2023年06月21日
コンサ全体の、①チームマインド・メンタルの強化、②ミシャ・選手の目指すもののランクアップとそのための練習、課題・ポイントを指摘する、前々・前ブログの連記を前提に、
ここからは、具体的な後半戦への対策・準備に移りましょう。
[後半戦・コンサ大進撃の連勝連続]のため、その起点となる「初戦・次戦C大阪戦勝利」が必要です。
そのための具体的な対策と方法、準備検討です。
1.対策チーム「C大阪」現況
現在の戦績は、
順位6位 勝点29 9勝2分6敗 得点23失点19得失差+4
昨季・同節では、
順位6位 勝点26 7勝5分5敗 得点24失点18得失差+6
ほぼ同一戦績で、唯一[引き分けが、勝ち試合にアップして減少]とアップし、勝点3差アップしています。
因みに、コンサは、
順位8位 勝点26 7勝5分5敗 得点38失点32得失差+6 と、
僅差に付け、次戦コンサ勝利なら、勝点同一・得失差で上回る順位逆転となります。
直ぐ上のチームを直接対戦で食っていく!とは、正に、「渡りに船」「望む所」との対戦で、その分、その勝敗は重く、価値の高いものとなっています。
C大阪は、昨シーズン、リーグ5位、ルヴァン準優勝との結果は、小菊監督スタイルの成果と課題を表し、連動した守備から試合主導権を握る戦いは出来たが、インテンシティの高いチームに苦戦、ラスト15分失点数リーグ最多と、課題が明らかとなったシーズンでした。
そして、迎えた今シーズンは、更なる上位・優勝争いを目指す、との方針から、
シーズン前、選手層整備は、
得点力拡大なため、J2・10得点藤尾、J1・11得点レオ・セアラ、カピシャーバ、ジョルディ・クルークスのサイドアタッカー、香川真司、大迫塁という新旧MFと、攻撃選手加入で、急上昇を図る。
長期離脱予想の清武の懸念も、発展途上若手、J2からの中堅、頼れるベテラン層と抜群の選手バランスを誇るもの、との大きな期待で、シーズンスタートでした。
しかし、
シーズンスタート期は、
1勝2分2敗 得点6失点7〜平均得点1.2・平均失点1.4と、得点力拡大も、堅守継続も、失敗するスタートダッシュの失敗。
その後も、なかなか急上昇とはならず、
最近5試合になり、やっと、
4勝1敗 得点8失点5〜平均得点1.6・平均失点1.0となり、現在順位まで上がったもの。
昨年比は、
[スタッツ]
試合平均 走行距離 スプリント
2022 114.4km 181回
(4位) (9位)
2023 114.2km 114回
(11位) (16位)
※走行距離は同値でも、リーグ相対では、大幅転落で、リーグ下位レベルに低下。
スプリントは、深刻で、最下位レベルに転落しており、走量とスピード、球際は、大幅低下の実績値です。
今シーズンは、[走れないチーム]となりました。
その最大の悪影響こそが、前シーズンからの課題、[インテンシティ高いチーム対戦苦戦]の原因〜「球際勝負負け]で、今シーズンも、そのまま継続しています。
[攻撃]
試合平均 回数 シュート 得点 決定率
2022 119.4 13.5 1.3 9.6%
(6位) (4位) (9位) (11位)
2023 120.2 10.7 1.2 11.6%
(9位) (14位) (7位) (6位)
※攻撃回数・シュート数大幅低下は、ゲームメーク力ダウンを証明。しかし、シュート精度=決定力アップ・リーグ上位により、得点はやや低下程度で、順位アップとなっています。
シューター=ストライカーの個々能力を依存しており、それが、ストロングで有り、当該選手不在時大幅低下のリスクともなっています。攻撃力全体は、間違い無く低下傾向で、当初想定とは真逆に進行する、混迷シーズン、と言う事が、証明されています。
[守備]
試合平均 被回数 被シュート 失点 被決定率
2022 115.7 12.0 1.1 9.1%
(8位) (9位) (10位) (5位)
2023 119.0 12.2 1.1 8.7%
(7位) (10位) (12位) (6位)
※守備数値は、全項目同値で、前年守備力継続。しかし、全項目が、リーグ中位レベル値であり、堅守には未達で、唯一、リーグ上位の被決定率=GK・キムジンヒョンの個別能力に依存し、失点を止める、との体制で
チーム力による守備では無く、優秀GK個別能力によるもの。攻撃での、シューター・シュート決定力に依存と全く同一内容で、監督能力とスタイルが証明される数値となっています。
攻撃・守備共に、突出選手依存型チームで、ストロングも、ウィークもそこに有ります。
その最たる証明数値が、
得点ランキング
選手 得点 決定率
2022 加藤 6点 10.9%
パトリッキ 5 13.5%
タガート 5 13.5%
山田 4 16.0%
乾 3 42.9%
2023 ⑰節・半分時点
レオセアラ 6 12.8%
奥埜 3 20.0%
上門 2 28.6%
加藤 2 25.0%
為田 2 15.4%
※今シーズンは、シーズン半分時点で、既に、前シーズン得点王加藤得点に達しています。
レオセアラの得点力が傑出し、続く、奥埜・上門・加藤の決定率の高さの4選手頼みです。
但し、シュートプレー数とは乖離し、
シュートプレー数ランキング
総数 成功率
レオ セアラ 47 12.8%
毎熊 晟矢 20 5.0%
奥埜 博亮 15 20.0%
香川 真司 14 7.1%
為田 大貴 13 15.4% と、高決定率・得点実績の個別能力に応じたシュートプレーとは乖離し、低決定力選手の、シュートムダ撃ちが実態。
レオセアラを抑えれば、得点力は、半減以下となります!
潜在力は高いチームですが、個別能力依存が随所に有り、走力や球際強度を競う現在J1リーグでは、力負け必至ですし、戦術強度の弱さ、リアクション型主体では、リーグ上位到達も、一瞬でしか有りませんね。
狙い所一杯、満載のチームです!
〜長くなりましたので、大変申し訳ありませんが、
2.コンサ対戦対策予想は、次ブログとします。
よろしくお願いします。
〜 次ブログに続く。
プロフィール
中学高校サッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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