミンテ、現500万⇒900万移籍金込3600万、「外国籍枠」
④扇原、推定現2000万⇒2500万移籍金込1億。
全部採っても3.28億で費用枠内で、②野津田「レンタル」で年俸のみで、減額し残り資金12600万円で、十分可能です。
加えて、
⑤「提携国枠」ソングラシン。
⑥「育成選手」浜大耀君トップ昇格と「菅」ちゃん。
残金約1億円は、シーズン途中での移籍加入用資金としてプールです。
しかし、問題の闘莉王は前シーズン年俸1.5億で移籍金込6億となり、移籍金発生となれば困難です。
このスタート後、シーズンを通し、全チーム関係者の連携により、新スポンサー開拓、新サービス・事業スタイル開拓、入場者拡大のためコアサポーターとファンの拡大・増加を継続し、営業収益を「30億」台へ拡大です。
その一翼を、我々サポーターも「具体的なムーブメント」として担いましょう!
2.観客動員数
2016シーズン観客動員と前年比は、
1位 浦和 627千人 平均数36.9千人 前年比 95.3%
2位 G大阪 430 25.3 158.4
3位 FC東京 408 24.0 83.5
4位 横浜FM 408 24.0 99.1
5位 川崎 376 22.1 105.4
~
11位 広島 262 15.4 94.4
12位 磐田 248 14.6 145.5
13位 コンサ 305 14.5 121.7
14位 松本 286 13.6 81.0
~
56位 YSCC 15 1.0 110.7
1位~56位までの全Jチームデータです。試合数が相違するため。平均数で順位が決定しています。
コンサは、今シーズン+54571人、平均+2599人増加で、
年間総増加数ランキングは、吹田スタジアム新設で1位G大阪の+158千人の驚異的急増に次ぐ、第2位で、以下3位山口+52千人、4位鹿島、5位磐田、6位福岡・・・
年間平均増加数ランクは、1位G大阪+9300人、2位磐田+4500人、3位鹿島+2600人、に次ぐ、4位で、以下5位大宮+2300人、6位山口・・・
王者”浦和”は、シーズン△30千人、平均△1800人で、埼スタ満員が喪失しています。
ファン・サポーターによる支持率が、観客動員数 そのものです。
観客数の拡大・増加のためには、
ファン・サポーターによる支持の拡大・増加が必要、となる訳ですね。
そのための方法は「チームの魅力の拡大・増加」です。
「チームの魅力の拡大」の「大課題」こそ、全員・全関係者、夫々の立場において任された「課題」で、全員で、追及していきましょう。
以上 「チーム関係者」を確認しました。いよいよ次稿で【J1を進む】最終稿「サポーター」です。 有難うございました。
2016年12月05日
コンサの2017シーズン新規加入戦略は、
A契約枠を創出した「国内選手」3名と外国籍枠「1名」、提携先枠「1名」ですが、
提携先枠は決定済で、国内枠3名と外国籍枠1名の勝負です。
ポジション別には、DF・ボランチ・前線に各1名づつ、J1ランク選手を加入し、現最下位レベルの「弱点ポイント」の急改善を図るための移籍獲得勝負です。
有力対象選手として噂は、
DF;強力な守備力と攻撃起点の高精度フィード力と試合コントロール力
•••闘莉王 、(キムミンテ可)
ボランチ;ボール奪取力と高精度パス供給力
•••キムミンテー外国籍枠使用と扇原
前線;スピード・飛び出し力・高運動量とスプリント力・シュート力
•••水沼宏太、野津田岳人で、
「キムミンテ・水沼・野津田」へ正式オファー(済みと実施)とのリリース。
「キムミンテ」は、ボランチでは必要能力には大幅未達で、「DF使用」ですね。
「水沼・野津田」ともに、「シャドー・サイドウィング」選手ですね。
ただ、2人ではかなりの能力差があり、水沼はJ1上位・野津田はJ1下位で、「水沼」は「確実に獲得したい」選手、「野津田」は「可能なら獲得したい」選手です。
となると、最大の課題ポジション「ボランチ」が未交渉です。「扇原」なら大合格ですが、「J1中位ランク選手」の獲得が「大課題」です。
さて、本日は個別選手課題ですね。
課題=ウィークポイントのJ1化とストロングポイントのJ1上位~特レベル化です。
ここから、来年3月開幕までの課題です。
1.個別選手課題 選手別に。~前線・中盤・サイド・守備・GKの順に~
☆J1特レベル ◎J1上位 〇J1中位 △J1下位 ✖J1以下表示
簡潔に、一覧表示とします。
①都倉◎⇒☆ 体幹力(強靭性)と持続力、シュートの強さとスピード、空中戦支配
〇⇒◎ 攻撃意識、シュートテクニック、パススピード、走行距離とスプリント
△⇒〇 シュート精度、ヘディング精度、パス精度とテクニック、冷静な判断力とポジショニング
②内村〇⇒◎ 飛び出し
△⇒〇 スプリント
✖⇒△ シュート精度と強さスピード、パス精度、体幹力と持続力、連携意識、走行距離
③菅 ✖⇒△ 全項目レベルアップ課題です。「勝負できる左足能力」を軸に開発。
④ヘイス△⇒〇 シュートテクニックとスピードと強さと精度、パストラップとボールキープ、パススピードとテクニックと精度とセンス、連携意識とポジショニング
✖⇒△ 体幹力と持久力、走行距離とスプリント、空中戦支配、ヘディングテクニック
⑤小野 ◎⇒☆ 全テクニックと精度
〇⇒◎ 試合コントロールと連携力とキャプテンシー、ポジショニング
✖⇒△ 体幹力と持続力、走行距離とスプリントとスピード、空中戦支配
⑥堀米 △⇒〇 走行距離とスプリント
✖⇒△ 上記以外全項目。特に、パススピードとランニングスピードとボール奪取力
⑦荒野 △⇒〇 走行距離と持久力
✖⇒△ 上記以外全項目。特に、ポジショニングと精度
⑧マセード △⇒〇 クロスパススピードとテクニックと精度、走行距離とスプリント
✖⇒△ 上記以外全項目
⑨石井 △⇒〇 攻撃意識と連携意識。ポジショニング
✖⇒△ 上記以外全項目。特に、走行距離とスプリント、クロスパススピードと精度
⑩稲本 〇⇒◎ 連携力とキャプテンシーとポジショニング、タイトチェック、体幹力
△⇒〇 走行距離とスプリントと持久力、パススピードとテクニックと精度、シュートスピードと精度、攻撃意識、ボール奪取力
⑪前寛 ✖⇒△ 全項目。特に精度とスピード。
⑫菊地 △⇒〇 体幹力と持続力、走行距離とスプリント、パスセンスと精度とスピード
✖⇒△ 上記以外全項目。特に、ポジショニングと連携意識と試合コントロール力
⑬宮澤 △⇒〇 走行距離とスプリントと持続力、連携と闘志とキャプテンシー、空中戦支配
✖⇒△ 上記以外全項目。
⑭深井 〇⇒◎ 走行距離とスプリント、タイトチェックとボール奪取力
△⇒〇 体幹力、冷静判断と試合コントロール意識、ポジショニング、ショートパススピード、シュートスピードと強さ
✖⇒△ シュート精度とゲームメイク力、パス精度、空中戦支配
⑮ジュリーニョ 〇⇒◎ ボールコントロール
△⇒〇 パステクニックとスピードと精度とセンス、シュート精度とスピードと強さ、空中戦支配、ヘディング精度、連携意識と攻撃意識、体幹力
✖⇒△ 守備力、走行距離とスプリント
⑯河合 〇⇒◎ キャプテンシーと試合コントロール力とポジショニング
△⇒〇 タイトチェック・体幹力、連携意識と攻撃意識、パス精度、空中戦支配
✖⇒△ 走行距離とスプリント、シュート精度とスピード、パススピード
⑰進藤 △⇒〇 タイトチェックと守備力、連携力、走行距離とスプリントと持続力
✖⇒△ 空中戦支配、ポジショニング、体幹力、パススピードと精度とテクニックとセンス、ボール奪取力
⑱福森 〇⇒◎ プレスキック精度とスピードとテクニックとセンス、パス精度とスピード
△⇒〇 連携意識と攻撃意識、ゲームメイク力、空中戦支配、シュート精度とスピード
✖⇒△ 走行距離とスプリントと持続力、ポジショニング
⑲増川 ◎⇒☆ 空中戦支配、体幹力
〇⇒◎ タイトチェック、ポジショニングと連携意識、持続力
△⇒〇 パス精度とスピード、ボール奪取力、ヘディング精度
✖⇒△ 走行距離とスプリント、キャプテンシーと試合コントロール力
⑳上原 ✖⇒△ 全項目。
㉑永坂 △⇒〇 体幹力
✖⇒△ 上記以外全項目
㉒ソンユン △⇒〇 キャッチング、セーブテクニックと範囲、持続力と体幹力
✖⇒△ 飛び出しカバータイミングと回数とエリア、コーチング、フィード力
㉓金山 ✖⇒△ GK全項目
㉔阿波加 ✖⇒△ GK全項目
㉕杉山 △⇒〇 キャッチング、ポジショニング
✖⇒△ 上記以外GK全項目。
2.ポジション別ランキング〔3-4-1-2型〕
GK ・・ △1名 ✖3名
DF ・・ 〇4名 △1名 ✖2名 菊地・河合も。
サイド・・ 〇2名 ✖2名 ジュリーニョも。
ボランチ・・〇2名 △1名 ✖1名
トップ下・・〇1名 ✖1名
FW ・・ 〇2名 △1名 ✖1名
J1中位レベル〇選手数11名ですが、交代要員数に大きく不足しており、特に、
DF1名、サイド1名、ボランチ1名、トップ下1名、FW1名の5名が決定的に不足しています。移籍加入か、育成成長のどちらかにより、補強が必要となる訳ですね。
以上 「個別選手課題」です。
2016年12月04日
いよいよ、最大のポイントである
【J1を進む】-2.チーム課題⑤プレー・能力 編です。
前々・前ブログで指摘の通り、カテゴリー差は、全体戦術・個別戦術そのものでは無く、その戦術の「達成度・実践度・完成度」の差で、更にそのための「プレー」の差、更にさらに「選手能力・選手」の差とコメントしました。
本編テーマ「プレー能力」は、【J1を進む】ための最大課題です。
ブログ作成に4日間かかりました。遅くなり、また、ボリュームも増え恐縮ですが、重点ポイントだらけのため、そのままアップしますね。
その前にちょっとだけ、寄り道です。
「前貴」の山口レンタル移籍がリリースされてます。結論は、「良い事です」。
前ブログ【J1を進む】-2.チーム課題①保有選手構成で指摘していた通り、「育成」選手は、積極的に「育成型レンタル移籍」で実戦経験の累積を図り急成長を図る戦略に転換をすべき、としていました。基本事項ですが、チームは、現行Jリーグ規定では、国内選手はA契約(年俸制限なし契約・900分以上出場)は25人までの「枠」があり、B・C契約(年俸480万以下・人数制限なし・Cは入団3年以内)を加えます。
コンサでは、A契約(推定)・・23名、B契約・・阿波加・前貴、C契約・・永坂・内山・神田・中原・菅で、
来季の補強・加入のためA枠・・上里放出し22名となり、「3枠分」新規枠を創出しました。国内A選手で3名獲得可能です。
B枠・・前貴レンタル移籍で、阿波加とC枠からの2名で3名、C枠・・5名のうち、永坂・中原をB枠、内山・神田とレンタル中工藤を放出し、菅の1名ともしました。
B枠選手は、J1出場450分でA枠に昇格ですね(途中で追加選手は、25人枠外でそのシーズンは超過とならないです)。更に、来季B枠の「阿波加・永坂・中原」とC枠の「菅」は、「育成型レンタル移籍」で急成長を狙いたいですね。その意味で、「前貴」は、大きく成長し、J1で通用する能力で帰チームを待っています!
もう一点確認してきます。
外国籍は、アジア枠1名現在ソンユン、提携枠1名イルファン放出し、ソングラシン獲得、その他4名で1枠拡大ジュリ・ヘイス・マセードに加え、1名枠があり、キムミンテはこの枠利用ですね。要約すると、国内選手A枠の3名と外国籍枠の1名獲得可能状況です。
記載途中で、チャンピオンシップが決着し、見事、鹿島の逆転優勝・年間3位から1試合で首位となりましたね。鹿島は見事でしたが、冷静に観ていられたコンササポとしては、浦和の3バックのポジションに注目でした。何と、どんどん試合がエキサイトすると守備ラインが上がり、またまたいつもの通り、上げ過ぎて、裏の膨大なスペースを好きに使われ連続失点。本当に、冷静さを欠くDF選手の危険性をしっかり確認しました。圧倒的な戦力も、「思い上がりやバランス無視の見下しイケイケ攻撃は、転落劇が待っている」のですね。何回同じ事を遣っても、同じレッズとなりました。驚きですね。・・・思わず一段落追加してしまいました。
では本題です。
「プレー・能力」は、
「フィジカル能力」「テクニック」「意識能力」の3つに分類されます。
1.「フィジカル能力」
・体幹力(強靭性)・持久力・運動量・スプリント力・走力・高さ・ジャンプ力
2.「テクニック」
・ボールコントロール・パステクニック・パススピード・パス精度・シュートテクニック・シュートスピード・シュート精度・ヘディングテクニック・ヘディングスピード・ヘディング精度・・・・ディフェンス各項目、プレスキックテクニック・プレイキックスピード・プレスキック精度・・GKキャッチングテクニック・・・山のようにありますね。
3.「意識能力」
・状況判断力・最適プレー選択力・判断スピード・連携力・・・
サッカープレーの全項目が対象ですが、
【J1を進む】ための決定的重点項目について検討してみます。
1.「フィジカル能力」の内、J1で大きな差がある項目は、
体幹力・持久力・運動量・スプリント力・高さです。
①先ず「体幹力」=強靭性です。
J1とJ2の相違点。相手選手とマッチアップした時の「位置取りと当たり方」と「ボール保持力」です。
「位置取り」はJ2の半分=ボールを出せない・プレーを限定するまで詰めた距離感が必要。甘く緩んだ距離感・間合いは相手に自由なプレーを許し、相手に脅威を全く与えず・影響下に置けません。コンサでは、菊地・増川・深井は及第点ですが、他選手はほとんど落第です。
「当たり方」で、「体幹力」が直結します。ボールチェックと同時に、身体をぶつけ合いますが、オブストラクションファールの手前までは自由にぶつけ合い、その勝負での当たり勝ち負けは、身体のバランス・ボールコントロールを崩すか否かとなり、ボール保持か奪取を決めます。コンサで、体幹力ランキングは、超A級;都倉・増川、A級;深井・菊地・河合、B級;宮澤・堀米・福森・稲本・進藤・櫛引、C級;ヘイス・ジュリーニョ・小野・石井・マセード・内村・荒野・前寛で、J1ランクは、A級以上5名程度。大課題でする
②持久力・運動量=スタミナ。
2016シーズンJ1チームの1試合平均走行距離は、112.6km/試合で、チーム毎に相違し、最高は鳥栖117.9km/試合~最低は神戸107.4km/試合で、単純選手当たりでは、平均10.9km/試合となっています。J1試合を見ての第一印象は、選手の弛まぬ運動量・誰も休んでいないプレーに感嘆しますね。
しかし、実際は、ポジションにより、必要走行距離=運動量は、大きく相違します。
運動量の多いポジションは、ミッドフィルダー・サイド(バック・ハーフとも)12km~。
逆に、少ないポジションは、FW・DF・・GKが最少、特に、FWでもCF、DFはCB9km~。大体は、「適性」から、そのとおり、ポジションと選手運動量能力とは合致していますが、時々アンマッチもあります。では、実際は、どうでしょう。
J2には正確なトラッキングデータはありませんが、相対比から推定可能です。以下内容は、選手毎に推定した内容です。
13km台(運動量の多い選手)・・都倉・深井
12km台 ・・荒野・マセード
11km台 ・・宮澤・堀米・福森・進藤
10km台(運動量J1平均値)・・菊地・増川
9km台 ・・内村・ヘイス・ジュリーニョ・石井・稲本・前寛
8km台 ・・小野・河合・中原
※今シーズン、増川が大活躍しましたが、その理由がここに隠れています。増川のポジションです。DFの中でも最も運動量とスプリント回数の少なくてよい「CB・スイーパー」ポジションに配置した所、必要される運動量が能力範囲内でのプレーとなり、当初の目的「自陣空中戦支配」と同時に能力フル発揮となった点でした。同様に、河合も全く同一理由で、「CB・スイーパー」ポジションが活躍ポジションとなりますが、例えば、DFの左右ストッパーポジションでは、必要運動量・スプリント数が上がり、能力範囲外となり、適性が合致しない恐れ大となるものです。
実際、J1の個別選手データは、最少ピーターウタカ8.7km、ジェイ8.9km、レアンドロ9.01km、大久保9.7km、永井9.9km、家長10.1km・・です。
コンサ全体の運動量は、現在値では、最高値選手で構成すると「110km/試合」、実試合選手で構成するとねJ1チーム最低となる「100km/試合」で、明らかな「走り負け」状態です。練習で簡単に上昇するものではなく、当面、新選手加入等で補強・上昇させながら、速やかに、チーム全体値の上昇を図るものです。
③スプリント回数=瞬発力発揮回数。
スプリントには、ショートスプリントとロングスプリントがありますが、サッカーでは、ショートスプリント(10~30mを24km以上で走行=50mを7秒台でのスピード走行)の回数を問います。プレースピード・ボール奪取やリスクスペースへの到達スピードです。J1データでは、1試合平均157.9回の2016シーズンデータです。ここもチーム差があり、最高は降格した湘南190回~最低は広島138回までありますが、最低広島でも、選手平均1試合に「13.4回/選手・試合」となっています。実は、気になり、コンサの1試合で数えましたが、あまり良く分からず、明確なものだけで「70回」でした。確かに、松本・山口などは確実にコンサよりも回数が多く「100回台」になっているでしょう。
実際、J1個々の選手は、先程の運動量記載選手では、試合平均、ピーターウタカ16.4回、ジェイ11.6回、レアンドロ17.2回、大久保15.0回、永井29.9回、家長19.5回。ポジションと選手の持ち味通りの回数となっています。
コンサは、明確な強化ポイントとして、「スプリント回数」増加メニューでの強化を継続・反復すべきですし、当面、補強新規加入選手で、てこ入れする所です。
④「高さ」
J2では明らかに「高さ」と上位順位とは相関関係がありました(1位札幌1位、2位C大阪4位、3位長崎15位、4位FC岐阜20位、5位松本3位)が、J1は、全く相関関係はありません(1位名古屋16位、2位新潟15位、3位福岡18位、4位磐田13位、5位鳥栖11位)。
しかし、コンサ平均身長「181.26cm」は、来季J1では、ただ一つの「180cm超えチーム」となりそうです。(来季想定ランキング;1位札幌181.26cm、2位新潟179.9cm、3位磐田179.1cm、4位鳥栖、5位FC東京・・)
攻守での「空中戦支配」では間違いなく優位となり、活用しない手はないですね。少なくとも、単なる放り込みへの「守備」では絶対的勝利の「跳ね返し」となります。また、セットプレーでの多ターゲットは敵守備の狙いを外すため有効で、得点源につながるものです。しかし「精度の高いヘディング技術・テクニック」があれば、との条件付きで、J2の実戦試合の様な「アバウトヘディング精度」では全く通じません。
「高さ」の優位はあるも「精度向上」がされておらず、現在値では不発となり、即時での「精度向上」トレーニングが必須です。
2.「テクニック」
J1で大きく相違する項目は、
全項目の「スピードと精度」で、この相違が、カテゴリー間の大きな差となります。
①「スピード」
プレースピード(プレーそのもののスピード、例えばドリブルスピード等)
判断スピード(現状把握・プレー選択・プレー決断実行スピード)
パススピード(ショート・ミドル・ロングパスの各スピード) の3つに分類されます。
プレースピードは、体幹=フィジカルも関連しますが、プレーの質の半分です。マッチアップでは、プレースピードの差は、そのまま優劣に直結します。全プレー、プレー自体のスピードを速くし、相手より先んじるプレーで勝利を連続獲得することが必要です。
判断スピードは、全プレーの共通基礎項目で、適確なプレーを相手よりも速く行うための絶対条件・能力です。選手は「クレバー・賢い」事を求められますが、その判断の速さを試合で問い続けられます。試合での全プレー、「素早い状況認識⇒速いプレー選択判断⇒速い適正プレー実行」のサイクルを厳しく求められます。そして、この判断スピードはアップ出来ます。その方法は、「頭の回転を速くする」という様な不可能な事ではありません。「練習」です。パターンの反復練習は、「プレーの内容と精度」向上を図るものですが、副産物=おまけで、「一定状況のプレー」を固定・反復・習熟により、そのパターンに、最短の「考えずに自然に出たプレー」となる訳です。試合で、その状況と類似を直感した途端、「いつものプレー」を考える暇も無く瞬時に実行できるようになる訳です。「パターン練習」同系統の変形型パターンを反復練習です。J1では、考える瞬間を持ってプレーする選手は、劣等で、皆無です。現コンサでは、「ブラジル3人衆」のストロングポイントが、「判断スピード」の速さで、「ブラジル等の海外サッカー」で磨かれ、当たり前の様に、瞬時・最適プレーを行いますね。「小野」も同様で、経験・累積がポイントですが、徹底練習でもかなり改善できるポイントです。J2でしたが、この遅い選手は「主起用選手」にはなれませんでした。J1では、ベンチ入りも無理です。
最後の「パススピード」は「パス成功率」の決め手で[速いパス程高いパス成功率」となります。
J1データがあります、同時にWクラスデータと対比されたもので(2016シーズン)、
「平均パス成功率」
コンサ;74.46%⇒J1換算63.29% J1;77.5% W;82.8%
※J1換算;昇格チームの昇格前後対比の平均で、
攻撃スタッツは88.5%に減少守備は102.4%です。
具体例;広島5位84.59%、磐田13位73.80%、甲府14位72.08%
コンサは、このままでは、J1最低のパス成功率となり、パス成功率は順位に連動のため最下位必至です。J1平均値まで「+14.21%」上昇が絶対必要です。
そのため、
「平均パススピード」
ショートパス J1; 8.29m/秒 W; 9.45m/秒
ミドルパス J1;11.37m/秒 W;12.22m/秒
ロングパス J1;13.70m/秒 W;14.45m/秒
コンサは、ショートパス推定値「7.79m/秒」で、J1比「▲ 0.5m/秒」と大幅に劣後している事が、成功率低下の原因です。
つまり、1秒のショートパスを出しても、J1選手平均より「50cm」も短い距離となり、パスカット直結となるという事です。
目標として、ショートパススピード「8.79m/秒」で、J1平均比「+1m/秒」まで上げる事は、J1参戦の最大条件となるものです。
全選手のパススピード練習徹底により、目標超え必達です。
②「精度」
全項目でのポイントです。カテゴリー差は「精度」差とも言えるポイントです。
しかし、同じプロ選手で「何故こんなに精度の差があるのか?」は素朴に疑問です。
出来ないプレーは殆ど無く、それまでのフィジカル強化も長期間積み上げ、同程度のテクニックにも拘らず、パス精度・シュート精度は、選手個々で大きな差があり、チーム総和では、極端な差が産まれます。
答えは、「集中度・意識力・実践力」しかありません。即ち、「意識」の課題ですね。
選手能力は「意識の差」で大きな差を産みます。所が、この問題認識は表面です。
本当の姿は、前段記載「判断スピード」記載と同様、「練習」の差です。
つまり、日頃から反復練習での「精度」練習の量と質に原因・主因があります。
カテゴリーの「差」を産む主因は、「追及レベルの差」=「到達設定レベルの差」です。
「アバウトプレー」をそのまま日常的に許容し、是正せずに流していく”まるでサラリーマン的”練習で改善する事は、偶然以外は「何も起きません」ね。
「アバウトプレー」を一切排除する姿勢・方針のもと、「精度」を高める練習を徹底する事で、改善できる事です。
例えばシュート精度のための「枠内シュート」練習は、「ゴール全体、特にGKのいる中心部を外したターゲット指定」練習であれば反復徹底で、「精度」向上が出来ます。
コンサが、他チームもですが、同様練習の実践を見た事がありませんが、なんと「サウジアラビア代表」が試合前練習で実践していました。試合の中の「枠内シュート率」は日本代表を遥かに上回り、練習の意味を実感したものでした。
コンサの練習については、再三指摘し続けていますが、「試合以上厳しい練習の中で、活躍した選手のみを試合に起用する」「練習に比べれば、試合のほうが楽」との練習に「量・質」共に改革です。J1カテゴリーに相応しい「練習・トレーニング」の確立と実践が、「監督・コーチ」のJ1カテゴリー化ですね。
全練習項目で、「精度」追及した練習の徹底で、「個々の選手能力」向上・チーム総和向上となります。
3.「意識能力」
コンサは、「優秀ベテラン選手」の存在がチームカラー・ストロングポイントに直結しています。 サッカープレーでは、「適正な状況判断・プレー選択・準備と実践」の過程を瞬時に行いますが、「意識能力」が50%を占め、残り50%で、「準備プレーと狙いプレー」を行います。
「意識能力」に直結するものは、
・ポジショニング
・プレーの適正
・プレースピード
・プレー結果 となります。
更に、派生的には、
・連携力(複数選手による役割分担プレー、数的優位プレー)
・連動力(複数選手による連続プレー)
・試合コントロール(攻守方針、適正プレーの変化と実践、共通意識・認識と徹底)です。
「意識能力」も「練習」により向上でき、大幅に改善可能な項目です。
「目から鱗」で「プレーが見違える選手」は多々発生しますね。
「スピード・精度」を徹底追及する中で、「適正判断」や「事前準備」「適正ポジショニング」などの徹底で、「意識」の向上を、1選手毎行い、正しく状態把握しながら、「許さないで」追及していくことです。
また、「監督・コーチだけでなく、選手間」での指摘・アドバイス・指示も絶対条件で、ベテラン層のお役目です。
コンサの試合起用選手構成では、「優秀ベテラン選手」が2名程度加わった試合が、最も安定・落ち着いた展開となりました。「ピッチ内コミュニケーション」で「共通意識・認識」を基にした試合は戦績が向上します。
J1では、「優秀ベテラン選手」の構成比を上げるか、1選手で強い「意識能力と発信力」を持つ選手を構成し、より徹底した「共通意識・認識」と、「判断と準備」の徹底・適正化が必要です。
「プレー・能力」には、他にも多々、広範・深く、多内容がありますが、重点要素の3つに絞り記載しました。
大変長くなりましたが、有難うございました。
2016年12月01日
【J1を進む】-2.チーム課題④個別戦術 をテーマとします。
四方田監督のシーズンラストコメント「来季は全選手10%アップ。簡単な事では無いが・・」で、選手へバトンが渡されました。
但し、24歳以下選手は12月初旬1週間追加練習、来シーズンは、1月14日?からと早いスタートとの予定。「育成」選手は、フィジカル強化トレーニングで、体幹強化・持久力アップ・瞬発力と走力アップで、「強さ・運動量・スピード」の10%UP集中強化開始ですね。
例年以上に長いオフ期間ですが、全選手「計画的な休養の後、個別トレーニングで10%UPしてスタート」の宿題をしっかり済まして来シーズンスタートです。
しかし、移籍・放出ばかりで、現戦力の減少ばかりはかなり心配となります。「強化ポイント」が明確なだけに、「適正選手」が「良い順に」どんどん移籍済みとなり、「残り物に福」はあり得ません。各チームの「戦力外選手」も見た上で、「最良ではなくとも、良であれば、交渉アタック」とのスタンスなんでしょうね。ただ、全チーム、同様に考えています。同水準・同列なら「勝負になる、勝てる」は、「思い上がりで、甘いです」。
「先を制す」ためには、「待ち」ではなく、「今でしょ!」ですね。
では、
④個別戦術です。
前ブログ③全戦術・システムで記載した通り、カテゴリーにより「個別戦術」の方法・狙いに相違はありません。相違は、その戦術の「実践度・達成度・完成度」で、その戦術のための「プレー・選手・選手能力」です。
つまり、「J1・トップランクの プレー能力」を行う「トップクラス選手」により「高完成度・高達成度」の個別戦術を実践する、という事です。
そのため、現J1チームは、「保有選手・選手能力」から「全体戦術」が3分類され、主戦術は、次の通りの現状です。
(1)パスサッカー戦術
高支配率=多パス数=多シュート数+前線での守備=低タックル・低クリア=低運動量・低スプリント数=高い順位 7項目が連動しています。
「(ショート)パスの連動で、ボール支配率を高い水準で維持し、陣形は高く敵陣に近づき、強い前線での守備で、自陣リスクを減らし、シュート数を増やし、得点数を増加し、上位とする」。そのための「パス能力・テクニック・スピード・精度」の「高能力選手」で保有構成しているチームです。浦和・川崎・鹿島・G大阪・広島・神戸で、浦和は+運動量・スプリント数を落とさず、また鹿島も+スプリント数を加え、更に「高戦力」としています。
(2)ロングフィード戦術
詳細は、後段に記載します。
(3)運動量ですべてをカバー戦術
「低支配率=低パス数=低シュート数、しかし低い陣形は攻守に困難となるため陣形は中位置=DF裏スペースカバーの守備とパスによらない攻撃のため多運動量・多スプリント回数で数的優位で打開を図る戦術」です。「選手・能力」で保有構成のレベルが低いチームは、(1)(2)以外の戦術を選択となり、残された方法です。しかし、当然の理屈で「スピードは、ボール(=パス)⇐スプリント⇐ランニング(運動量)の順」です。どんなに早くとも、パスのスピードには誰もかないません。運動量勝負では、パス勝負に、勝てる訳もありません。攻守で、低結果は必至です。 該当チームは、湘南・新潟・福岡・鳥栖(鳥栖は2のロングフィード戦術を加え、3の戦術をカバーし順位をアップさせています)です。としているもの。
コンサは、(2)戦術
と記載しました。
確認ですが、システムは、トップチームの(1)型も、(2)(3)型にも、「3-4-2-1」型はあり、システム選択が上位グループ入りの条件とは全く無関係です。
では、コンサの現行(2)型戦術について、進めます。
ロングフィード戦術 低支配率=低パス数=低シュート数、陣形を低い守備型=高タックル・クリア=高運動量・高スプリント数=順位中位~下位 7項目が連動です。
「パス戦術は主戦術とは出来ず、守備陣形を低く設定したブロック守備が基本となり、低い位置でのボール奪取からロングフィードが主戦術と帰結します。
そして、低い位置から敵ゴールまでとなるため、当然、運動量・スプリント回数は急増となりますが、試合全般高レベルを維持できるかがポイントで、選手のフィジカルが重要となります。もしフィジカルが保てずに低下すると、自陣低い位置にへばり付き、一方的な攻撃にさらされ、失点多発・少なくとも、得点不能で「勝ち」は獲得不能となるものです。」
また、J1では、単なるロングフィード戦術が通用させるような相手DFは殆どいません。跳ね返され、ボールロストが多発となります。該当チームは、鳥栖・仙台・磐田で中位~下位順位となります。
守勢が長時間続く大変厳しい戦術ですが、その中でも、局面を打開する個別戦術はあり得ます。
①「堅守」戦術・・「最終ラインと縦コンパクトネス」
今シーズンJ1での最終ライン「30.8m以下」、縦コンパクトネス(FWとDFの距離)「28.3m以下」が勝敗分岐点でした。(J1全チームの平均値と戦績の相関分析)
よくある誤解「低い守備ラインやコンパクト陣形」は敗戦直結、との見方は、「攻撃面」に焦点を当てたもので、「勝敗」で見ると、全く逆結果となるのです。
コンサは、最終ライン「29.3m」(D3rd上位置)
(J1比;15位です。1位磐田・2位川崎・3位FC東京・4位柏・5位鹿島・・・16位G大阪・17位広島・18位甲府)、
縦コンパクトネス「23.2m」
(J1比;ダントツ1位です。2位甲府・3位柏・4位FC東京・5位横浜FM・・)
で、陣形位置は現在値が最適ポジションです。また、「密集度」のブロック守備は、J1最強となります。
②「中盤支配戦」術
ボール奪取位置は、J2では、リーグ下位から4番目に低い「32.3m(M3rd底位置)」でした。DFラインとボランチラインの間の位置ですが、「ボール奪取=攻守切り替え」位置が低い位置程、相手ゴールまでの距離が問題となり、「速攻」も限定されてきます。そのため、「ボール奪取位置」を上昇させ、最低限「ボランチ位置」より上としたい所です。
その戦術が「中盤支配」戦術です。内容は、ボランチ2名・前線・DF・サイドも連動・連携した組織的守備で、前線から「パス供給元」へのタイトチェックで「パス方向を限定」・サイドとボランチとDFで「パス受け手」で「ボール奪取」し、「中盤での相手パス交換を阻止」する戦術です。これが、「DFライン」まで追い込まれ守備ブロック内でのボール奪取では、単純「ロングフィード」程度しか「攻守切り替え」は発動しません。
キー選手は、前線の守備選手、瞬発力=スプリント力のあるボランチ、同様なDFで、「都倉、深井・宮澤、福森」が読める選手ですが、ここを2倍に増加したいです。
③「ロングフィード」戦術
DF・サイド裏スペースへのロングフィードは、「ピンポイントパス」であれば有効です。前線選手には、パスレスポンス力(トラッピィング・次プレーへの展開力)が高い選手(都倉・ヘイス・ジュリーニョ、内村は✖)が多く「精度の高いパス」であれば、1本で「大チャンス」となります。ポイントは、「精度の高いパスの供給元」です。現在は、「福森」だけで、当然相手はそこを前線選手で縛りますので、「制限される状態」が想定されます。複数選手で、ターゲット分散が絶対に必要となります。特に、「ボール奪取」想定位置のボランチに「正確なパス供給元」選手が必要です。さらに、DFにもう1名「準高精度クラス選手」が必要です。当面、「精度の高い・ゲームメイカーキッカー3名体制」で、ロングフィード戦術は得点可能域まで到達してきます。
④ロングフィード派生戦術が、「こぼれ球」からの得点戦術
前線の組み合わせとして「高さのある・スピード・スプリントできる選手」を近接位置で配置し、こぼれ球取得はそのまま「大チャンス」とします。ターゲット分散のためにも、前線は「高さのFW」2枚で組むべきですねる
⑤「ボール奪取」からの「速攻」-「ショートパス連動」戦術
短手数・ダイレクトパス・スルーショートパスで一気にシュートチャンスを狙います。
精度・強パススピード・創造性と判断の早いプレーが必須条件です。宮澤・深井・福森・進藤・菊地には片鱗が見えますが、未だJ1レベルには大きな差があり、そのままでは、即座にパスカット・ミスとなるだけです。ボランチに「優秀パサー」が必要ですね。
⑥サイド攻撃戦術
コンサのサイド攻撃では、運動量・スピード・精度・強度で著しくレベルダウンし、マツチアップしても、勝負になりません。現時点では、サイドは、守備的に位置取りしプレーに徹し、大きなサイドチェンジで、フルフリー状態の場合のみ攻撃参加ですね。サイド・クロス攻撃は、J2でも戦術レベルは上げられませんでした。J2下位レベルに通用しただけで、J2上位、ましてJ1で通用するレベルではありません。J1クラスのサイド選手が獲得・育成できるまで主戦術としては封印です。しかし、大至急、先ずは、前後退を試合全般フルに動き続けられる運動量選手を作ること(獲得か、育成か)です。シーズン後半には、「サイド攻撃」を間に合わせましょう。
⑦セットプレー
ここは、練習で熟成度を上げられる、徹底できる戦術ですね。「高さ」は、J2では圧倒的な優位でしたが、実は、J1でも、コンサが1位となりそうです。
コンサの平均値は、「181.26cm」でしたが、J1に当てはめると
1位 コンサ 181.26cm
2位 新潟 179.95
3位 磐田 179.16
4位 鳥栖 178.86
5位 FC東京178.71
・・・
17位柏 176.54
18位浦和 176.30 となりそうです。
攻守にわたり、「空中戦支配率」の上昇を集中練習課題とする事が、コンサの特長を活かした戦術となります。
但し、ここも「ボール出し手」=プレスキッカーの育成が急務です。絶対的存在の「福森」はありますが、バリュエーションと交代時対策として、右の優秀キッカーが必要です。「ボランチ・DFでの新規加入選手」の条件となりますね。もしそこで埋まらなければ、「育成」するですね。「菅」の左足、当然「小野」は狙いですが・・・
以上 「個別戦術」について記載しました。
有難うございました。
プロフィール
中学高校サッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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