~進化~ 再開は歓喜のエールの中!!

2020年07月05日

待ちに待ったシーズン再開は、コンサ勝利の歓喜のエールが日本全国からチームに降り注いでいます。
歓喜は、
第1に、コロナ禍の中、世界でも困難な状況に拘わらず、多くの努力・汗と涙の上、リーグ戦再開の奇跡を掴み取った事。
第2に、大好きなコンサの復活の雄姿を現実と出来た事。
第3に、苦しんだ試合・闘いの中、勝利の幸運を手にした事。
3つの歓喜に、画面の向こうのコンサチーム・コンサ戦士へ、力強く・熱いエールが、日本全国から集まりました。

選手・監督スタッフ・チームスタッフの努力、併せて、コンサを支援する全ての関係者、勿論!我らサポーター、のオールコンサの厳格で真摯で、粘り強い努力、
それと同時に、日本を作る全ての方々の賢明で、涙ぐましくて、暖かい努力の賜物で、本当に、それらすべての方々へ深く感謝するものですね。
”本当にありがとうございました! 皆さんのお陰で、大好きなJリーグ・コンサも復活です!!”

中断期間は、決して「消えた時間」ではありませんね。その間の「熱い努力の期間」があったからこそ、今からの「未来・将来」がある、のですね。
存分に「Jリーグ・コンサを愉しみましょう!」ね。

では、そんな感謝の想いを深く持ちながら、本日・再開・リーグ戦第2節・対横浜FC戦を振り返り、またまた「味わってみましょう」。

1.試合概要
コンサの再開スタメンは、ミシャ戦術・基本システム「3-4-2-1」
        ジェイ
    チャナティップ 武蔵
  菅   荒野   深井  白井 
    福森  宮澤 進藤
        菅野
  サブ  カウィン
      ルーカス・高嶺・金子・駒井・田中・ミンテ
予想では、タイトシーズン日程対策から、Wトップチーム形成・完全ターンオーバー選手起用戦略を採用し、本日は「Aチーム」の発進・スタート、と想定しましたが、試合は、最有力スタメン・個々能力順の「トップチーム」の選手起用でした。
その理由は、試合での実プレーが証明してしまった「コンデイション不調」にありました。「コンデイション」は、「フィジカルコンディション」と「プレーコンディション(理解・判断の『頭』、連携・スピード・精度の『実プレー』)」の2分野ありますが、その両面が「低レベル」で、個々の選手での「バラツキ・差」がありましたが、試合開始10分以降前半全体に、「身体のキレ不足」⇒「プレーのキレ不足」・「タイト不足(チェック・寄せ)」、「理解・判断の甘さ」⇒「連携ミス・カバーミス・ビルドアップチームプレー失敗・ハイプレスでの連動プレー不足・守備ライン位置取り甘さ・ポジションミス」が、支障・課題となり、横浜FCに「好きな様に支配・コントロール」させてしまいました。詰まりは、中断期間で「すっかりコンサスタイルのフィジカルとヘッド、プレーを喪失」していた、という事で、チーム練習再開後から、一からチームを作り直す・再構築、との再開準備・トレーニングだったという事だった、という事なんですね。確かに、「コロナ禍」で「外出禁止の完全自粛」状態が長期間継続した訳で、当然の結論・結果です。
そんな、「中断前状態への復活」には程遠い状況からの再開・再出発で、「完全復活には、最低複数試合の実試合トレーニングが必須」となり、本日試合も、可能な限り「多数選手にリカバリー実体験」の「カンフル治療(トレーニング)」も大きなシーズン展開上からの試合目的になったものでした。
実際、多くのコンサ各選手の「コンデイション変化・推移」は、
       フィジカル  プレー
試合開始時   70%   70%   武蔵得点・決定機+2回
 ~10分   
        60%   60% 失点時間帯
後半開始時   70%   70%   武蔵追加点・決定機+2回
 ~58分   深井⇔田中
        70%   70% 
 ~73分   荒野⇔高嶺
        70%   70%
 ~87分   宮澤⇔駒井、白井⇔ルーカス、チャナ⇔金子
        70%   70%   
交代選手のWボランチの出来は特に悪く、交代で対応。他の選手は、「前半」試合感(勘)と身体が重く・キレがなかったが、前半プレーで「水分等消耗で体重減」と「試合勘回復」から、後半開始時に「キレ」が回復し、プレーも回復となり、その後、オーバーワーク・過重運動量懸念選手を交代し、チーム全体、70%程度を継続・維持しました。
次戦は、「中3日」で水曜・アウェイ鹿島戦ですが、本日起用選手の多くは、「ハード実戦トレーニング」との効用から、「身体も軽く・キレも回復」に近づいた展開となりましたね。

横浜FCのポイントは、中断期に、チームスタイルを「対戦相手毎に、システム・戦術変更」に転換した事で、システムフォーメーションも、チーム基本形「4-2-3-1」では無く、完全マッチアップの「3-4-2-1」同型とした点です。布陣位置・ボール奪取位置は、事前想定通りの「積極型・前進位置」で、「コンサビルドアップ~GKからの第1パス、DFライン位置からのビルドアップ」にハード・タイトマークとし、結果、ビルドアップでは無く、前線・ポストへのフィードが中心となり、結果として、「パス数減少・パス成功率低下⇒相手ボール支配」と、想定外状況に陥りました。

試合展開は、武蔵の開始直後ゴール・先制で、コンサ有利・快調に開始されたやに見えましたが、続いた決定機2回を外し、一転、コンサ・コンディション低下が前半終了時まで35分間発生し、横浜FCの再三の決定機の内「1失点」となり、横浜FCコントロール展開でした。後半開始後、ミーテイング徹底・前半でのコンディション回復要因から、コンディション復活し、コンサコントロールに変化し、後半コンサ決定機は3回あるも、1回武蔵追加点獲得で、「2-1」のギリギリ勝利となったもの。  

2.コンサポイント
先ずは、試合スタッツ(速報)は、
       コンサ  横浜FC
シュート数 前半6本   9本
      後半5本   2本
内、枠内数 前半2本   4本
      後半3本   1本
得点    前半1点   1点
      後半1点   0点
支配率   前半43%  57%
      後半43%  57%
パス数   前半257  300本
      後半213  318本
パス成功率 前半82%  86%
      後半76%  84%
※前半数値は、横浜FCに攻勢を継続され、後半数値は、一気に逆転し、コンサ攻撃回数を増加させた数値ですね。
※しかし、前後半ともに、試合全体、支配率・パス数・パス成功率は、想定以下に変化されてしまいました。これは、コンサ「ビルドアップ阻止」の横浜FC戦術が機能し、「相手陣への攻撃パターンが、ロングパス・前線へのポストプレー一本鎗」にされてしまった結果です。詰まり、ビルドアップの「ショートパス交換=パスサッカー戦術」を封じ込まれてしまった事態となり、更に、「サイドでのカウンター・突破」パターンも同時に減退されてしまった展開となったものでした。

試合後ミシャコメントは「勝利の結果以外は、駄目。ビルドアップ・本来の狙いは駄目だった。90分間の試合への『ゲーム感・体力』の両方が不足。今後2・3試合これは続きそうだが、実戦の中で改善していく。相手ボール支配としてしまったが、ボールを動かす事が出来れば改善出来たもの。」と、
ビルドアップの失敗、ショートパス攻撃(縦パスからのスルーパス・ドリブル突破)・サイド攻撃からのクロス・サイドチェンジによる相手陣揺さ振り・更に「ハイプレス」などの「本来狙い」の大半が機能せず、試合の「ゲーム感とフィジカル」不足が大きく、「走る・闘う・規律を守る」のコンサ根本3原則の不徹底を指摘したものでした。

具体的問題点を課題化して置くと、
➀90分間の「フィジカル」不足~運動量・集中力・スピード
➁90分間の「ゲーム感」不足~理解・判断の甘さ、ポジショニング、連携・カバー
➂身体のキレ不足~実戦トレーニングで改善、本日効果も大。前半「ポールへの寄せ・チェックの甘さ」続発。
➃ビルドアップの不安定~DFとGK間連携、プレー判断の遅れ、パス正確性
➄Wボランチの不安定~荒野は「2018レベルの低ポジショニング力にレベルダウン・退化」・理解判断も不良で、試合中「ミシャより直接指導連続するも改善せず」。深井は「運動量・キレ不足」。
➅ハイプレス時「周りの連動・全く不足・無し状態」~相手守備陣が、コンサプレスを躱して、一気にカウンターの切っ掛け・原因になり続けた。
➆GK菅野の「セービング力の低さ」~カバーリングの幅・空間の狭さ、反応の遅さは顕著。DF陣のカバーが必須で、攻撃戦術展開上「守備枚数少ない中での固有GK守備力に依頼」に支障。

良かった点も多数。
➇武蔵のスピード・決定力
➈ミシャ戦術の連動・連携攻撃
➉ジェイのポストプレーの安定感
 チャナの華麗な繋ぎプレー ・・・まだまだ多数。

いずれにしても、
「中3日」のタイト日程で、次戦ですね。
起用選手の「リカバリー」と、次戦も続く「実戦トレーニング」が今後の進化・成功のカギですね。あまりにもタイトで、通常・定例トレーニングは、メニュー化は困難で、「実戦」の中で「高め、成長・改善させていく」事となるシーズンですね。

勝利の余韻に乗って、改善と成長へ進みましょう。
 



 


post by yuukun0617

01:43

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