2020年10月24日
残り10試合と試合数減少する中、今シーズンの現時点目標「今シーズン終了時に、2021シーズンリーグ上位へのスタート準備となる戦力・チーム力向上と構築、その証明として最終盤4連勝でフィニュッシュ」を設定。
そのため、残る日程を4分割の4クール単位で、到達目標を設定し、現時点・第2クール・初戦の本日・第24節横浜FC戦でした。
第2クール目標は、
新戦術の習熟・定着を基本戦略とし、
更に、第1クールで「トップAチーム候補選手選択決定」の次ステップとして、
「各ポジション毎<第1・2順位>20名選定」を実戦テストで決定、
また、「戦術熟成」の一環として「新戦術の作動時間コントロール、従来戦術との切り替え・転換のコントロール」をトライします。
本日試合では、当初想定「マンマークハイプレス・フルタイム作動」を、「新戦術+従来基本戦術のハイブリッド型作動」に戦略変化させました。
これは、対戦相手の「概要現況・試合想定」により戦術選択を転換させる、との新たな挑戦でした。
具体的には、横浜FCで、複数故障者新規発生、特に「得点源兼ゲーム突破口・松尾離脱」と「選手層状況悪化が顕著」で、「走り・繋ぐサッカー」のパフォーマンスダウンの悪影響評価から、
コンサ新戦術「マンマークハイプレス」の「強烈前線守備・チーム全体守備」のフルタイム作動までの必要性が乏しく、「新戦術は、特定局面のみ、特定ポジション・選手のみでも可能」との判断が成立。
そこで、本日の戦術は
「新旧(基本)ハイブリッド型」
~基本・コンサ式ミシャ戦術、
特定局面・時間帯・新戦術「マンマークハイプレス」
の両戦術を選択し、両戦術を局面・状況で選択し分ける「新スタイル」
としたもの。
その最大メリットが「戦術上起用可能選手の範囲・候補拡大」で、
「新戦術・フルタイム作動」が苦手な選手群~ジェイ・ロペス・福森・早坂・宮澤~をスタメン起用が可能となりました。
それぞれの選手で「苦手」理由は、激しい運動量の継続困難(フィジカル維持力:スタミナ)、相手マーク担当選手とのスプリント勝負劣勢(スプリント速度劣後)、守備負担過大で攻撃力低下(心身の守備疲労で攻撃時の切り替え速度・プレーのキレ低下)、ポジショニング理解不足、と多様で、その事もあって、結果として、「新戦術適性が低い選手たち」の「一括改善・解決」は遅滞している現状でしたが、「新旧ハイブリッド戦略」は大きな効用をもたらすものでした。
本日実戦では、
➀試合開始~前半飲水タイムの時間帯
コンサ「ややハイプレス・緩いマンマークのやや基本戦術型、
横浜FCも想定通り「ハイプレスも無く」ビルドアップ戦術
「ややハイプレス・緩いマンマーク」は「寄せの速度・強度は中程度」でしたが、それでも横浜FC・ビルドアップを制約し、GK・六反から最前線へのロングフィード多数となりましたが、「長距離・ハイスピードパス」のため横浜FCパスレスポンス困難で、低成功率パスで、横浜FC攻撃は停滞。
コンサ攻勢の中、縦ミドルパス連続3本のコンビネーションで、カウンター・ロペス先制弾獲得
➁前半飲水タイム~ハーフタイム時間帯
コンサ「やや強いハイプレス・マンマーク作動」
横浜FCも「ハイプレス」で、コンサビルドアップを狙い
しかし、どちらも、狙いの「相手ゴール直前でのボール奪取~ショートカウンター・決定機構築」は、パス成功率低下の「精度低下」により、やや減少
➂後半開始~後半飲水タイム時間帯
➃後半飲水タイム~タイムアップ時間帯 ➂➃ともに、
コンサ「基本戦術で、堅守・多彩攻撃」
横浜FC「ハイプレス停止・ビルドアツプ型」
横浜FCの「パス精度は低いまま」で、パス交換失敗多発し、攻撃停滞のまま。コンサは、「瞬間ハイプレス作動」を混ぜながら、ボール奪取~カウンター、ミシャ戦術多彩攻撃で、コンサ攻勢継続の試合コントロールの中、追加複数点獲得成功。
試合前想定通り「新戦術で、より多彩・強力となった戦術を、局面で選択・転換」させ、試合状況に応じ、臨機応変の最適選択により「試合全体コントロール成功」を実現したもの。
最終試合スタッツ
コンサ 横浜FC コンサ勝負
支配率 51% 49% 引き分け
走行距離 114km 117km やや負け
スプリント169回 175回 やや負け
平均速度 30.1 29.9km/h 引き分け
シュート 18本 6本 圧倒◎
枠内数 8本 1本 圧倒◎
枠内率 44% 16% 圧倒◎
得点 3点 0点 圧倒◎
決定率 16% 0% 圧倒◎
パス数 567本 493本 優位〇
成功率 80% 78% 引き分け
A'3rd内 96本 63本 圧倒◎
成功率 72% 67% 優位〇
※「走力・スプリント」は横浜FC並みに追随、「速度」は同レベル
※攻撃数値は、コンサ圧倒
※パス、特に相手陣内・攻撃のA'3rd内パスが、コンサ圧倒で、戦術成功を証明する数値
最後に、コンサ大課題「シュート精度・枠内数」は、
「シート数・枠内数多い順」で、※シュート精度50%以上
※ルーカス シュート2・枠内2
※ロペス 2・ 1・ 得点1
※金子 2・ 1・ 1
※菅 2・ 1
※福森 2・ 1
駒井 2・ 0
※ドド 2・ 1・ 1
※中野 1・ 1
高嶺 1・ 0
ジェイ 1・ 0
荒野 1・ 0
個別選手毎の精度は、改善して来た選手が多いですが、問題は、「ジェイ」ですね。今日のジェイは「仕事は30%程度の低レベル」で、ドド以下レベルでした??
交代は、当然です。
この様に「新戦術」を加え、コンサ戦術は大きく進化・前進しています。
次戦は、急進撃の強敵・G大阪戦ですね。
「新戦術・フルタイム作動」版が必要となりますね。
プロフィール
中学高校サッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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