~進化~  熊本戦 総括

2016年10月31日

ほゞ、全ブログが、熊本戦術と選手起用を批判・否定しています。

サポーターの目で自明な内容、当然、選手は、当事者として、それ以上の「大きな疑問」を抱いています。
「この疑念を払拭しない限り、意識・姿勢のブレを持つ選手が増大し、チーム崩壊が連鎖します。」
通常とは異なる戦術の選択には、「大きな賭け・危険性」がありました。監督ならば、当然、その事を理解し、選手へ丁寧な説明と納得の上、実戦としている筈です。今まで、勝利獲得をして来た「戦術」を捨てる事ですので、当然の疑問・不安・懸念が起きます。

しかし、その全ての「思惑・見込み・予定」が、無残に破たんした。
選手は、「やっぱり」戦術選択ミス、との認識が強烈でしょう。「都倉の試合後、ウェア破り捨て」が意味しているものは、自分とメンバーとスタッフに向けたもの・『怒り』でした。
練習で行われているだろう説明は、本当に難しい説明ですね。簡単なコメントや説明では、破綻を回避できません。・・それだけ、真摯に、心身を掛けて取り組んでいる選手達が多い(全員ではありませんが・・・)ですので。 
唯一の正当な方法は、戦術・選手起用の選択の誤りを認め、あらためて、チーム・自らの「ノーマルプレイ」を全員で再確認し、意思統一を行う事だけです。
試合直後の監督・一部選手の「評価コメント」とは真逆の内容で、本当に、【心配な状況】です。もし、負け惜しみではなく、本心だとして、その方向に、遮二無二進みと、コンサには「悲劇」しか残りません。
今、現在実施している「練習時内容」に「これからのコンサ」が掛かっている、とのもの。

四方田監督・現コーチの「将来・来季」も、今、この瞬間に掛かっています。

1.現在順位を確認します。
1位 コンサ 勝点78 得失差29 首位との勝点差 全勝の勝点12点
2位 松本  勝点75 得失差27    3     87
3位 清水  勝点72 得失差42    6     84    
4位 C大阪 勝点69 得失差16    9     81
5位 岡山  勝点63 得失差16   15     75
6位 京都  勝点63 得失差14   15     75

2位と「3」=1試合差、3位と「6」=2試合で得失差で逆転、4位と「9」=3試合差

コンサは、優勝確定のためには、「3勝1分0敗」以上
     昇格確定のためには、「2勝1分1敗」以上です。

つまり、【2勝1分出来なければ、自力・自動昇格喪失】濃厚となりました。

2.試合内容
今シーズン、35試合で選択したシステム戦術を捨て、【3-4-3(0-2-1)】型のシステム戦術を選択。
その選択意図は、前ブログで分析の通りでしたが、結果として、「熊本」のシステムが全く想定外で、選択意図の前提を外され、意図・想定外事態が現実化しました。
その結果、
①コンサの攻撃起点でもある「守備陣」へは、「熊本」3FWによるタイトで徹底したプレスで封印。
②コンサ中盤は、「前寛」の不安定プレーで、ミス・遅延プレー・スペース多発で、「中盤」を「熊本」に自由に活用。
③コンサ前線は、「熊本」の2DF+1アンカーで、ポストプレーを封印され、更に、タイトチェックで自由な展開も阻止。
④サイドは、「熊本」SBにより、攻撃よりも「守備中心」で、コンササイドの攻撃参加阻止。 と、「守備」勝負を挑まれ、見事なまでに=コンサにとっては、無残なまでにズタズタ状態とされたもの。
今シーズン、初めての「守備合戦での完敗」でした。
J2「最強の守備」が、J2-「18位の守備」に完敗・・・簡単な証明です。コンサ守備は「J2最強から18位レベルへ転落」の現状との現実です。

「1:1の個の闘い」は、DF陣の狼狽と弱点の表面・現実化を招きました。
「福森」のパフォーマンスは、今シーズン最低で、「攻守」の要が、今日は、「攻守の穴」と陥る内容でした。
「永坂」は、福森発のPK誘因者との認識が、その後、積極性を低下「若さの弱さ」が出露呈。しかし、問題は、永坂ではなく、こんなに重要な一戦の最重要選手・ポジションを「永坂」に負わせた事は、何一つ意味の無い選択・起用で、「監督の起用誤り・独り善がり」そのものです。
「増川」、福森・永坂ともに、再三、DF位置から、ボランチポジションの穴のカバーに飛び出しました。ボランチには2選手位置取りしているのに拘わらず、です。結果、飛び出した元スペースは大穴状態で、また、「ヘディングミス」多発でカバーも不発で、守備態勢は、ボロボロでした。
「中盤」の弱体化が、守備陣も、前線も低下させ、シュートチャンスも消失する、との証明をした試合となりました。
「宮澤」のパートナーに「前寛」起用は、もうここまでにしましょう。
「前寛」の問題点=「意識・認識」レベルで、「集中度の上下変化」、真摯な努力姿勢の問題です。選手としては、「不安定な選手」致命的欠点。

シュートチャンスが産まれないのに、3FWは、滑稽な姿を露呈。「都倉の激昂」は理解・同意出来るものですね。

いずれにしても、
今まで、積み上げ、現順位の源泉だった「コンサのノーマルプレー」を捨てた事が、全ての理由・原因。その選択ミスの責任は、厳正に追及すべきですが、シーズン後の課題としておきましょう。

「コンサのノーマルプレー」を現有戦力で展開しても、「最強レベル」より低下はあるでしょうが、それでも、「J2上位戦力」です。
「枠内シュート」=FW責任で、大至急改善は絶対条件ですが、
「コンサ ノーマルプレー・戦術」の再確認で、この緊急事態は、乗り越えられますし、その方法以外での打開は、コンサの将来・来季のためにも、必須です。

こんな、誰でも知っている【自明の理】の再確認ですね。

有難うございました。




post by yuukun0617

12:51

コメント(2)

この記事に対するコメント一覧

フラッ太

Re:~進化~  熊本戦 総括

2016-11-01 00:45

ブログ拝読しました。 破綻の様子が非常にわかりやすく書かれていて「こりゃ録画を観るまでもないな…」と思いました。    3トップで優位に立つはずが3人ともベッタリと張り付かれたせいで頓挫。熊本の対応力を甘く見た四方田監督の采配ミスは責められてしかるべきでしょう。前半はシュート0(!)だったとか。にもかかわらず、選手交代を70分まで引っぱるとは…。前半がシュート0に終わるということは明らかにスタメンの選び方が間違っていたということ。選手が立ち直るのを待っているレベルではないでしょう。コンサの公式サイトを見て「動かなすぎにも程がある!」と愕然としましたよ。    僕は上原スタメンに非常に疑問を持っているので上原OUTの前提で妄想しますが、後半開始時から例えばソリマチンがかつてコンサ相手にやってみせた3-3-2-2(河合をアンカーっぽくした3-1-2-2-2というところでしょうか)WBをさらに高い位置に上げて熊本SBと対面させて裏のスペースは前寛と宮澤が見つつ、この2人が縦に出る機をうかがうとか“秘策”だった3トップを諦めてでも穴が空き放題だった中盤を引き締めるとかやりようはあったはずです。  コンサは「デカい、速い、巧い」の三拍子揃った選手を揃えられるワケじゃありません(それ故にアタマを使う、戦術でカバーするって話になるんですけど…)。ですから強みは数的優位だというのも肯けますし、2点目を取られたら終わる状況だったんですから3トップが空振りに終わった時点でメンツにこだわらずに見切って欲しかったというのはありますね。

yuukun

Re:~進化~  熊本戦 総括

2016-11-01 07:23

フラッ太さん、コメント有難うございます。監督の焦りと不安が産んだ敗戦でした。実に、監督責任の敗戦は数試合目ですね。それが無ければ、とっくに優勝決定していました。 ここに来ると、チーム一丸の筈ですが、往々にして、監督・リーダーがその「最大のプレッシャー感」から最初に崩れ出す、とのよくあるパターンそのものに見えて来ます。大変、深刻な状態ですが、逆に、意外に簡単で、確実な脱出法が「原点回帰」です。チームで、コンサの「ストロングポイント」の再確認が出来るかどうか、ですね。

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