~進化~ リーグ戦進行・第6節HFC東京戦総括

2020年07月23日

コロナ禍中断もあり、過去経験の無い「7ヶ月間試合開催無し」から、開放された「待望のホーム戦」は、緊迫感一杯・一瞬も目を離せない好試合となり、手に汗握る・ドキドキ試合は、本当に良いですね。
ミシャの言う通り「引き分けとの結果は不満足」は、「勝利・勝ち点3獲得が手に入る寸前」まで「試合内容が高かった」のギリギリ試合という事で、同コメント「今シーズンベストパフォーマンス試合」となりました。
対戦相手が、強敵・ハイレベルFC東京だからこそ、この試合レベル到達、とも考えられますが、他チームなら、「複数得点での完勝」獲得試合でした。対FC東京だから「引き分け」となった、ですし、「今シーズンベストパフォーマンス」だから、「強敵との引き分け」到達、とも言えます。
「引き分け・勝ち点1・勝ち点△2」は、本当に悔しいですが、何より「このパフォーマンス獲得」は、今後の試合に、莫大な好結果を展望させる成果でした。
「今シーズンベストパフォーマンス」が引き出せた理由、原因にそが、「我々サポーター・ホームの力」です。「試合参戦サポーター・TVの前観戦サポーター」の力であり、更に、「ホームの力」です。実際、「今シーズンベストパフォーマンス」は、「今シーズンベストフィジカルコンディション」に在りました。チーム・選手は、ホーム=我が家・マイタウン・マイチームで、僅かな時間だったにも拘らず、急速回復・充電が出来、心身ともに、リフレッシュ・リカバリーとなったものでした。「ホームの力」の重さ・価値をあらためて実感させられるものとなりましたね。「ホームの力」は不可思議で、絶大で、これからのエネルギー・源泉の一つです。

では、そんな第6節・FC東京戦を総括しておきましょう。

1.第6節・ホームFC東京戦試合概要(データは、速報値)
第6節を迎える前、第5節のリーグ全体の公式試合データリリースの全体動向を確認の所では、
・再開後の修正日程「超過密・中3日での実戦・2連続~2週間3試合」の「各チームパフォーマンス推移」は、「過密①戦目<➁戦目>➂戦目」である。
・前節・第5節は、再開「3連戦・1回目」での初戦(➁節)数値を大きく超えて「3連戦・2回目」を開始した。
特に「攻撃項目」が大きく上昇し、「得点(力)」が上昇した。
・このため、昨日・第6節パフォーマンスは、「前節・第5節を大きく超えたもの」・「攻撃活性化・得点増加」の「撃ち合い勝負試合」増加と想定される。
との結論でしたが、
リーグ全体の試合結果は、「6勝3引き分け」・総得点22得点(前節「8勝1引き分け」・総得点34)と、「撃ち合い勝負」は減少しました。
その原因・想定違い理由こそが、「各チームのフィジカルコンディションの改善により、「試合パフォーマンスアップ」が上昇し、「均衡試合」が多くなった、との訳でした。
コンサ・FC東京戦と同様に、「3試合=3チーム」以外の15チームは、「フィジカルコンディションアップ」による「パフォーマンスアップ」となった第6節でした。[アップ失敗は横浜FC・浦和・大分の3チームでした]

では、コンサ・FC東京戦を見てみましょう。

1.第6節・対FC東京戦試合データ
試合結果は「1:1」の引き分け・勝ち点1獲得ですが、
試合スタッツは、
     コンサ     FC東京      優劣
    前半  後半   前半  後半  前半  後半 
得点   1   0    0   1  コンサ 東京
シュート数  4   6    5   8  ドロー ドロー
枠内数  1   4    3   2  東京  コンサ
支配率 51  43   49  57  トロ― 東京
パス数 299 180  257 250 コンサ 東京
成功率 85  79   82  78  コンサ ドロー

攻撃サイド占率は、
     コンサ     FC東京      
    前半  後半   前半  後半  
左・L 40➝ 38   37↘  33
中央  23➝ 23   34➝  32
右・R 37➝ 39   29➚ 35
➀シュート数=決定機数は、前半<後半と、後半活性化傾向ですが、両チーム差は変化せず、「均衡=同数チャンス機会」だった。
➁枠内シュート数=相手ゴールへの侵入度数は、コンサ後半増加、東京やや減少。
➂パス数は、東京は前後半で変化無しだったが、コンサは前半>後半の激減となり、戦術変化を証明する数値。
➃パス成功率は、両チーム共に、前半>後半で、「低下原因」があった。後半両チーム「同値成功率」は、「チャレンジパス」度が同一だった、との事が推定される。
➄攻撃サイドは、コンサは前後半変化無く「両サイドからの攻撃」が主力、東京は左サイド・中央➝右サイド増加し、3レーン同回数に変化。
の5数値がポイントとなっています。

ここからは、
○決定機数(シュート数)は、両チーム同数で、「緊迫・均衡状態試合」だった。
○東京は「後半35分から一気に増加し、コンサ停滞」と変化した。それまでの「80分間」は、明らかにコンサ優勢だった。東京変化は「3枚選手交代」が契機となり、「停滞原因となった3選手交代で、本来戦術確認・実施」によるものでした。
○コンサ「パス数」「同成功率」後半急減少は、「戦術補正」と指摘しましたが、前半戦戦術から、後半戦戦術を変化の内容は、「ショートパス=パスサッカー戦術」➝「ミドル・縦パス」特に「サイドへのより深く・狭いエリアへのパス」増加で、打開を図ったものでした。その原因は、東京の強固守備力です。前半も両サイドを狙うアタックは再三トライされましたが、両サイドの守備(SB・SH)の強力個々選手守備力に阻止され、いつも成功するサイド攻撃は想う通りに成功しませんでした。そのため、「より深く・狭いエリア」のタイトスペース狙うチャレンジパス・アタックは、効果=チャンスメイクになりましたが、成功率低下=パス連携停止=連続する筈のパス数消滅=パス数急減、となったものでした。≪より鋭いチャレンジは、成功率ダウンも発生≫となりますね。しかし、≪より鋭いチャレンジ成功≫⇔≪より決定的場面・チャンス獲得≫となり、是非、積極トライして欲しい・すべきです!~良いチャレンジとして賞賛・評価です。

以上速報試合スタッツからの確認でした。

2.試合ポイント
➀前記の「戦術変更」は、試合内での戦術修正・打開でした。その意図する所は、「果敢なトライ」として評価されるもの、でした。
更に、試合ポイントとして、
➁東京の強烈守備「個々の超強力ボール奪取力」、更に連動する「超高速・高精度カウンターの得点力」に対抗するため、
事前展望では、
<パスサッカー戦術>
・「相手チャージ」を受ける=届く前に、
・「高成功率パス=ショートパス」連続 の徹底で対抗する。
ミスパス・リスクパスは排除し、「東京・リアクションサッカーの最大欠陥~相手チャージを無効とする素早く・精度の高いパス交換で、予定戦術の開始を不能とする対策」を実践としました。
昨日、試合は、その展望予想は的中・大当たり!でした。
前半~後半35分までの「80分間」狙い通りとなりました。
今後、<パスサッカー戦術>を昨日レベルで実践出来れば、支配率・チャンス構築数は急上昇し、試合コントロールする試合展開を多数回実現出来る「力」となりました。コンサ・ミシャ戦術の【原点】を再確認し、チーム力として獲得した点は、最大の成果でした。
ミシャコメント「美しいパスの連携とテンポ、コンビネーションの高い、テンポの良いサッカーを見せられた。・・」とある通りですね。

➂同時に、もう一点最重要事項がありました。
「ボールへの素早い寄せ=最速の寄せのスピード」でした。コンサの姿とは想えない程のスピードと、スピードに乗った「寄せ」=「チャージ」は、タイト・強烈なチェックとなりました。
試合後の東京・室屋選手コメントに「強度の高い試合・・」とありましたが、本来の東京・ストロングポイントのお株を奪うが如き、コンサの強烈チャージは、「東京・強力守備力」を上回る「コンサ守備力」となり、東京の予想・想定を崩してしまう事態としてしまいました。
コンサは「攻撃優先・守備やや軽い」との評価の筈でしたが、昨日試合は、完璧・完全に払拭し、攻撃と共に守備も「強度」の高い戦力に変身したもの、となった訳です。その証明こそが「昨日・1:1引き分け」となった「最少失点数」に現れていますね。つまり、「いつのコンサ守備力ならば、3失点」も覚悟する所でしたが、そのレベルはすっかり急上昇し、「リーグ最強攻撃力」・「リーグ最速カウンター・得点力」の東京に、80分間「自由自在、本来戦術発揮」を封じた「コンサ守備力」でした。
≪コンサの「素早い寄せ」「最速寄せスピード」獲得≫を連続実施し、完全獲得・習得で、「守備力の急改革・改善・レベルアップ」を実現するチャンス・機会となった、と期待するものです。昨日、東京のカウンターチャンスは数回ありましたが、後半35分までは、その悉くを、ボール被奪取の瞬間、その奪取・ボールホルダー選手へチャージし、時には「必要ファウル」も交えて、封じ、「東京カウンター発動を阻止」していました。

➃ポイントは、それ以外も、
・田中CBは、「正確な状況把握・プレー予測・適正判断」により、「ラインコントロール」は勿論、東京・リーグ最速攻撃スピードに対して、「相手攻撃スピードに負けずにディフェンス構築」を成功させ、決定的機会の大半を阻止しました。「田中のスピード」は、ラインの他2選手にも、「立ち遅れ発生でのカバー局面を消滅」させ、ライン全体、スピードへの対抗力が急上昇となりました。宮澤で「スピード弱点・そのために発生する他DF・ライン・GK」のスピード対抗力不足は、消滅します。
≪田中・DFセンター定着≫です。
・ルーカス・菅・駒井のスピード・キレ・判断の攻撃力、高く・粘り強い守備力は節妙で、コンサのストロング。
・高嶺・金子・ドド・白井のサブ能力もコンサストロング。
・とことんまで上昇しつつある「戦術・プレー予測の習熟化、実践」。
・ジェイのポスト能力
○菅野の根性・渾身の魂のゴール守備
○熱いサポーター力
ですね。

「今節は、次節に繋がる、大転機試合」となり、次節への期待は爆発しています!! もっと、更に、凄いコンサが次に待っていますね!!


post by yuukun0617

14:05

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