〜進化〜116)最大課題はより深い課題だったと判明の神戸戦

2021年09月19日

ミシャ試合後コメント「試合内容では圧勝も、結果が逆・連同しない試合。決定機構築までのゲームメークは監督責任であり達成、ラスト単独プレーのシュートだけは、手が届かない選手の才能・能力。こんな敗戦は、今シーズン5〜6試合、いやそれ以上。イタリア監督の様に運の良し悪しが結果を左右し、自分で無く別監督なら解消。」との試合評価は、敗戦時の典型パターンですね。
しかし、このコメントには、賛同と大反論・大否定の両方が成立します。
賛同部分は、敗戦パターン認識とゲームメークの監督責任。
しかし、大反論・否定部分が、「手が届かない、選手の才能・個別責任、更に、監督の運で結果左右」ですが、さすがのミシャも余りの<シュート決定力の無さ>へ、ボヤきと泣き言でしたね。それはそれで、ミシャの人間性とサッカーへの没入・没頭している姿の魅力が出た瞬間でしたが、、、!
しかし、高い決定力を持つ選手は、Wクラスの称号が付き、高年俸選手となりますが、その選手能力のみで得点は絶対に産まれません。当たり前ですが、それまで別選手が作った決定機の局面が与えられ、初めてその選手の言わば"舞台"と成る訳です。そして、その舞台作りの見事さ、高い成功率と回数は、多数得点のための絶対条件で、そこは、ほぼ完璧に出来上がっているのは、リーグでは、川崎・横浜FMとコンサの3チームのみです。詰まり、最後の「ゴールへの流し込み」のみに限定された問題で、最後のピースだけが欠けたコンサのみに典型的敗戦パターン、と言う事ですね。
ある意味で、なんとも贅沢な課題で、そこまでに到達しないチームが圧倒的多数です。
しかし、どんなに魅力的で、選手自身も楽しい内容だ、としても、戦績が伴わない結果は、選手年俸と契約の評価に直結し、幸せなサッカー人生を行うには、大きな悪影響が待っています。試合内容と同レベルの試合結果こそが、正しいチームと選手や指導者の人生を作ります。

さて、昨夜試合で、あらためて明らかとなった、明白となった事があります。
それは、コンサの決定力不足が問題とされるのは<特定パターン>だ、と言う点です。
その<特定パターン>とは、
<コンサが相手の攻撃を封じ、攻撃継続する【圧倒局面】>だ、と言うものです。
この局面こそが、コンサの波状・多彩多様攻撃、の局面で、ミシャも、選手も、狙うパターンです。
実は、この<コンサが相手の攻撃を封じ、攻撃継続する【圧倒局面】>での相手状態がポイントで、結論的に言うと【得点獲得最困難局面】になっている、と言う点です。
これは、相手守備陣が、
自陣低い位置に、密集ブロック陣の[複合・複数選手の複数壁のブロック]で、
そのブロックの外側選手を剥がせ、突破しても、なお内側に壁を敷く選手が待機し、更に突破し、最終DFを剥がしても、GKが待機しており、
[ブロックの外側でのシュート]は、DFされ、当たらないシュートは、全て枠外となり、
[一枚内側に侵入した位置]でも、同様で、
やっと[GK直面のシュート]も、GKが、コースとタイミングを塞ぐ準備で待機する局面で、GKへのパスとなってしまうGKターゲットシュートでブロックか、外したターゲットは枠外、
と、<極めて得点可能性が低下された局面>でのシュート、
だと言う事です。
これは、どんな選手・Wクラス選手でも、全決定機で、枠内シュートや、GKを外すシュートを確実に打つ事自体、極めて困難となる、と言う事です。
実は、ロペスや武蔵は、そんなハイスペック・特殊能力を持っていた訳では有りません。ロペスも武蔵もそんな厳しい局面では、得点獲得困難、と言う事です。
当然、ジェイやミランも同様ですし、相手チームの大迫や武藤やボージャンも同様。詰まりは、個別選手に打開を求め発想が、重大課題に成長させた解決意識と意思の乏しさ、貧弱さです。
ここは、数少ない<ミシャの限界>です。

では、本当に打開策は無いのか? が論点となります。

本稿での打開策を提示します。
結論の答えです。

[複合・複数選手の複数壁のブロック]局面で、得点獲得力、可能性を大幅にアップさせる対策は、
シュート局面〜
①外側からのシュートは、多数壁でDFされるため、【シュートコースが有る瞬間のみ限定】で、枠内隅狙いの単独プレー、
②外側の一枚剥がし侵入でのシュートは、【複数選手のW突破-若干のタイミングズレも可-】で、直前DFをショートパス・コンビネーションで躱し【シュートコースを作る組織プレー】、
③最終DFラインを突破し、GK直前シュートこそ、【複数選手のW突破-若干のタイミングズレも可-】で、②と同様のW突破組織プレー、
です。
この方法の良さは、運動量とスピードは必要ですが、傑出したスーパープレーや能力は不要、と言う事です。

シャドーやサイドウィングも含め5選手が前線を構成するコンサスタイルだからこそ、ラストシューターとサブシューターの、新発想・最強対策が可能で有り、現実的な最適策と考えます。

結論は、
シュート決定力の打開・改善は、
第一に、枠内隅のターゲットへのシュートコース瞬間シュート
第二が、外側DFを突破しより深い侵入
第三が、それ以上に重要な、W突破によるWシューター・複数選手シュートプレー
です。
いかがでしょうか⁉︎

今回敗戦で、残り9試合のシーズン目標は、
理想形は、9連勝を狙い、リーグ上位・3位狙いの<勝点25以上上乗せ>=現在39に加えると勝点64となり、これは昨シーズン3位チーム勝点63を上回る勝点目標。8勝1分0敗で可能ですね。
現実的には、降格争いも遠く、必須目標は有りませんね。
<より多くの勝点獲得>とは言えるも、それ以上に重要なのが、重要課題改善努力で、最大課題として、[多数回決定機での得点獲得力構築]と全残り試合を掛け選別し構築する[戦力上昇のチーム構築]となっています。
この段階では、シーズン終了までの期間で、来シーズンの「選手契約戦略」の基本部分構築が必至となります。その基本チームに、レンタル中選手の合流・復帰加算の上、不足戦力の確認・あぶり出しから、新獲得候補選別・交渉開始にフェーズが転換となります。昨試合から、5試合位で、基本チームを構成し、そこからの4試合全勝で、戦力アップを完成させるものですね。
と言う事で、上記のシュート決定力課題の改善と同時に、トップチーム編成をトライするものとなりました。スタメン起用選手、特に、交代起用選手とサブ選手は奮起しなければ、自身の運命も決定的となる、極めて大事で重い期間となっています。スタメンを奪う奮起・努力・結果を出すタイミングで、大きな期待と関心を寄せる時期ですね。

では最後に、昨試合の速報試合項目別推移を確認しておきましょう。
ミシャが「パーフェクトゲーム」とのコメントをした、コンサ圧倒の数値が並びます。いつもの通り、試合時間帯、飲水Tで4分割①.②.③.④で記載です。
     コンサ      神戸                  コンサ対比
     ①   ②   ③   ④    ①   ②   ③   ④   ◎-○-△-×-✖︎
支配率  59- 57- 58- 60     41- 43- 42- 40%      ◎
走行距離 27- 29- 26- 28     28- 29- 26- 29km     △
スプリント数 30- 29- 23- 33     40- 37- 24- 26回  ×
決定機数    6-  1- 3-  6  1-  1-  2-  0回      ◎
シュート数  5-  1-  2- 7  1-  1-  3-  1本      ◎
枠内数  0-  0-  0- 4  1-  1-  2-  1本      ✖︎
枠内率  0-  0-  0-36      100-100-77-100%      ✖︎
パス数  176-186-182-140  127-127-99-56本       ◎
成功率      85-  86-  85-  85    80-  80- 79-78%       ○
*支配率、決定機回数、シュート数、パス数、成功率はコンサ圧倒。
*スプリント回数やや劣後は、神戸の低い自陣守備からのカウンターとなり、頻繁なアップダウンによるスプリント数で、攻撃数とは無関係。
*酷い枠内数と枠内率が、コンサシュート決定力の低レベルを証明。枠内数の、得点可能シュート数は、コンサが[④の25分間の僅か4本]しか無く、その他の①②③時間帯には、[得点獲得は枠内0で不可能]だった、との衝撃の証明数値です。この通りに、シュート精度の一点だけで、コンサ圧倒優位は「魔やかし」で、神戸の圧倒的守備偏重に付き合い、ラストプレーを欠き、[有効攻撃は無かった]との試合、と言う事でした。
*神戸は、チームやイニエスタの真髄のパスサッカーを放棄し、自陣守備徹底し、最前線は放り込みのロングパス戦術との打算・苦肉の策・辛抱戦術とするも、10回程度のロングパスは、失点機会を含め、僅か4回の成功しか成立せず、全く攻撃機能停止、となっていました。失点も、菅のロングパスのパス地点予測ミスのクリアーミスが原因で、クリアーミスしたボールをそのまま回収した武藤のマークフリーでの高精度パスによるもので、単純ミスのみで、それ以外は、極めて消極的で、コンサを恐れる戦い方は、本当なら、得点機が遥かに遠く、無得点を甘んじる試合の筈だった、酷い戦術選択の試合で、途中交代する、イニエスタが激昂する最低チーム状況試合だったもの。

それでも、そんな酷いサッカーでも、リーグ3位とは面妖な状況ですね。

次戦からの、コンサシュート決定力改善により、リーグ断トツの決定機数が得点化した瞬間、大連勝、大量得点勝ちは間違いないもの。
今回、シュート決定力大改善の打開策の発動を提示するものです。



post by yuukun0617

20:10

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