〜進化〜149)ハイプレスの弱体化が、守備低下・大量失点原因⁈

2023年06月26日

 コンサの[オールコートマンマークプレス・マンマーク型ハイプレス]戦術は、リーグ各チームが、対戦対策での最大ポイントとしています。
2020シーズン、7/6[対横浜FM戦]で誕生した当初スタイルは、
FW選手・全員離脱の緊急事態時に捻り出した[荒野ワントップ・ゼロトップ型・駒井・チャナティップシャドー]スタメンにより、
横浜FMストロングだった[ビルドアップ攻撃]を崩す事を狙い[ビルドアップ選手のGK・DFへ、マーマークプレス]を仕掛けた戦術で、その波及として、前線に亘る横浜FM選手へも、マンマークプレスで、パス受け手阻止を図る、との[オールコートマンマークプレス]となったものでした。
その結果は、初めて受けるビルドアップへの徹底マンマークは、見事に嵌り、ビルドアップでボール奪取が連続し、コンサ決定機だらけとなり、ビルドアップラインから全く中盤・前線は届かない完敗・3-0コンサ快勝となり、その効果を大きさと、異様な威力が、衝撃となった訳です。
しかし、特殊チーム状況下の、変則戦術として、2020シーズンは、僅かとなるも、2021シーズンから、全面展開を開始し、そこから、コンサのチームスタイル・戦術となりました。
所が、肝心の、そのチーム・ストロングだった[マンマーク型ハイプレス]が問題です!
結論は、2ポイントで、
【確実に、マンマーク型ハイプレスが減少・低下している!】
【試合時間帯で、マンマーク型ハイプレスの強度のバラツキが発生し、相手反撃時間帯を許している】
 との事実です。
先ず、
オールコートマンマーク・マンマーク型ハイプレス導入のここ「4年間を対比」すると、
年   順位 ハイプレス指数・順位 ハイプレス成功率・順位
2020   12位  53.2%・6位   45.8%・4位
2021    10   56.5 ・5    53.9 ・1
2022   10   51.6 ・7    48.4 ・3
2023      9   51.6 ・5    49.6 ・2
 ⑴ハイプレス指数=回数度合いが、2021>2022・2023と低下し、減少させている、との事実。
 ⑵ハイプレス成功率も、2021値より大幅減少、2022悪化から回復も、なお、大幅低下状態のまま。
 この通り、試合全体で、ハイプレス回数減少・成功率激減のままで50%以下で、半数回は、相手ビルドアップを容認させ、攻撃力アップを許しています。
 【この戦術強度は、毎シーズン上昇・成長は全く無く、低下させている】との現況!
トレーニングの意味も効果も無く、現在のトレーニング不良を証明する数値ですが??
どお、なっているのか?!

次に、更に大きな問題が、【試合展開不良】の点です。
データ値として、15分単位・ハイプレス指数・成功率の時間帯別内容を、ここ3シーズン対比してみます。
      2021                2022              2023
時間帯  指数・成功率 指数・成功率 指数・成功率
15分  53.5・61.1%  52.8・51.6%  51.9・52.1%
30   61.8・57.6     57.3・51.3       50.0・60.8
45   54.0・50.0    49.8・47.8      46.7・40.0
60   52.9・52.9    51.1・50.0       47.4・48.6
75   50.6・51.5    55.9・45.7       54.2・47.9
90   47.9・49.7    50.7・43.7       50.7・48.5
全体   56.5・53.9   51.6・48.4       51.6・49.6
 ⑶最強2021から、1シーズン毎に、各時間帯で低下傾向で、ここ3年では、現在最低レベル。
 ⑷低下となり、基準成功率50%未満は、2021・90分帯のみから、現在2023・45分・60分・75分・90分と5/6時間帯が、不足状態にまで低下。試合開始15分帯しか、ハイプレス成功率は基準未達で、それ以外の【試合大半時間帯でハイプレス成功率不良】時間帯との事実。

いかがでしょうか!
間違い無く、コンサ[オールコートマンマークプレス.マンマーク型ハイプレス]は、弱体化させています。

その原因が、重大問題ですが、
 ⑸走力低下状況、特に、スプリント数17位では、「マンマークプレスやチャージが届かず、成功率大幅ダウンとなっているもの」で、球際強度を誇ったコンサは、過去となりつつあります。
【走力、スプリント力の回復・復活必須】であり、【走れる選手起用の選手起用・采配ミス撲滅】に掛かります。

ミシャ試合三原則は、今シーズン、特に、直近、「死語・放棄」、優先順位低下となったのでしょうか?

直近試合、選手毎のパフォーマンス格差が大きく拡大してしまっている、との最重要ポイント、そんな選手も平気で起用、との采配ミスも関わりいる、悪化状況が、現実の姿です。
大量失点の真因もここだと、、、
危険ですね!


post by yuukun0617

21:28

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