2021年09月23日
次戦・広島対戦への準備は、月・火曜の2日間完オフの大盤振る舞いで、選手の累積疲労を心身共に解消し、最高コンディションで、万全の内容としています。
一方の広島は、相変わらず中3・2日の過酷日程を、試合起用選手は17名限定し、スタメンとサブどちらかでの長時間連続起用で、選手の疲労感はかなり累積したままの状態。かなりコンディションは厳しい状況で、試合間の短日数インターバルも、戦術や特定トレーニングは困難で、コンディション調整程度で、準備状況は相当厳しいものです。
そんな次戦の予想・想定です。
1.対戦「広島」現況
現在戦績は、
勝点39 順位10位 30試合 9勝12分9敗 得点35失点31得失差4
C大阪 11位 30試合 10勝9分11敗 得点39失点39得失差0
コンサ 12 29試合 11勝6分12敗 得点35失点40得失差-5
と、同勝点に3チームが並び、順位は得失差によるもの。しかし、広島は明らかに引き分け数突出の戦績で、リーグ最多で湘南12・清水11・仙台10と、<負けないけれど勝ち切れなかった試合>多数で、監督城福本来の堅守速攻型・リアクションサッカー特徴が、ミシャスタイル攻撃サッカーの残滓に混ざり、毎試合、攻撃と守備のバランスが傾いたまま進行し、攻撃なのに守備的、守備なのに攻撃配慮と、切り替え判断が混在の不安定で、特に、攻撃の威力・鋭さ・選手数の厚みで「強弱を変動」させ、結果として、PA外からのミドル・ロングシュート頼みで、深く侵入による突破・決定機攻撃は皆無で、得点力を大幅減少させています。
城福の限界点が現れた現状。
又、大きな問題点が、選手起用固定戦略で、特定選手の集中起用で、直ぐの連携アップとなるも、一定期間後は、累積疲労過多で、故障離脱・パフォーマンスダウンを複数選手が同時に発生し、一気にチーム力を低下させる点です。シーズン全体での理想形は、シーズン当初から、徐々に、若手やサブ層、更に新加入選手の加算・押し上げで、戦力上昇カーブとなる、成長戦略ですが、目先の戦績・順位を最優先スタイルの監督は、シーズン当初から最大戦力値を求め、そのため、手っ取り早い方法として、特定選手固定起用戦略に走る事は多々起きています。城福も、戦績最優先監督で、選手育成実績は僅かで、逆に、潰してしまう「使い捨て」を発生させています。
シーズン終盤に、戦績低下傾向は、それが根本原因ですね。
現在、広島の選手保有は、莫大な資金までには行かずとも、リーグ上位のタレント層ですが、育成意欲が乏しく、消耗度が高いとして、活躍選手の多くが流出となる流動性の高いチームです。そのため現在、選手もより高い付加価値となる様に、個人成績優先型が多く、チームへの隠れた陰の努力やプレーよりも、個人突破の様な、単独プレーが多い現状です。遥か彼方のミシャイズムのオートマチックチームプレーを完全に忘れた訳ではないでしょうが、現状チーム状況に合わせたプレーとなり、ここも、全力プレーまでに到達し切れていない理由かも知れません。
戦術は、対戦相手フォーメーションや戦術を封じる、リアクションサッカーです。本来は、過去のミシャスタイル基本フォーメーション[3-4-2-1]ですが、可変も無く、そのままの陣形で前進し、基本思想は、ブロック陣形常時保持の守備主導戦術です。ビルドアップのパスサッカーも少なく、サイド選手の個人突破頼みで、クロスに合わせる攻撃パターンがメイン。クロス精度は、ピンポイント・ハイスピードで、ターゲットも、Dヴィレイラの高決定力が待ってます。ストロングは、強力ですが、パターンは、単純明確で、ターゲットポイントも絞られ、事前想定準備を各チームが行い、クロス出し手を複数守備、ターゲットには、複数防御壁を用意し、成功率を大きく引き下げられ、単純パターンでの得点は、相手準備が遅れた場合のみに低下しています。
この様に、ストロングは多数あるも、戦術や選手起用の欠点が故に、チーム経営の求める順位・戦績に至らず、カップ戦も全滅、このままでは、城福の座も安泰とは言い切れませんね。必死です!
一番、勝利への意欲が高いのは、監督城福、でしょう。
2.コンサ 対戦戦術・試合展開・メンバー予想
では、コンサの対戦予想です。
コンサは、基本的に、対戦相手により、戦術やメンバー変動は有りませんね。当然、強敵や、ストロングの差異で、事前想定の攻略ポイントは相違しますが、実戦試合の中で、コンサのストロングの威力効果・撃破結果の差はありますが、お構い無しで、当初想定パターン攻撃をより強力・スピード・精度アップを図り継続し、撃破結果にまで追及します。その追求過程にこそ、実戦での改善改良・成長を掴める、との思想・考え方です。
①戦術は、現在完成を目指す、オールコートマンマークプレッシング、マンマーク型ハイプレス、で超攻撃型守備の、敵陣ゴール直前でのボール奪取を図り、ショートカウンター決定機を作るゲーゲンプレス戦術。オールコートマンマークで、パスコースを完封し、パス出し阻止・パス交換阻止し、オールコートでボール奪取を図る、ボール奪取からの切り替えは、ビルドアップ・パスサッカーで、相手守備を突破し、サイドのワイド攻撃、コンビネーションの中央突破、反復サイドチェンジ、多数選手ドリブル突破、縦スルーパス突破、DF裏スペースへの飛び出し突破、派生セットプレー、ビルドアップ・中盤を飛ばす最前線へのロングパスのポストからのショートカウンター、と多彩多様な、可変と5レーンとポジショナルを駆使した、最新戦術を展開です。
余りの多彩さのため、事前準備の当たり率が下がり、想定通りの守備対応とならず、多くのチームが、自陣に堅陣ブロック守備を選択し、コンサの攻勢時間帯となりますが、多くのチームが、打開力が乏しく、突破困難となるパターンも、コンサは、守備陣を揺さぶり、ギャップやスペースを作り出す能力や、個々のスペシャル突破力、ハイスピード・コンビネーション攻撃で、突破します。川崎並みのリーグトップ能力ですね。
オールコートマンマークが完全作動すると、ピッチ内全てを人でカバーし、エリアカバーの必要性が消滅となりますが、一般的対抗策が、マンマークを外すと、マークのズレが連鎖し、全体のマーキング力が一気に低下してしまう、連鎖反応狙いでした。当初のコンサは、このパターンにしばしば嵌り、失点を重ねましたが、
近時の改良型は、
a.相手攻勢局面で、自陣ブロック守備の守備スタイル切り替えで、相手の多数選手連動・コンビネーション攻撃に対し、マンマークの個別マーク・コントロールの1:1勝負から、得意の組織・複数連携守備は変化し、守備パターン変化とその間の省力・フィジカル消耗コントロールを働かせるもの、
b.ボール位置より高いマークを維持するも、低い位置選手は、マークを外し、下層マーキングを担当し、その連動で、最終ライン近くに、フリーDFを作り出し、マーク選手と連動する数的優位守備を実施。マンマークとそこからパス出し先想定選手のマンマークに、数的優位とし、確実に阻止する、
との変化で、オールコートマンマークプレッシングに強弱、オンオフ、状況最適対応への修正対応、が作動し、相手の決定機数は大幅減少させています。
更に、トレーニングと実戦試合で、最適プレーへのレベルアップが指向され、確実に進化成長となり、試合項目数値にも反映し始めています。
②想定試合展開は、
広島の守備主導・堅守速攻リアクションサッカーで、時々、攻撃バランスアップ型のため、
試合開始早々、コンサのマンマークハイプレスで、広島ゴール前の第1決定機に、確実に得点獲得に成功するか否かで大きく展開が分かれ、沈着冷静・より深い突破と侵入で、GKとの勝負に打ち勝つ先制点獲得がポイントで、それが成功すると、反復攻勢・決定機で追加点獲得となり、後半途中選手交代・戦術転換で、メンバー交代し、更に追加点獲得とします。
想定試合結果は、【 3-1完勝】です。
③メンバー予想は、
ミラン・ワントップトライ3回目で、3度目の正直であり、シュート5本・枠内3本・2得点の結果を狙います。
小柏もスタメン復帰で、戦力強化型のスタメンです。
(スタメン)
ミラン
青木 小柏
ルーカス 高嶺 駒井 金子
菅 宮澤 田中駿
菅野
(サブ)
ジェイ・ドド・荒野・岡村・柳・小野
小次郎
で決まりですね。
3.選手保有戦略〜新シーズン戦力構築
現時点で、考慮・検討すべき内容は、①現在保有選手の能力算定・評価、②現在レンタル中選手の能力査定、の2点で、各選手の活躍とこれからの期待値の評価です。現在チーム保有選手は、間近で日々評価実施済ですが、②レンタル中選手については、実戦プレーを実物確認し、本人からの現況確認を加え、場合によっては、本人意向の確認も含め、判定評価の査定時期です。しかし、スタメン定着の活躍は、鳥栖中野嘉大・名古屋ミンテ・京都白井位しか居らず、鳥栖岩崎はサブ、富山濱・山形藤村・千葉檀崎・福島ガブリエルは、ベンチ入りにも到達しない状況となっています。既に8選手のレンタル数は、リーグ水準以上の実施数で、レンタル戦略の確立が必要な段階に入っていますね。
レンタルは、
a.「育成型レンタル」の教育育成目的〜ポイントは、いつまでに・どこまでの成長を可能かの目標設定、
b.「普通レンタル」で、教育育成効果と当面必要選手から除外となり、試合出場機会低下で選手能力低下防止目的〜能力成長評価と期間終了時での必要性検討の総合判断により復帰判定、
c.「買取条件付きレンタル」は、相手チームで必要性が確認された場合完全移籍の目的〜レンタル先チームでの活躍で、自動的に完全移籍に変更、
の3通りです。
明確に、分類されるリリースはされておらず、8選手の内容は推定しかありませんが、
a.は、不明ですが、檀崎
b.が、中野嘉大・白井・岩崎・ガブリエル・濱・藤村
問題のc.が、ミンテではないか、と推測します。
大活躍のミンテは、そのまま名古屋定着が極めて濃厚ではないでしょうか。
レンタル選手の活躍は、想定以上なのか以下なのか?!
期待する選手は伸び悩み、出場機会喪失組は活躍は、個々選手の活躍・幸運は喜びですが、チーム運営としては大失敗ですね。明確な運営基準確立が不可欠となっています。
いずれにしても、次戦のコンサ内容と結果の伴う試合が観れる事でしょう!
全サポーターの拍手👏を集めましょう。
プロフィール
中学高校サッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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