2020年07月29日
中断明け・再開後の修正日程の中、何回か「過密日程」を越えた「超々過密日程」が、第8節・神戸戦にてスタートします。
再開後「中3日・連続の3連戦」日程は、第1・2旬と進行しましたが、
次の第3旬は、
8/2第8節H神戸~中2日~8/5ルヴァン第2節H広島~中2日~8/8第9節A清水~中3日~8/12ルヴァン第3節H横浜FC~中2日~8/15第10節H川崎~中3日~8/19第11節H大分~中3日~第12節A鳥栖~中5日と、
H試合「中2日」H試合-「中2日(1+移動日)」A試合-「中3日」H試合-「中2日」H試合-「中3日」H試合-「中3日(2+移動日)」A試合-と、
「中2日」3試合、「中3日」3試合の7連戦が待っています。
第1・2旬の「過密日程」は比較にならない「過酷日程」となるものですね。
その後、
第4旬も第13節H~中3日~ルヴァン準々決勝HA?~中2日~第14節H~中3日~第15節A~中2日~第16節Hの5連戦と連続しています。
第5旬(17節h~中3~18節h~中3~19節a 3連戦)、
第6旬(20節h~中3~L準決勝~中2~21節h~中3~22節a~中2~23節h 5連戦)、
第7旬以降は「週1試合(中6日)ペース」との予定です。
第3旬の7連戦が最過酷日程、次が、第4旬・第6旬が同レベル、第5旬は、第1・2旬レベルという事です。
この様に、最過酷日程への対処・対策は、選手起用法・チーム形成戦略にしか打開策はありません。「不十分・中途半端な対策」は、戦績は当然、チーム土台の「選手フィジカル崩壊」=「チーム戦力崩壊・破綻」、との「大失敗・悲劇」を招く事、必至です。
コンサの好材料は、武蔵リカバリー期待できる状態・ロペス合流後コンディションアップの2材料があり、絶好調の大学トリオ(田中コンディション?)、ルーカス・菅・白井のSH群、チャナティップ・駒井の攻撃型オールラウンダー、宮澤・深井・進藤の守備の要、絶対守護神菅野、当確期待ドドと好調選手が融合、
あとは、パフォーマンスアップを期待の福森・ジェイ・中野、
どこかで爆発期待の檀崎・濱・藤村・カウィン、
更に、特別指定・来年への序章組の小次郎・小柏が合流し、これからの「過酷日程」を乗り切るチーム力の形成としますね。
そんな、チーム戦略の分岐点・シーズン展開のポイントとなる第8節・神戸戦を展望してみましょう。
1.先ず、対戦相手「神戸」現況を確認
シーズン前準備は、
移籍市場は神戸の独壇場・中心とのオフシーズンが代名詞でしたが、今オフは低調で、FWドウグラス獲得程度。FWダビド・ビジャ引退の後釜としてトップクラスストライカー獲得成功。外国人枠での制約もあるが、15ゴール程度期待。
元旦・天皇杯制覇で、ACL参戦となるも、中断明けの修正過密日程は好ましくない状況となりました。MFイニエスタ・36歳から「スタメンで使えない試合」半分となり、DF西大伍、MF山口蛍、DF酒井高、FWドウグラスなど替えの利かないスーパー選手固定出場は、逆に懸念材料になりました。
そのため、「若手・有力選手」として、J2より獲得・育成層から抜擢も加えた選手層で、昨シーズンまでの「リーグNo1豪華選手層」➝「豪華選手~ベテラン優秀選手~若手有望選手~育成選手」と幅広い人材で形成した豊かで、強力な選手層に変化しています。
シーズンスタートダッシュを狙った筈ですが、失敗。
現在戦績は、
順位9位 勝点9 2勝3分2敗 得点6点、失点8点、得失差△2
昨シーズン、同時期は、
順位10位 勝点10 3勝1分3敗 得点12点、失点12点、得失差0
昨シーズンは、この時期、得点力は、ハイレベルWクラス選手群によるハイパフォーマンス攻撃で、高得点力でしたが、組織守備は無く、守備タレント不足で、多失点ともなり、チーム攻守バランスの欠点で、順位・戦績低迷で、今シーズンは、ストロングだった攻撃力は、一気に低下し、その分守備力整備で失点減少するも、順位・戦績は、再び低迷です。
再開後戦績も、2勝2分2敗と、エンジンは不発状態。
選手総年俸と戦績対比で、コストパフォーマンスは頗る低レベルの贅沢経営状態と評されても仕方ありませんね。
個々選手の大活躍は、相当数発生しているのに、チーム戦績に繋がっておらず、一体感とはかなりかけ離れた現況で、コンサの反対側チームですね。
戦績低迷の理由は、イニエスタの有無だけで無く、そのパフォーマンスの波も大きく影響し、連続起用の中、運動量ダウンにより効果的プレーが上下し、同様傾向が、ベテラン優秀選手に発生、安定したチーム力は、寧ろ若手選手に依存する状況もしばしば産まれているためです。
シーズン前の懸念点〜過密日程はチーム力ダウン濃厚〜との発生で、今後、益々チーム総力は上昇し難く、戦績低迷の可能性が高いものです。
実際のパフォーマンス値を確認しておきましょう。
7節項目別試合数値は、(コンサ数値も対比・・)
得点0 シュート14 枠内4 PA内率50% 決定率0%
( 3 15 7 46.7% 20%)
走行距離107km スプリント134回
( 121 184 )・・コンサの圧勝・優位ですね。
走力がリーグ最低値で、走らないサッカーでは、ポジショナルプレイは不可能で、選手の個別能力頼りでは、限界が明白ですね。FW古橋は、6本もシュートを打ちましたが、枠内数は1本で、枠外が大半では、危険性は乏しくなっていました。象徴的プレーでした。
2.コンサ 第8節神戸戦展望
➀問題は、数回記載した、選手起用戦略です。
前記の通り、第4旬は、「中2日」「中3日」と極めて過酷な、リカバリー困難となる超超過酷日程の、7連戦が、2週間超で実施。毎週2試合は、これまでの選手起用戦略では必ず破綻です。
選手起用戦略には、大別して、
<ターンオーバー制>と<スタメン固定+試合途中多数交代制>の2通りで、これまでのコンサは、後者<スタメン固定+試合途中多数交代制>を選択し実戦していました。
しかし、スタメン固定選手の累積疲労は、加算し続け、故障での離脱が必至で、その手前でも、パフォーマンスは低下し続け、チーム戦力は、経過と共に、低下し続ける事となります。
正解は、<完全ターンオーバー制>=<トップチームW・2チーム制>ですね。
いよいよ、Wトップチーム編成のタイミングが到来です。
以前、トップWチーム編成をトライしてみましたが、現時点で再編成してみます。両チーム共に、ミシャ表明の「多くのポリバレント選手を中核」としたチーム編成で。
Aチーム Bチーム
CF ジェイ ドド
➀シャドー チャナティップ 金子
➁シャドー 駒井(ロペス) 武蔵
LSH 菅 白井
RSH ルーカス 檀崎(ロペス復帰で、駒井)
➀DM 深井 高嶺
➁DM 荒野 中野
CB 宮澤 田中
LCB 福森 石川
RCB 進藤 ミンテ
GK 菅野 菅野
MSUB 早坂 ~CF・シャドー・RSH・RCB
藤村 ~➀DM・➀シャドー
濱 ~CB・➀DM
カウィン~GK
阿波加 ~GK
(特別指定)小次郎 ~GK
小柏 ~➁シャドー・➁DM
Aチーム選択
Aチームスタメン
SUBに「MSUB(特別指定含む)」・Bチームメンバー
Bチーム選択
Bチームスタメン
SUBに「MSUB」・Aメンバー
と選手選択起用となります。
A・Bチーム選択選手は、起用により戦力低減懸念は「檀崎」のみで、「抜擢起用により急速成長」を狙いますが、当面、「早坂」によりポジション補強を図り、起用数は同回数程度で運用する。ただし、「ロペス」完全復帰となった場合は、「駒井」をBチーム・RSHに固定化し、「檀崎」は「MSUB」要員に変更します。「檀崎抜擢・Bチームスタメン起用」は、ロペス完全復帰までの「限定措置」ですね。このチャンスを活かし、「スタメン定着」となる「パフォーマンス急上昇」チャレンジを期待します。
という事で、次節第8節は、Aチームスタメン起用と選手選択です。
先発メンバー
ジェイ
チャナティップ 駒井
菅 深井 荒野 ルーカス
福森 宮澤 進藤
菅野
SUBメンバー
[M] 早坂・藤村・カウィン
[A] ドド・ミンテ・駒井・高嶺;起用は原則20分以内限定
➁戦術・試合展開
ミシャは、前節試合後コメントで「コンサ式トータルフットボール」追求を表明し、そのスタイル像として、1974年(マイティー)アヤックスを挙げました。
その戦術は、現行コンサ戦術そのもので、
「コンビネーションによる中央突破、と、サイド攻撃突破」を狙い、
「ポリバレント選手」起用により、
「選手ポジションは局面毎に変化し、相手マーキングや、ゾーンフレスを外し続け、相手チームのスペース・ずれを突いたチーム一体プレー」を展開する、戦術で、「システム可変」は、その局面の一瞬を示すものですが、実際は、「規律(共通チームプレー実践)」に従い、ポジションを変化させながら、その役割プレーを連携・継続し、相手守備陣としての「相手個々選手の防御・守備」を、組織・連携プレーで「外し・突破」し、相手ゴールへ殺到するものとなります。「守備」も、攻撃同様、「相手攻撃陣に連動し、ポジション変化・組織・連携・複数防御・守備で、相手個々プレーを阻止」し、
全員の連動・連携、複数で実施する「攻撃・守備」が、「全員攻撃・全員守備」のトータルフットボールとなる訳です。
更に、「コンサ式」は、「ジェイのリーグ最強ポスト」を起点した「派生ショートカウンター」で、ビルドアップへの相手攻撃(相手前線からの守備・ハイプレス)への対抗策としても、絶好で、現代・最進化型「トータルフットボール」戦術となります。
結果、「最速・超精度攻撃」が実現し、「粘り強い泥臭さも増加したブロック堅守」と、DF田中を契機に「急速成長中の被カウンター防御力」でリスク対抗も整備し、「攻撃は益々、スピードUPの先鋭化。守備も、課題被カウンター力改善で、失点要因を急速減退に成功。」となり、攻守の「穴」も無く、リーグトップレベル戦力へステップアップを進行しています。
守備・攻撃共に、課題点の多い「神戸」は撃破!との試合内容です。
試合展開は、
試合開始直後の、神戸フィジカル◎状態により、両チーム「拮抗・緊迫状態」で、攻守切り替えの激しい展開となりますが、20分経過(飲水タイム)から、神戸フィジカル低下となり、コンサもフィジカルダウンを我慢し、「20分~40分」がチャンスタイム到来、として「集中度を上げ、プレースピードアップの組織・連携プレーで、華麗なコンビネーションショートパス攻撃、サイドを激しく突くサイド突破からのクロス・カツトイン攻撃、派生セットプレイで、「得点獲得」を狙い、複数回決定機から「先制」獲得で前半終了。
後半開始時は、前半同様「45~55分」は「拮抗・緊迫状態」となりますが、「65分~80分」にチャンスタイムが到来し、その中で「追加点獲得」を図り、「80~90分」神戸のラスト攻勢を「全員守備」で守り抜き、「2-0の完勝」との試合展開を想定します。
試合開始~20分 拮抗・緊迫・一進一退
~40分 コンサ・攻勢タイム「先制点」獲得
後半開始~55分 拮抗・緊迫
60分 選手交代で活性化[M・A]も活用選択
~80分 コンサ・チャンスタイムとし「追加点」獲得
~90分 神戸・最終攻勢を堅守・組織・全員守備で守り抜き
【 2-0 完勝 】 との試合展開想定です。
※ Wトップチーム・「ターンオーバー制」の初戦となり、「順調な勝敗結果とプレー成長」と予想するものです。
どんなに考えても、前節までの選手起用は、採用不能・あり得ず、上記内容が相当と考えます。
想定結果通りか、否か、は、今後のコンサ展開を大きく左右するもので、「シーズンの中の、大きな分岐点」である事は間違いありませんね。
どの様な「選択・決断」と「その内容」か、愉しみに期待しましょう。
「コンサの大きな成長・一歩の瞬間」です。
3.ロペス復帰
記事を記載完了し、マスコミを確認した所、待ちに待った「嬉しいニュース」が飛び込んで来ましたね。
そう!!【ロペス・チーム完全合流】です。本人は、次節・神戸戦参戦も可能、との積極性・意気込みですが、実の所、「1週間完全トレーニング」で「完全フィット」を狙いましょう。試合参戦は「次週の8/8第9節A清水戦」参戦を想定します。
更に、「武蔵」合流はどうでしょうね。「全体練習」合流はもう暫くで、「8/12・ルヴァン第3節横浜FC戦」参戦を期待します。
早いリカバリー・合流を「首を長くして」待ってま~す!
プロフィール
中学高校サッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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