2020年07月16日
さぁ〜! 選手もチームスタッフも我々サポーターも、一息入れて、体力の回復と同時に、ハートもリフレッシュし、特別遠征での最終戦・第5節アウェイ仙台戦へGO!です。
前ブログで、この3節のリーグ動向で確認の通り、第4節の焦点だった「各チームフィジカルダウン」からの「コントロール・リカバリー」と共に、次の「中3日」3連戦に突入します。今シーズンは、このスケジュールで進行ですね。しかし、第2節〜第4節3連戦の経験は、成功と失敗の両面あり、今度の3連戦に活用です!
前ブログでの結論は、全チームの勝ち点獲得実績からは、
【 選手起用は、ターンオーバー型が有利 】で、 コンサが選択した「スタメン固定+途中交代型」は、選択チーム平均で、何と「勝ち点△0.5/試合」で、「3連戦では、勝ち点△1.5劣後」との大きな差、との明確な結果でした。
実際、「スタメン固定+途中交代型」選手起用戦略は、固定スタメンの疲労は、毎試合毎、累積してしまい、前回3連戦で顕在した通り、3戦目では「著しいパフォーマンスダウン」必至です。継続は困難ですね!
と言う事で、次戦でのコンサ選手起用は、「ターンオーバー制」となります。
恐らくは、ミシャも同一結論と想定します。
となると、ターンオーバー制・・➡︎Wトップチーム制となり、戦力並列のAチーム・Bチームを選手振り分け「編成」となります。ここから、チーム編成のポイントが、焦点となりますが、<同一戦術・同一プレー>が基本方針となると考察します。対して、他の考え方としては、<所属選手に合わせ、チーム特徴を持つ、変形型>の方針です。そのどちらやアプローチにも、一長一短がありそうですが、コンサのチーム大方針は、「全選手・同一戦術による同一プレーを目指す」ですね。もう一方の編成方針も、現実的・リアリティの高い考え方で有力ですが、敢えて、チーム大方針に則る選択となるもの、でしょう。
コンサは、リーグの為「コロナ禍リーグ対策」が成立する「関東圏に移動・拠点設置」の<特別遠征>を実践し、いよいよ最終戦「仙台戦」に突入ですね。
その代償は、「選手は身体的にも精神的にもリカバリー度が下がる共同生活」を送り、きっと、3連戦での累積疲労コントロールには「何らかの支障」があり、実戦にも影響はあったものでしたね。また、監督・チームスタッフも、粉骨努力で支え、資金的にも、マイナスもあった事と想定します。そんな数々のマイナスも越えて、最終戦に到達ですね。<コンサの陰(しっかり露出してますが)の功労への賛辞・お礼>の言葉もあってイイですよね。
という事で、次戦の展望を始めましょう。
1.対戦相手「仙台」現況
先ず、シーズン前、コンサにも在籍していた木山監督が就任。前監督は長期政権からの監督交代。選手層は、主力DFシマオ・マテ・MF松下佳・FW長沢駿・GKヤクブ・スウォビィクが残留。DF永戸流出は、DFパラ獲得成功で永戸の穴を埋めることが可能な選手獲得。「補強の目玉」はクエンカで攻撃の中心になれるアタッカーを補強。更に、新加入FWアレクサンドレ・ゲデスも能力が高く、優秀な5人外国人選手が2020年仙台の中心となるもの。更に、日本人選手ストライカーFW赤崎、CB・ボランチが可能なDF吉野恭獲得、右SB浜崎加入と、MF梁勇基、FW石原直、DF大岩の仙台を支えてきた選手移籍はあったが、出場機会の乏しかった選手で、ダメージは無く、クラブ史上最高とも言える充実オフとなっていたものでした。
しかし、FWゲデス、FW長沢駿、MFクエンカを怪我で欠いた状況で今シーズンの開幕戦を迎え、特にMFクエンカは全治6か月診断で、復帰時期は8月上旬で1節~9節欠場。「中断期間でのリカバリー」により、攻撃の中心として期待していた選手を使えない試合数が大きく減ったことはポジティブに考えられ、更に、新型コロナ不安対策としてFW西村拓を再獲得し攻撃陣は充実。出遅れていたFWゲデス、FW長沢駿、FW赤崎、FWジャーメイン良、獲得したFW山田寛と攻撃的なポジションの層はぶ厚く再開を迎えたところ。
シーズン前の「順位予想」では、「リーグ中位」予想が大半でしたが、「降格無し」とのレギュレーション変更は、仙台の新戦術「ハイプレス」完徹での「不安リスク」を払拭し、新戦術邁進の姿勢が徹底され、積極チャレンジにより、「リーグ台風の目」のひとつとの存在、とも評価されています。
現在戦績は、
➀△ 1ー1名古屋 でスタート、再開後は、
➁〇 1-0湘南、➂● 1-2浦和、➃△ 1-1横浜FC と、
11位「1勝2分1敗ー4得点・4失点」と、まあまあレベルで、新戦術・試合内容は変化するも、「攻撃・得点不足、堅守」のバランスは以前に近いものでした。
現在戦術は、
システムフォーメーションは、
攻撃時【4-1-2-3】、守備・基本時【4-1-4-1】の攻撃時可変システムです。
攻撃時の戦術は、新戦術<ハイプレス戦術>をトライし実践しています。
守備時は、アンカーを挟んだ「ダブル守備ライン」のブロック守備で「堅守」狙いです。
最直近・第4節の「対横浜FC戦」で、現実プレーを点検すると、
仙台のメイン攻撃パターンは、
➀「ハイプレス」 ~前線5選手が、相手ビルドアップのボール保持者へ「速い寄せ」でチェックし、ボール奪取➝ショートカウンターを狙う。
➁トップへの「ロングフィード・カウンター」
➂サイドでの「タイトプレス」 ~ボール奪取➝サイド侵入➝アーリークロス
の3通りです。
特に、「ハイプレス」「サイドタイトプレス」共に、<ボールへの素早い寄せ>型の個々選手による「単発プレイ」で、チーム連動=「他選手の追い込み・ターゲット潰し」のようなチームプレーは無く、その選手による「嵌め」が失敗すると、その近く選手が「寄せに間に合えば継続」するも、「間に合うタイミングの距離感・意識」は少なく、「連続ハイプレス」にはなっていません。謂わば「ハイプレイ初級編・基本編」レベルです。
この「ハイプレス」対応には、「複数選手での連係プレー(パス交換)」で簡単に外せそうです。しかし、試合実戦では、このハイプレスが成功し「得点獲得」も実現しています。<要注意>ですが、後述の通り、「外し」た後の局面には、大チャンスが在り、仙台「ハイプレス」戦術を、想定・対策の上「逆利用」し、得点獲得チャンスにしましょう。
システムフォーメーションを選手名記載し、図示しておきます。
[攻撃時・システム可変]
ゲデス 長澤 ジャーメイン
松下 関口 _前5選手でハイプレス_
椎橋
石原 平岡 吉野 蜂須賀
小畑
一方、守備時は、相手陣~自陣高目位置に、布陣しコンパクト堅陣でボール奪取を狙うもの。
[守備時・基本]
↓ 長澤 ↓
ゲデス 松下 関口 ジャーメイン~左右ウィングが下がる
椎橋
石原 平岡 吉野 蜂須賀
小畑
【攻略ポイント】
➀仙台「ハイプレス」は、<S~15分><HT~10分>の2時間帯で、<要注意>時間帯として意識・集中傾注し、同時に「逆利用」時間帯とする。
➁「ハイプレス」「サイドタイトプレス」共に、「単発型」で、その「プレス」を「複数選手連携(パス交換)」で「外せる」。
➂仙台自陣からの攻撃は、「前線へのロングフィード」が主体で、「ビルドアップは低レベル」で、守備陣からの攻撃は「カウンター」型程度。仙台前線選手への「タイトチェック」で「フィード・パスレスポンス(トラップ)」を阻止し、「ボール奪取機会・チャンス」として逆襲タイミングとする。
➃「仙台ハイプレス」は、「掻い潜ると」、前線に「5選手を集中」しているため、その裏側・上位置に「フリースペース」が発生します。「仙台5選手」プレスの「裏へのパス」が「自在パス起点」となり、カウンター・逆襲チャンスとなります。仙台の「ハイプレス戦術」は、完全に「両刃の刃」となる訳です。
➄「パス交換」のレベルは低く、第4節も「70%」と低成功率で、「ミスパス」による「ボールロスト」が多く、「ボール奪取」チャンスとなります。
➅選手起用は、「ハイプレスによる疲労過多」傾向となるため、「ターンオーバー型」で、「能力順選択による、最大戦力の選手起用選択」とはなっていない。 と6点が指摘されます。
2.コンサ 戦術・試合展開・メンバー予想
前書きの通り、コンサの選手起用は「ターンオーバー型」選択に成らざるを得ませんが、実際は「Wトップチーム編成・同一戦術同一プレー・プラス起用選手により戦術変化やバランス修正」となりますね。
➀戦術
現在も、「コンサ式ミシャスタイル(戦術)」をチーム全体・全選手で追求し、「同一戦術・同一プレー」のレベル上昇を指向し続けています。
当然、戦術は、「コンサ式ミシャ戦術」(「パスサッカー戦術」によるミシャ流+前線へのロングフィード・ポストよりのショートカウンター戦術)の完成を目指します。システム可変・ビルドアップ・サイドと中央を多彩パターンで攻撃・サイドレーン突破からのクロス・派生のセットプレー攻撃を実践、また、「ビルドアップ」局面への「ボール奪取・パス交換阻止」を狙う「前線からのプレス守備」に対抗し、ディフェンスラインより、縦一本・前線へのロングフィード~ポストプレー~ショートカウンター攻撃、の「相手守備陣飛び越し、超高速カウンター」も、コンサのストロングとして確立しつつあります。
次戦でも、当然、継続狙いです。
更に、近時コンサは、「試合展開コントロール」能力の上昇・成長も指向しています。具体的には、「先制点獲得~試合均衡持ち込み~カウンター等で追加点狙い~フィジカル消費と戦術とプレー強度やプレー量をコントロール~コントロールしながら終戦」を狙います。詰まり、「試合展開」に従って「プレー強度・戦術・具体プレー」を選択・管理し実践し、最終的「試合結果」をコントロールしよう、としているものです。
➁試合展開
前記の通り、
試合開始~15分 コンサ「相手ハイプレス」を逆用した「カウンター」で先制点獲得
~30分 両チーム均衡の中、コンサカウンター狙い
~45分 両チーム「カウンター」の応酬で前半終了
「 1-0 」
後半開始~55分 仙台「ハイプレス」作動。
コンサ選手交代で活性化
~75分 両チーム均衡の中、コンサカウンター派生セットプレーで追加点獲得
選手交代で活性化
~90分 仙台攻勢も、コンサ堅守で終戦
【 2-0 】完勝 との試合展開予想です。
➂メンバー予想
ここが、最大の「課題点・重点」となりますね。
Wトップチーム、A・Bチーム編成です。
では、2チームを編成してみましょう。
ここには、将来部分も加え「武蔵・ロペス」も含めた基本編成とし、実際の試合「選手選択」はそのチーム構想を基礎として検討、となります。
では、ポジション毎に記載で、
Aチーム
ジェイ
チャナティップ 武蔵(金子)
菅 深井 荒野 白井
福森 田中 進藤
菅野
SUB;早坂・藤村・中野・石川・カウィン
Bチーム
ドォグラス
金子 ロペス(駒井)
ルーカス 高嶺 駒井(藤村)檀崎
濱 宮澤 ミンテ
菅野
SUB;早坂・藤村・中野・石川・カウィン
と編成してみました。
しかし、どちらも、武蔵・ロペス不在時の代替( )が必要で、そこは、「連続起用」となり、試合途中交代(ハーフタイム等交代)起用も必要となります。
編成検討すると、「一定能力選手数不足」が明確です。
取り敢えず、一番簡便な「レンタルバック」も検討すべき?でしょうが、「岩崎・中村」では能力不足で、対象となりませんね。それでも「選手数確保」ならば、検討俎上に乗せる可き、でしょうか?
更に、次戦~中3日FC東京~中3日横浜FMの3連戦中、A・Bどちらを起用・選択すべきか?です。
一案は、
対戦 相手レベル 確率 起用
第5節A仙台戦 ・・ B ・・勝利〇・・Aチーム
第6節HFC東京戦・・ A上・・勝利▲・・Bチーム
第7節H横浜FM戦・・ A下・・勝利△・・A+Bチーム
との起用で、「やや戦力が安定・優位なAチーム」は2試合、Bチームは「疲労リカバリー・フル能力発揮」を期待し、「連戦累積疲労」となりそな第6節戦に起用し、「FC東京のハイテクテクニック・高能力選手」に「フル充電されたフレッシュ戦力の走力・運動量対抗」との対戦設定との考え方です。3連戦の最終戦は「疲労回復のAチームに、B主力をハーフタイム加えた混成チーム」でスタートし、「途中多数選手交代」で「戦力維持」を図る、との戦略です。
Wチーム編成型も相当難しい選択ですね。
プロフィール
中学高校サッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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