2017年10月29日
27000人の内、2000人鹿島サポを引くと、約25000人のコンササポで作った【ドーム力】を梃子に、コンサの「リーグ最高峰鹿島」の実戦テストでした。
テストの評価は...?
結論を先に..「J1中位レベル戦力を証明」するもので、シーズン開始時の「リーグ下位レベルを脱し、確実な成長・戦力拡大」を示すものでした。
①先ず、勝ち点獲得の結果は、ありませんでしたが、
前回対戦「0-3」;シュートC12本(枠内2)vsA7本(枠内3)前半:攻勢/西大吾の右サイドからの崩しで立て続けの3失点、後半:守備固めとの事前想定通りの試合展開力と、コンサのシュート精度低さ、で完敗との実戦結果があり、最近のコンサ戦力上昇・成長を加味しても、大きな戦力差から、勝ち点獲得の可能性は低い、との客観的評価通りの結果でした。
②しかし、今回対戦内容は、鹿島の事前想定試合展開を大きく阻害し、僅差まで実戦戦力差を証明するものでした。「1-2」の点数結果もそうですが、前半試合内容は、コンサの想定通りの試合展開を実現し、特に25分まではコンサの攻勢時間帯としたものでした。
鹿島の攻撃は、攻撃起点からサイドへ展開し、縦パスの反復交換での陣形突破・決定機創出、ゴール枠内ターゲットへ集中するシュートによるゴール、とのキレ鋭く・スピードに乗った攻撃ですが、ミドル位置に、前線~DF陣までの縦距離が短く、横に拡がる、スペースを空けない密集守備陣型を布陣するコンサ守備陣により、素早い集散とチェックを集中し、攻撃の9割超を防御・阻止し、前半;「0-0」シュートC4本(枠内0)vsA5本(枠内3)に抑え、均衡状態を維持する守備力を証明しました。
③前半の懸念点として、荒野と横山のポジショニング・プレイ予想力と準備・集中度に問題がありました。そして、懸念点はそのまま、後半、2失点に直結しました。
2失点共原因は横山にあり、更に、荒野ではなく兵藤のリスク認知と速やかな対処があれば、プレイ途中での対応チャンスが産まれ、失点阻止が出来る可能性が高いものでした。
1失点目は、横山のクリア躊躇を突かれたもので、そのまま素直にクリアすれば、危機も、失点も無かったもので、本来MFの選手資質のため、クリアよりもパス優先意識が理由です。本来DF選手は、クリア優先意識の所、MF資質選手をCDFにしているリスクです。
2失点目は、横山のポジショニングとプレイ予測力の甘さにより、一瞬ウォッチャーとなり、金崎の直線的な侵入にも拘らず、出遅れ、フリーにシュートを許したもの。
また、充分に機能した兵藤に代え荒野をスタメン起用した点、後半選手交代は、本来の適正起用に修復した兵藤起用の途中是正で、交代枠を1名無駄とした点、またまた支離滅裂の目的不明途中交代で、すっかり、均衡状態を崩し、後半;「1-2」C2本(枠内1)vsA7本(枠内6)と劣勢状態で、敗戦としたものでした。
実は、少しの点で勝ち点獲得を逃した、僅差の戦力差試合という事で、
敗因と同時に、「現課題が明らかとなった」試合でもありました。
もう一つの課題が、「シュート決定力」で、試合全般シュート6本の内、枠内1本では、得点獲得は不可能ですね。
④第31節は、コンサを含め、想定通りの結果でしたね。
甲府・大宮・広島は敗戦し勝ち点上積み失敗にて貴重な1試合を消化、残り僅か3試合の中での逆転の確率を大きく減少させた結果でした。
冷静に、客観的には、残り3節で良くて1試合勝利・勝ち点3獲得があり得る程度がギリギリですね。因みに、コンサが全敗し勝ち点上乗せが全く無くても、16位以下チームが、3試合でコンサと逆転の確率は10%以下で、コンサが勝ち点を「1」でも獲得すれば、確率は5%以下となり、客観的には「逆転不可能状態」ですね。
今節と同様に、残る3試合は「戦力改善の実戦テスト」兼「次シーズンの必要戦力判定と課題明確化」に集中ですね。
選手は、過去の実績に胡坐をかかず、現能力至上主義での判定にしっかり評価を獲得するプレイを試合の中で叩き出し、見せ付ける勝負に、全身全霊で打ち込み、自己の将来を掴み取り、確定させる闘いの3試合ですね。
≪ 都倉!! ≫
一段と味わい深い、残る3試合です!!
プロフィール
中学高校サッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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