2018年11月04日
リーグ最終盤第31節が進行し、残る2試合で完了。その後名古屋以外は、残3試合となります。
ここに来て、≪シーズン終盤の在り方≫が判って来ました。
~シーズン終盤でのチームコンセプトで、シーズン結果を左右する~との展開となり、その在り方が問われる、との命題です。
結論は、
【シーズン終盤では、チームコンセプト・カラー・戦術を中心とする試合展開を目指す事が必須である】、というものです。
一見当り前の様ですが、意味は相当深いものです。
その意味は、
・対戦方針による想定試合展開を建てる際、平時は、「チームコンセプト・戦術」+『相手チーム対策・修正』」を中心としますが、
シーズン終了時点まで進行している状況では、
もはや「対策チームの長短による対策」での試合打開から脱却し、
『チームコンセプト・戦術』の完成形による試合支配・勝利を図るべきである、との内容です。
本来、シーズン開始前では、全チームで、シーズン終了時点での「チームコンセプト・戦術の完成」を期するものですが、現実の中、破綻状態・破綻チームが産まれ、「降格」となって行きます。
その逆に、上位・チャンプ争いチームでは、強力な「チームカラー・戦術が完成」しています。
当然の摂理・自然な流れですが、長いシーズンの中、幾多の困難・試練により、「破綻・喪失」してしまうチームと選手となってしまう訳です。
シーズン展開の真の意味・意義の中には、
・一見、上位・チャンプ争いと降格争いや順位争いとされそうですが、実は、それは『結果・成果』で、意味や意義としての優先順位は、最上位の【唯一物】では無いのではと思えてなりません。
同等の意味・意義が、
【チームコンセプト・カラー・戦術の完成】=【チームの成長】で、
『結果・成果』は過去のものですが、
【チームコンセプト・カラー・戦術】はこれからの未来を作る源です。
実は、リーグチャンピオンチームの次シーズンの活躍と一転破綻の差が、ここに在るもの、との指摘に繋がります。
よく話題とされる<常勝チームの宿命>を、
〇『結果・成果』とするのか、
〇それを『生み出す力形成』とするのかは、
根本的なチームコンセプト・思想そのもので、
J2リーグでは、全チーム<チームの力形成>に邁進していましたが、
J1リーグ、2シーズン目の終盤に来て、あらためて身に沁みています。
大変お恥ずかしい話ですが、
正直、前シーズンは、J1リーグ残留の結果・成果の一点に集中し、そんな根幹思想に思い当たりませんでしたが、
今シーズン、上位争奪戦の中に在り、未来への継続を想い、初めて<チーム力形成>指向の重大さを痛感・実感しています。と同時に、『結果・成果』至上主義の呪縛が重いチームも見えて来ますね。
本筋に戻し、シーズン終盤の第31節各試合を見ると、そのコンセプトの差と、そのための結果・成果が明白に見えて来ます。
第31節勝利チームの共通事項が【チームコンセプト・戦術の完成指向】チーム、
敗戦チームは【結果・成果指向】チームに2分されそうです。
湘南△-△清水 ・・独自スタイルの激突【戦術指向】両チーム
川崎〇-●柏 ・・川崎は【戦術指向代表格】、柏システム変更し失敗
磐田〇-●広島 ・・磐田【戦術指向】、広島戦術変更・ブレで失敗
名古屋●-〇神戸・・名古屋【戦術指向がブレ】、神戸【本位の戦術指向に】
浦和●-〇G大阪・・浦和【戦術形成に甘さ・ブレ】、G大阪【戦術指向】
結果を求めるため、戦術を崩したチームと戦術形成追求力に甘さのチームが敗戦しました。
残る2試合もその観点から予想できます。
コンサ〇-〇仙台・・両チームとも【戦術指向】チームで激戦
鳥栖●-●長崎 ・・両チームとも【戦術指向がブレ、結果指向】で苦戦
では、シーズン終盤【チームコンセプト・カラー・戦術の完成】を目指す闘い・試合を、試合コンセプトの中心とする、との考え方のキーポイントが、
・「愉しむ力」~ミシャの言う「トレーニングする愉しみ・試合する愉しみ」がサッカーの中核。
・チーム全体の「一体感」
・そんな中、自分自身の最大値・最高値に挑む「チャレンジ力・精神」
です。
最終結論が、
「相手との対戦ではなく、自分(限界・メンタル)との対戦に勝つ・勝ち取る」事です。
今日の試合、コンサチーム全体で、「自己の最高を形成し、最高値とし、その結果が3得点以上獲得での勝利」を成功・成し遂げましょう!!
プロフィール
中学高校サッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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