数日前に書いたが、今の札幌は相手を0封しない限りは勝てない状態だ。

0封したなら勝てる可能性はあるが、1点でも失うと引き分けか負けの結
果しか残せていない。当然昨日もそうだ。
こちら側が3点取ろうが、1点失えばもうアウト。勝ち筋があっという間
に消えて行った。

どうやってチーム作りをしたら、こんな変なチームになるのか不思議で
しょうがない。

今の順位表を見たなら得点力より抜群の失点力が目に付くはずだが、現
実問題として得点力はいいチャンスを創出するなら得点出来るのはだい
たい分かってきたが、確実に時間を使いながら守り抜く失点力の低下を
促すことの方に、普段の練習を大いに割けるべきではないか。

決して全然守れない訳じゃないのに、上手く守るための術を知らないと
いうか、チームとしての守り方のバリエーションを知らなさ過ぎるとい
うか、Ｊ1レベル以前よりＪリーグレベル以前にしか見えないのは普通
有り得ないだろう。

守り方が出来てない理由には、交代カードの切り方や交代の際のポジシ
ョン変更の不的確さが著しいこともあるだろう。

こう書いていると、もはやＪ1に残れるかどうかはチーム云々より、監
督がＪ1で采配出来る能力があるかどうかを問われているように思えて
しょうがない。

ミシャは確かに得点力を創出する能力があるとは思うけれど、それ以
上に失点力を創出する能力の方が今は圧倒的にあるため、今のような
現状なのだろうと思っている。
その抜群の失点力を低下させることに自分を見つめ直し、練習や采配
を再構築してもらいたい。それしか札幌が生き残る道はない。

(それが出来るならミシャじゃない、というのも分かる。やれるもの
ならとっくにやってきたはずかもしれない。
が、彼の人生において彼自身が大いに変わらなければならない岐路が
今初めて目の前に現れたのだという啓示を彼が受け取らないなら、彼
はここを去るか、又は彼のやり方を通しても効果が抜群になるだろう
2017年のジェイとチャナティップのような、いや彼ら以上の超強力
助っ人を彼に与えるべきだろう。失点力の低下に着手しないのなら、
どちらかの選択肢を選ぶしかない、と思う。　　　

そして、そのような変化がない場合、札幌のカテゴリはもうここでは
なくなることが現実化するはずだ。)