相馬直樹氏に関する記事

2012年10月31日

ツイッターで相馬氏の名前が挙がった。
ピンときた。
今まで出てきた監督候補名よりも就任の可能性が高いと思った。
ソースは報知。
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20121030-OHT1T00292.htm
(J2出直しの来季新監督に相馬直樹氏…札幌)


まずは「武藤文雄のサッカー講釈」を参考にしてみたいと思う。

http://hsyf610muto.seesaa.net/article/32759730.html
(2006年02月26日 これからの相馬直樹に期待するもの)

http://hsyf610muto.seesaa.net/article/140614014.html
(2010年02月08日 相馬直樹氏、指導者経歴をスタート)

http://hsyf610muto.seesaa.net/article/179534029.html
(2011年01月07日 相馬直樹氏の抜擢)

http://hsyf610muto.seesaa.net/article/264131660.html
(2012年04月13日 相馬直樹敗れる)



正式発表前ではあるが、

自分の第一印象は、

楽しみ

である。


「新」五段階計画のヒント2

2012年10月30日

過去記事から学ぶシリーズ。

http://www5.hokkaido-np.co.jp/sports/consa2004/files/20040704.php3
(決定力欠き14連敗 道新)

2004年。

http://www5.hokkaido-np.co.jp/sports/consa2004/meikan/
(若さと攻撃性 J1復帰へ 2004開幕時メンバー)

http://www.consadole-sapporo.jp/info/ranking/2004.html
(2004年 戦績)


とにかく、2004年と同じ轍は踏みたくない。




「新」五段階計画のヒント

2012年10月28日

いろんな記事を読み返している。
クラブの変遷、もっと言えば歴史をたどってみる。
そこからまた何か見えるかもしれない。



「気質で言えば、最初のころ、クラブなどにいろいろ注文を出したとき、それは北海道ではムリです、とよく言われました。前向きに妥協点を探り合いましたが、そのとき、厳しい大自然を相手にしてきた北海道の人は、あきらめるのが割と早いのかな、と思いました。それは、人間がどうすることもできない自然に関わる知恵や感情かもしれない」(岡田監督)

http://www.mcae.jp/nittan14/intavyu/int-02.html


試練再び(道新)

・迷い
・責任
・改革

http://www5.hokkaido-np.co.jp/sports/consa_re-trial/


迷走コンサドーレ(道新)

・おごり
・ギャンブル
・生え抜き育成

http://www5.hokkaido-np.co.jp/sports/consa_stray/index.html



http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/column/200504/at00004553.html
(監督 柳下正明の熱中時代 コンサドーレ札幌「北国プロビンチャの挑戦」第4回 )

「僕らプロチームの指導者というのは実際のところ基本的なことしか言うことがないんですよ。それは休み方についてだけではなく、練習内容に関しても同じ。攻撃についてだと『突破するためにこういう方法がいくつかあるよ』ということを示してあげる。そして選手自身が局面に応じてそこからプレーを選ぶ。そういったプレーの集合がプロのサッカーなのだと思います。ですから判断力というものが無ければプロとしてやっていくのはなかなか難しいですよ」
(柳下監督)


「拾う、奪う、走り込む」

2012年10月28日

理由はどうであれ、来季への課題山積なのは間違いなく、
次期チームのコンセプト、監督選び、選手選び&編成への「根拠」となる試合になったと思う。
J1で通用しなかった部分を、J2に持ち込んで「コンサ流の戦い方」を編み出していかないと、なかなか鳥栖のようにはなれない。
大量失点が当たり前ではいけないし、1点も返せなかったのはもっと恥ずかしいと思ってくれないと…。
コンサオリジナルのサッカースタイルを生みだすしかないのだ。


ヤフーから抜粋。
http://soccer.yahoo.co.jp/jleague/game/live/2012102707

前半17分【F東京】GOOOOOAL!!
徳永の仕掛けから右CKを獲得する。キッカーは石川。一度ははね返されるが、流れてきたボールを石川が拾い、再びクロスを供給する。これにチャンヒョンスが頭で合わせると、ゴール右に決まり、先制に成功

後半2分【F東京】GOOOOOAL!!
ペナルティエリア内でルーズボールに反応した高橋が潰れ、そのこぼれ球を田邉が拾う。田邉はドリブルから左足でシュートを放ち、追加点を奪取

後半14分【F東京】GOOOOOAL!!
ルーカスからのパスを受けた石川がつなごうとするも、DFに阻まれてしまう。しかし、石川が素早くプレッシャーを掛けて相手からボールを奪うと、冷静にゴールへ流し込み、3点目を挙げる

後半19分【F東京】GOOOOOAL!!
森重からの浮き球に反応した石川がペナルティエリア内に走り込むと、そのままシュートを放つ。これが決まり、さらに相手を突き放す

後半36分【F東京】GOOOOOAL!!
敵陣浅い位置でパスを受けたヴチチェヴィッチがドリブルで持ち込むと、ペナルティエリア手前から左足でミドルシュートを放つ。これがゴールの左に決まり、リードを5点に広げる


石川 の名が何度も出てきますな。


大敗のきっかけは、後半早々の失点だと思う。
消極的なスタートは自滅だと言える。河合と宮澤に猛省を促したい。
この場面、あまりにもボーーっとし過ぎていた。チーム全体で前への意識が足りなかった。無防備もいいところだった。
ハーフタイムに何を話し合っていたのだろうか。


二つの考え方ができると思う。

・コンサにおける「石川」をどう育てるのか

・石川のようなキーマンに何度もやられた原因は何か


昨日の試合、素人目には問題点が二つあった。

FC東京が自由に「拾う、奪う、走り込む」
裏を返せば、コンサが「拾えない、奪えない、走りこまない」サッカーをやってしまった。
決定機をことごとく外し、先制点を奪えなかった原因は、個の実力だと思う。「いまさら」感は否めない。残れた選手はJ2で決定力を磨くしかない。ハモンの所は日本人で埋めた方が連携が良くなると思う。三上強化部長はハモンに何を求めているのだろうか。


・最終ラインがずるずる下がったこと

 前半も後半も立ち上がりから、ラインを上げられなかった。
 河合と宮澤は、もっと落ち着いて「繋ぐ意識」を!!
 相手にパスしたり、味方の居ないところに蹴ったり、正確さが無かった。
 芳賀が繋ごうとしているのに、ロングボールを蹴る河合に萎えた。
 
・中盤の選手が後手後手になり、相手へのプレスが遅かった

 DFよりひどかったのは中盤の選手全員の守備だ。
 「攻守の切り替え」の基本である「ボール奪取」が不発。
 ボールウォッチャーが多く、ボールが奪えなかった。
 芳賀ですらボールの奪いどころがなかったと言う。
 山本が芳賀と同じように奪いにいかなくては中盤は苦しくなる。

全員がダメダメな試合も珍しい。
残り4試合、「拾う、奪う、走り込む」のどれか一つ、テーマを絞って練習してはいかがだろうか。


ネマニャ・ヴチチェヴィッチ

2012年10月28日

向こうの5点目、凄かったですね~。
まさに「J1」でしたね。

「やまにゃ・ぶちちぇびっち」
Jリーグ界の「きゃりーぱみゅぱみゅ」やぁ

調べてみましょう。

http://www.fctokyo.co.jp/home/index.phtml?cont=player/player&pprof_id=32
(NEMANJA VUCICEVIC @瓦斯公式)


・お国は「セルビア」。ベオグラードで生まれ
 ユーゴスラビア、セルビア・モンテネグロ、ロシア、ドイツ、
 イスラエル、ギリシャ、キプロス、トルコと渡り歩き、FC東京。

http://www.fctokyo.co.jp/home/index.phtml?cont=item&item=13026
(ネマニャ ヴチチェヴィッチ選手 加入のお知らせ@瓦斯公式)

□経歴:
 1998-2000年 FKグラフィチャル(セルビア)
 2000-2001年 OFKベオグラード(セルビア)
 2001-2003年 FCロコモティフ モスクワ(ロシア)
 2003-2004年 OFKベオグラード(セルビア)
 2004-2007年 TSV1860ミュンヘン(ドイツ)
 2007-2009年 1FCケルン(ドイツ)
 2009-2010年 ハポエル テル アビブFC(イスラエル)
 2010-2011年 AOカヴァラ(ギリシャ)
 2011-2012年1月 アノルトシス ファマグスタFC(キプロス)
 2012年1月-2012年5月 マニサスポル(トルコ)

・1979年8月11日(33歳)

・攻撃的ミッドフィールダー

・2012年7月より、同郷のランコ・ポポヴィッチが監督を務めるJリーグ1部・FC東京の練習にテスト参加し、翌8月に加入が発表


加入時・本人コメント

・「ネマ」と呼んでください


※ネマでいいのかよっ!!(オチ)




札幌 vs F東京
2012年10月27日
(第30節/味スタ)
17:00キックオフ
0 - 5
(0 前半 1)
(0 後半 4)
試合終了

◇得点者
前半17分 30チャン ヒョンス(F東京)
後半2分 27田邉草民(F東京)
後半14分 18石川直宏(F東京)
後半19分 18石川直宏(F東京)
後半36分 32ネマニャヴチチェヴィッチ(F東京)

◇交代・警告
●交代
後半14分 27荒野拓馬←37ハモン(札幌)
後半18分 32ネマニャヴチチェヴィッチ←7米本拓司(F東京)
後半28分 17河野広貴←10梶山陽平(F東京)
後半29分 32近藤祐介←23大島秀夫(札幌)
後半40分 9エジミウソン←49ルーカス(F東京)
後半40分 8砂川誠←17岡本賢明(札幌)

試合終了 前半は1失点に抑えたが、後半開始早々に2点目を献上してからはラインを崩されてしまった

45+6分 正面からの砂川のFKはわずかに左

45+5分 徳永(F東)にイエローカード

45+5分 中央をドリブルで近藤が持ち込むが倒されFK

45+4分 中央の山本からパスを受けた岩沼がフリーでシュートを放つがバーの上

45+3分 中央から古田がスルーパスを狙うが合わず

45分 ラインの裏にボールを入れられるが高原がキャッチ

44分 左からクロスを入れられるが、そのままファーに抜けていく

43分 中央でボールを受けたエジミウソン(F東)にドリブルで持ち込まれてからシュートを打たれるが右に切れる

42分 右から河野(F東)が中央のネマニャにボールを入れ、折り返されたボールを打たれるがサイドネット

40分 岡本に代わって砂川が入る

40分 ルーカス(F東)に代わってエジミウソンが入る

39分 高い位置で荒野がボールをカットし、近藤にボールを送るがオフサイド

38分 左サイドから岡本がクロスを入れるが権田(F東)にキャッチされる

36分 【F東京ゴール】中央でボールを受けたネマニャ(F東)がドリブルで持ち込み、コースをついたシュートがゴール右に吸い込まれてしまう

34分 中央から石川(F東)にシュートを打たれるが高原の正面

34分 中央を芳賀が古田とのワンツーで抜け出すがゴール前でブロックされてしまう

33分 左から岩沼がクロスを入れるが近藤の前でクリアされる

31分 ゴール正面からの古田のFKはバーの上

30分 古田が中央をドリブルで持ち込むが倒されFK

29分 大島に代わって近藤が入る

28分 札幌の左CKは大島が頭で合わせるが左に切れる

28分 梶山(F東)に代わって河野が入る

27分 左から岡本がグラウンダーのクロスを入れ、中央の大島がつぶれてファーに走り込んでいた山本が合わせるが梶山(F東)にブロックされる

24分 F東の左CKは札幌DFがクリア

23分 ルーカス(F東)にフリーでシュートを打たれるが高原がセーブしCK

22分 左から岩沼が入れたクロスはファーに流れるが、古田が拾ってそのまま右からドリブルで持ち込み最後はGKもかわすが最後の最後でボールが足につかない

19分 【F東京ゴール】中央からゴール前に浮かせたボールを入れられ、スピードにのって入ってきた石川にボールが渡り、決められてしまう

18分 米本(F東)に代わってネマニャが入る

14分 ハモンに代わって荒野が入る

14分 【F東京ゴール】中央から石川(F東)が出したパスが山本にあたりこぼれたボールを宮澤がクリアしようとしたが、ボールを追ってきた石川に奪われそのままゴール前に入られシュートを打たれる

12分 右からハモンが長いスルーパスを狙うが前には合わず

10分 右から石川(F東)にマイナスのグラウンダークロスを入れられ、中央を走り込んできた高橋にシュートを打たれるが前が身体をはってブロック

9分 左から徳永(F東)にクロスを入れられるが古田がクリア

8分 中央からルーカスにミドルを打たれるが左に切れる

7分 左から中村(F東)にミドルを打たれるがバーの上

4分 中央から岡本が強烈なミドルを放つが権田(F東)の正面

2分 【FC東京ゴール】札幌ゴール前で混戦となり、高橋(F東)に倒れながらもキープされ、蹴りだされたボールが田辺に渡りそのまま角度のないところから決められてしまう

1分 中央からハモンがスルーパスを狙うが岡本には合わず

後半開始 F東京ボールでキックオフ


エゾ鹿串

2012年10月27日

FC東京 5-0 CS札幌


20121027-00.jpg


愚痴「シカ」出ない。



赤黒憂者 vol.4「戦術とRE:」

2012年10月25日

サポミが終わってからも「もやもや」は続いている。
「もやもや」の主な要因は、強化部長の弁だ。一番引っかかる部分が「攻守の切り替えの早さ」だった。石崎監督をこの部分で評価しているというのである。踊一は真逆の考えだった。「攻守の切り替えが遅い」のが原因で、ビルドアップも速攻ももたつき、試合がつまらないと感じていた。
強化部長の満足と一サポーターの不満…。

試合の見方、考え方が違ったのだろう。しかしこのギャップが監督選びや来季の戦術に跳ね返ってきやしないか。「もやもや」はしばらく続きそうだ。

コンサドーレオフィシャルブログから、リンクをたどってみた。2009年(石崎元年)から今現在残って主力を張っている4人を選び、ヒントを探ってみた。
まずは髙原から。
http://www.consadole.net/s_interv/article/9


左足でのキックを武器に最終ラインさらにはMFとのパス交換ができる髙原は、モダンフットボールさらには、ボールポゼッションを重視する
石崎信弘監督のサッカーにフィットするGKだと言っていいだろう。

「フィードやビルドアップは『得意』というよりも『好き』という
表現のほうが正しいかもしれませんね。ただ、イシさん(石崎監督)の
戦術はすごくボクに合っていると思います。
『(パスを)つなげられる場面は出来るだけつなげ』
と求めてくれていますから、自分の武器が生きる戦術だと感じています」


自分の武器が生きる戦術。
夕刊に出ていた岩沼も、自分の武器が生きる戦術と思っていそうだ。
戦術ありきで、選手を集めるのか。
選手がいて、その武器を元に戦術を構築するのか。


逆に宮澤はどうだったのだろう。
http://www.consadole.net/s_interv/article/6

「サッカーとはゴールを奪う競技。どんなポジションであろうと、
第一に考えるのはゴールを奪うことだけ。DFをやれと言われても、
常に攻めることを考えながらプレーしますよ」と言ってのける。
どのエリアでプレーしようとも、頭の中に描くのはいつも「攻撃」。
それが宮澤という男の生き様だ。


DFをやれと言われても、常に攻めることを考えながらプレーしますよ、かぁ。2009年にすでに暗示が出ていた。恐るべき「エピソード」だ。
2012年の終盤になって、このページを読み直す事になるとは思っていなかったが、意外に面白い。


ヤス岡本のエピソードにも、2012年のチーム全体の課題が示唆されていた。
http://www.consadole.net/s_interv/article/2

走っている理由を聞くと
「試合に出られないということは力が足りないから。
だから、出来ることからやっていこうと思って。
特に僕は体力が不足しているので、少しでも補わないと」


強化部長が驚くべき発言をしたサポミ。
J1クラスのフィジカルに達していたのは4~5人しかいなかったと。
トレーニングはフィジカル強化が中心となり、負荷をかけることがトレーニングの目的となった。代償は大きかった。筋肉や骨に負担がかかり肉離れや骨折で戦線離脱…。


2009年から残っている選手、最後を飾るのはスナマコだ。
http://www.consadole.net/s_interv/article/10

クラブは中長期的視野に立った「五段階計画」に着手。
J1を目指していたチームが、2004年からは若手育成へとドラスティックに進路を変えた。
(中略)
04年からの3シーズンというのは、我慢の日々だった。
時折、上位に顔を出すようにまではなったものの、思うような結果は出ないまま。
とにかく、トレーニングを積んで強くなっていくしかなかった。
(中略)
J1でやるならやはり、コンサドーレで。そういう気持ちになっていましたね。


戦いのメリーゴーラウンド。コンサは同じような歴史を繰り返す。
戦いのエレベーター。長いJ2暮らしと、あっという間のJ1。
これもコンサドーレの等身大の姿である。
上りエレベーターも下りエレベーターも経験した勇者たち。精一杯だったのだろう。限界だったのだろう。満身創痍の彼らに「もっと強くなれ」と言えるのか。

残り少ないJ1の舞台だから。聖地厚別だから。鹿島相手だから。
芳賀は足裏に代償を負いつつも、勝ち点1に貢献した。芳賀にもいろいろ聞きたい事は多い。特に戦術(ボランチの役割)の部分で。
J1に残す足跡、爪痕。ファンの脳裏に焼き付けるプレー。
2012年降格と共に残したい、なにかしらの記憶。

彼らの2009年~2012年を無駄にしてはいけないと思う。石崎コンサドーレの4年。
クラブに何が残ったのか。サポーターの心に何が残ったのか。札幌強化五段階計画はどのようにマイナーチェンジされるのか。
サポーターズ持株会会長は「我々はHFCの財布じゃない」と言い切った。前回8割減資(例:5万円の価値⇒1万円の価値)を受け入れたスポンサーはほとんど再増資に応じなかった。

選手個々のテーマはクラブにも通じる。クラブも変わらなければいけない。
中長期的視野に立った「五段階計画」をもう一度構築できるか。

・コンサドーレの武器とは何か
・攻める経営とは何か
・体力をつけるとはどういうことか

踊一は、12月1日新潟の最終戦までJ1を体感しつつ考え続けようと思う。


赤黒憂者 vol.3「秒刊と戦術」

2012年10月21日

自分だけが特殊な考えなのか。それとも同じような考え方のサポーターがまだいるんじゃないか。踊一は2ちゃんねる「秒刊コンサ」に目を通す。真面目にコンサ談義される時は、大抵クラブがピンチの時だ。コアなコンササポは皆、独自の「コンサ論」を持っている。時には持論にがんじがらめになり、持論と現実のギャップにもがく。もがくネタは「戦術」が多い。そのやりとりは真面目になればなるほど滑稽だったりするが的を射ていれば、戦前の戦術予測と試合結果の答え合わせをする面白さもある。

今回は秒刊から「戦術」について拾ってみる。三上強化部長は「戦術」を最重要と捉えていないが、秒刊住人は「戦術重要視派」が多い。裏を返せば、メンタル、フィジカル、テクニックの不足は「戦術でカバーできる」と思っているフシがある。
戦術を煮詰めることでなんらかの結晶(勝ち点の上澄み)を期待している。素人には素人なりのこだわりがあるということだ。この議論に正解はない。メンタルもフィジカルも結局のところ「選手の自覚」次第だろうし、テクニックに至っては「札幌化」(=劣化)しないでくれと祈るばかり。「戦術」には、足りないものを補完する知恵や工夫があって欲しい。
前置きが長くなった。秒刊から抜粋してみよう。何が正しいかはわからない。だけど、降格後に浦和から勝ち点3、鹿島から勝ち点1を取れた要因は、選手の配置転換を含む「戦術」にありそうだ。


<秒刊より抜粋 始め> 

592
今年の大失敗から綺麗なパスサッカーは無理と学べなければただのバカ 

>>592
596
別にキレイじゃなくてもいいんだよ
ただ相手陣内で3本や4本は「最低でも」繋げないと(しかも横や後ろだけじゃない方向に)
それこそJ1なんて絶対に無理だね

どこのチームでもそのくらいはやれてるし札幌だってこないだ浦和に勝ったときはそういう攻撃が多いわけじゃん
そりゃ年に2試合か3試合はしっかり守りきれればうまいことセットプレーで1点とれて勝てましたって試合はあると思うけど
基本的にJ1でそれだけで10試合以上勝つのは明らかに無理だからな 

605
>>596
もう一つか二つ、攻撃の武器があればねェ
ことしでいや前田・高柳ラインと山本のミドルにもっともっと期待してたんだろうけど
いまのままだと、J2でも得点不足で苦しむのは目に見えている

606
>>596
それは状況がカウンターだから繋げたのであって本来石崎が理想としてるのは
相手が引いた状況でパス回して崩すことだが 

614
>>606
全然ちげーよwわかってねえなw
石崎が本当に言いたいことは、基本は高い位置で奪ってカウンターでいいんだよ(ただしパスつなぐカウンターな、縦ポンはあまり良くない)
で、それで相手が対応してきた時にもう一回後ろに戻して作り直せるようにしろってことなんだよw 

615
>>606
そのわりには、サイドハーフの運動量や位置はいまいちだったよな
この四年間

最後まで身につかない、未完成だったからこの成績だったんだろうけど

622
最初の5試合に限ればコンサ史上最高にパス回せるチームだったとは思う。
でも決める選手がいなきゃな。

あの戦術はまあいいとして当初石崎さんは誰がゴール決めれると思ってたんだろうと疑問は残る。 

646
札幌伝統のCBコンバートで宮澤のDFとしての将来は明るい
DFやるようになってから明らかに失点減ったね

651
やはり河合は安定感あるな。芳賀も頑張ってたし。だけど鹿島のパス回しはうまかったな。札幌もあんだけパス回せると楽なんだけどな。 

<秒刊より抜粋 終わり> 



踊一はコンサがJ1でやり残したことは勝ち点への執念、工夫だと思っている。秒刊の抜粋部分では、パス回しだとか攻撃陣の不甲斐なさを議論しつつ、最後にDF陣の安定化に「戦術」の落とし所を持ってきた。

誰誰がどう議論したかは重要でない。議論は鹿島戦のスコアレスドローを挟んだものだったと言う事だ。開幕時からずっと安定しなかったディフェンス。今は「守り切る姿」にコンサドーレスピリットを見出しているサポーターが多い。鹿島戦、本音を言えば1-0で勝ちたかった。山本マサキのミドルは「たられば」の典型だ。だが高原が活躍しなければ0-2で負けていた気もする。高原を絶賛することでサポーターは「札幌の誇り」を胸に明日への希望を見出す。現在進行形の札幌スタイルだ。サポーターには意地がある。「ゆるやかな死」を迎えないための確固たる戦術を考えるのもその一つなのだ。金がなくても、フィジカルがJ1クラスでなくても、戦術でカバーしろ。


GK高原について鹿島のジョルジーニョ監督が次のようにコメントした。

「いろんなチャンスを作っても得点ができない日というのはありますから。もうひとつは相手のGKも称えなければいけません。PKをセービングしましたし、いろんな形のシュートに対しても対応ができていた。今日は当たっていたのだと思います。うちのFWはハイボールやグラウンダー、ワンツーやミドルシュートといったいろんな形から得点を試みました。しかし、得点には至らなかった」

http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00145634.html


敵将の言葉を肴に飲む「麦とホップ<黒>」は美味かった。DFとGKの信頼関係。背景は降格後の「戦術変更」にある。それが来季の戦い方や次期監督選びにどう影響を与えるのか。残り5試合まだまだ戦術面で改善の余地はある。FC東京、広島、鳥栖、マリノス、新潟。
果たして勝利の「クラシック」を飲めるだろうか。というか飲ませろ。


赤黒憂者 vol.2「報道と広報」

2012年10月16日

マスコミが大勢来ていた。どの部分を切り取りクローズアップするか。
サポーターも記者もどの話題に興味を持っているか。踊一もまたサポーターと記者たちを取材するような目線で会議を聞いていた。コンサに対して他者がどう感じ何に対して疑問を抱いているか、あるいは知りたがっているか。それをひも解く事でフロントとサポーター間に横たわる深い溝の原因がわかるかもしれない。

朝日新聞が取り上げた項目は、踊一の予想と一致した。これを書くだろうなという文言が載っていた。

サポーターからはフロントの責任問題や、「同じくらいの予算の鳥栖が上位にいて、札幌の降格が決まっている差は何か」などの質問が飛び、矢萩社長や三上大勝強化部長が応対した。「危機感を持って欲しい。でないとサポーターを失う」という声もあった。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000191210160001

コールリーダーが訴えたことが新聞の活字になり、ネットで全国に伝わる。ゴール裏の代表が発信する意義は大きい。

タイトルが、■「上位チームとの差は何」「危機感持って」。
朝日の記者のセンスはなかなかのものだ。サポーターミーティングだから言って、マニアックな質問と回答を書いても、一般読者には何も伝わらない。

一般市民の目線で考えれば、やはり「コンサドーレの運営会社に危機感はあるか」「同じ低予算だが、鳥栖との違いは何か」となってくる。観客動員、成績順位、目に見える数字とその原因を知らせるのが報道の役割でもある。一番近くで見てきたサポーターがわからない。わからないからクラブに説明を求めている。その事実を一般市民に知らせる。コンサが良くなる知恵を広く募る。そのきっかけがメディア、マスコミの仕事だ。

「マスゴミ」とゴミ扱いするサポーターも多い。道新は降格時の勝ち点計算で誤った計算をした。ニッカンは相変わらず次期監督候補で飛ばし記事を書いた。嘘を書かれて気が立っているのもわかる。だが、コンサドーレを扱ってもらえなくなったら、それこそ終わりだ。マスコミをもっとうまく使えないか。弱い時こそ広報は大事だ。そんな事を踊一は考えている。

過去にファンやマスコミがちやほやしたせいでダメになった選手はいたかもしれない。でも今はマスコミに露出していかないと、J2の底に沈み忘れられてしまいかねない。降格から這い上がっていく新生コンサをなんとしても「仕立てあげ」なければならないのだ。そのためにはマスコミが取り上げやすいようなストーリーを描いていくしかない。アカデミー成長物語しかないのではないか。それも同時進行物語だ。
J1で辛酸をなめながらも成長しつつある奈良や榊らをどんどん露出していく。テレビで浸透した「GON44」のコンセプトはおふざけではない。あれはクラブの意思なのだ。これならサポーターの7割方は納得するだろう。五段階計画は一歩進んで二歩下がる。それでも前に進む姿を市民、道民と広く共有しなければならない。そこにはどうしても「勝利」の追求が必要になってくる。勝ち負けがどうでもいい、となった途端にコンサはマニアだけのものになってしまう。マニアと一般の橋渡しもメディアには期待したい。コンサドーレの歩むべき姿とは何か、コアサポの苦悩とは、あるいはコアが見えなくなってしまった一般市民目線でのコンサドーレの非常識などなど。マスコミは遠慮なく取材し書きまくったら良い。降格は洗いざらい書いてしまう格好のチャンスでもある。

ファイターズ、コンサドーレ、エスポラーダ、レバンガ。プロチームだけでこれだけの団体がある。ファイターズは道産子が多いわけではない。コンサは道産子が多くても顔と名前が浸透していない。地域密着とは、地元出身という要素も大事なのだが、何よりも地元チームのユニフォームを着て試合で活躍することなのだ。活躍すれば、新聞にもテレビにも載る。そこで初めて出身がどこなのか興味が湧いてくる。学校や職場で話題になり、地元民の話題や活力、もっと言えば「生きがい」になって初めて本当の意味の地域密着と言える。ただ地元出身選手で固めればいいってもんじゃない。マチの話題になるようなプレーをしなければ地元のスターにはなれない。強化部長の「市民・道民に伝える選手、何かを残す選手と契約する」の発言は一理ある。ファイターズが陽なら、コンサドーレは陰だ。でも陰を好むモノ好きも沢山いるんだ。そこは堂々と。開き直ればいいと思うし開き直らなければやってられない、と思う。

コンサドーレの地下鉄のポスター。ポスターに載る3人とも試合に出ていない、なんてことは日常茶飯事だ。JRのポスターに載っている選手がシーズン途中に移籍してしまう。これではダメだ。名前を覚えてもらう以前の話だ。ポスターを見てスタジアムに足を運んでも、その選手がいない。フロントがスター候補とみなしている選手と、監督が中心に選ぶ選手が違いすぎたのかもしれない。しかしこういう出来事は毎年続いてきた。

誰がコンサドーレの「顔」になるべきなのか。昔の名前で出ています、じゃなく今売り出し中です、に方向転換できないか。
徹底してコンセプトを練って欲しい。徹底してアカデミーの選手を売り出すなど「クラブの意思」を明らかにして、それをマスコミにアピールしていくのも一手かもしれない。マスコミの皆さんも一緒に育成してください、顔を覚えてくださいと訴える。無名から育てるチームなんですと開き直るのもいい。
どうせならポスターの見出しは「No Name Heroes」にしたらいい。
http://www.youtube.com/watch?v=idRHqs5R5w0


赤黒憂者 vol.1「危機感」

2012年10月15日

スポーツ新聞の記事に札幌ドームの損益分岐点となる入場者数が書いてあった。後半のある時間になると厚別でもドームでも観衆の数が発表される。サポーターはそこで一喜一憂する。入場収入がクラブ経営の大きな柱と知っているからだ。

古参サポは年々、周りの平均年齢が上がっていくのを感じていた。選手の平均年齢は若返る一方、サポーターの平均年齢は上がっていく。親が子を育てる感覚になってきている。実際クラブの方向性は「選手育成」サポーターは選手の成長を楽しむ。自ら種を撒き、自ら育て収獲する。「コンサ・土・ファーム」のコンセプトとチーム作りは似ている。土壌からこだわる。肥料や低農薬にこだわるように「日本人」「道産子」「下部組織」「はえぬき」にこだわる。

サポーターも新しい動きを見せる。赤黒学生連合が発足したのを古参サポが歓迎し、クラブは運営を委託した。学生の目線はさらに下の世代に目を向ける。下の層に行くほど固定観念がなくなり、アイディアが出てくる。コンサドーレの可能性とは何か。代表サッカー、海外サッカー、バーチャルなサッカーゲームでは味わえないライブの魅力。もっと多くの札幌市民、道民に知らせていきたい。若い層がそう思ってくれないとクラブは近い将来行き詰る。

社長は端的に述べた。「集客増に切り札は無い」。
勝ち続け勝ち点を重ね上位をキープし、昇格争いをすればドームは満員になる。昨年の最終戦のように。
しかしそんな熱狂も長くは続かない。エレベーターチームの宿命。成績が低迷した時でも、雨が降っても雪が降ってもスタジアムに足を運ぶのは厚別7千人、ドーム1万人。コールリーダーはこの動員すら危ういと訴えた。今までどんな場面でも支えてきたコアサポが離れていきかねない状況。4度目の降格に対して危機感を持っているか、北海道フットボールクラブの社員全員へ訴えた。猛省と新たな取り組みを期待しての事だ。「金が無い」で終わりのシャンシャン総会にだけはしたくなかった。

危機感の元になる要因は小さなことの積み重ねだったように思う。サポーター十人居れば十通りの考えがある。だが根っこは似た思いなのかもしれない。札幌ドームの広い会議室に集った300人のサポーターは、真剣に社長と強化部長の言葉を聞いていた。クラブの幹部から直接聞かなければいけないと思ったからだ。

コンサドーレのサポーターは負け続けたからといって、それを恥じることはない。ではなぜ今季あれだけの野次がスタンドから飛んだのか…。
「戦っていない」ように見えたからである。強化部長は語気を強め「選手達は戦っていました。ハーフタイムにも確認しました」と何度か言った。しかし、同時にそれを「ピッチで表現できなかった」とも言った。ピッチで戦っている姿を表現できなかったという事は、観客に伝わるサッカーが出来なかったという事だ。降格後の浦和戦のようなゲームを初めから出来ていれば…サポーター、解説者が異口同音に残念がった。
「遅いよ」。

無格好だったかもしれない。5バックなんてと言われるかもしれない。でも勝利への執念、執着心が垣間見えた。全員が身体を張った。コンサドーレのサッカーは泥臭くささが売りだったではないか。下手だからとかパスミスがなんて言い訳は要らない。同じ監督の下、4年やってもダメなのだから不器用は直らない。言ってるヒマがあるなら球際で削ってみせろ。そんな試合の〆はやっぱり芳賀だった…。そんなもんさ。


あるライターが「筆頭株主のサポーターが株を引きあげたらどうなるか」とつぶやいていたが、持株会の一口株は負けが込んだくらいで譲渡するものではない。持株会に入り経営に参画した気分を味わっているのである。スポンサーの商品に肩入れするのも、いつもクラブの広告収入を気にしているからである。持株会もスポンサーへの肩入れもサポートの一環としてやっている。誰に頼まれたものでもない。札幌が好きだからやっているのだ。

「好きですサッポロ」の歌詞じゃないが、雪の重み耐え抜いたライラックの芽のように、監督が決まり選手が決まりキャンプが始まれば、またドームのキックオフパーティーが待ち遠しくなる。サポーターなんて単純なものだ。今年は降格が早々に決まったため、来季への課題を考える時間がたっぷりとある。そして、来季のJ2をイメージしながら、J1の高いレベルで残り6試合戦う事ができる。無駄な時間は1日もない。コンサドーレ強化五段階計画の継続が確認された。まずこれが全ての考えの基礎になる。

契約更改でのポイントは2つある。一つは限られた予算、当然緊縮予算だ。切ないが誰もが覚悟していたことだ。もう一つは強化部長の言葉を借りる。
「札幌市民、道民に対してピッチから何かを伝えられる人」。
そういう選手でないと赤黒縦縞のユニフォームを着る資格は無いと言い切った。
強化部長の発言に疑問もあった。例えば「2-1で勝つサッカーを目指した」というくだり。どう考えても石崎コンサの4年間で、「2-1で勝つサッカー」に向いている選手ほど放出される傾向にある。得点感覚がある選手ほど移籍しているのだ。強化部長の方針で放出したと言える選手も何人かいる。極端に言えば、失点に絡んでも、必ず得点に絡む選手がいないと1-1という場面にすら持って行けない。攻守の切り替えを重視した割にはシュートが極端に少なく、得失点差マイナス二桁は目を覆うばかりだ。今季は早々に0-2のビハインドになって攻守のバランスを保てず、追加点を次々に奪われて戦意喪失になった。2-1で勝つサッカーどころか、2-2、2-3にも出来ていない。「取られたら取りかえすという意識」まさにメンタルが弱すぎた。これは強化部長が1番目に大切と述べた項目だ。2番目にフィジカルと述べたが、鍛え過ぎて本番の試合前に練習で選手が壊れた。

強化部長は鳥栖に学びたいと言った。勝ち越していて一ケタ順位なのだから当たり前だ。だが鳥栖には豊田選手がいる。結果を出すストライカーがいるのだ。J2で圧倒的強さを見せた甲府にはダヴィがいる。中東から帰国してまさかの30得点だ。結局、サッカースタイルに関係なく点取り屋は必要なはずだ。もし緊縮予算、育成しながら勝つ路線で行くなら、ストライカーも自前で育てなければならない。できればアカデミー出身から得点王を出したいところだ。

サポーターミーティングは、何かを解決する場ではない。現状を把握した上で、現状を打破していくための一つのステップなのだと思う。
「考える事から逃げちゃいけない」
踊一はクラブから出された議事録を読みなおし、問題点を洗い出していこうと考えている。問題解決策をフロント、サポーターみんなで考えて行かないと、また同じ過ちを繰り返してしまう。クラブの価値を高めて行かないとファンもサポーターも増えない。その結果コンサを応援する輪がどんどん縮小していく…
踊一はコールリーダーの切実な訴えに共感を覚えながら会議室を後にした。
「このままでは、俺達の居場所がなくなる!」
クラブ存続の危機は過去何度もあった。今回の危機感はクラブ全体が靄につつまれたような危機感だ。方向性は打ち出しても、立ち位置がわからず方位磁石も持っていないような状態なのである。

                             つづく


サポーターミーティングの要点(8)

2012年10月14日

質疑応答が始まって3時間は経過しただろうか。
300人近くのサポーターの背中に悲壮感が漂う。重苦しい雰囲気が会議室を包む。(個人的な感想です)


・フッキの育成費2千万
 ・請求済み

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2012/09/06/kiji/K20120906004051790.html
(ブラジル代表FWフッキの移籍金の一部が日本に還元)

FIFAの規定では12~23歳の時に所属したクラブにはその後の移籍の際にも連帯貢献金として在籍年数などに応じて移籍金の一部が支払われる仕組みになっている。そのため今回の移籍金(推定4000万ユーロ=約40億円)の中から川崎Fと東京Vにはそれぞれ約2500万円、札幌には約2000万円が“育成費”として支払われる見込み(スポニチ)

※新聞報道に基づく質問が数多くあり、臨時収入には特に敏感だった


・報道によると来季強化費2億円台、それでJ2中位大丈夫か?
 ・予算は未定
 ・ユース出身層(アカデミー)の厚みに最大のアドヴァンテージがある
 ・限られた予算の中で強く魅力的なチームを目指す

・情報発信が足りないのでは?
 ・公式HP、フェイスブック、チャオコンなどで双方向で意見交換したい


・メンタル。どう表現し、どう観客に伝えるのか
・鳥栖との違いはなんだった?
 鳥栖は札幌より6000万円少ない予算でJ1残留できた
 理由は「スタイルの徹底」
 鳥栖のサッカーを真似することはしないが、札幌の武器を徹底し、前面に出せなかった。その意味で鳥栖に見習うべきものはある。
 低予算で複数年残留した山形にも学ぶ点はある。


【サポートシップスポンサーから苦言】

・「サポートシップスポンサー」への対応が悪い
・メールの書き方からしっかりやって欲しい
・HPからの申し込み方法も改善してくれない
http://www.consadole-sapporo.jp/sponsor/support/

・長年サポーターをやってきたが、スポンサー視点から内部事情を知ると残念な面が見えてきた
・サポートシップスポンサー、一つ一つを大事にしてほしい

※5万円の積み重ねから大事にすべきという提言。サポーターミーティングの中でもかなり建設的なご意見で、今後の地道な営業のヒントになると思った


【拍手が湧いた意見】

・HFCはプライドやしがらみを捨て、もっとサポーターに頼んで欲しい

この熱き提言に対して、主に前方に陣取るサポーターから拍手が沸き起こった。
ビラ配りでもなんでもする…

※サポーターがポスターをダウンロードし、チラシをポスティングする…
 問題はそれがチケットの販売増に結び付いているかという検証かもしれない。チケットが売れないのは販促が足りないからなのか、試合そのものがつまらないからなのか、そこをまずHFCは整理したほうがいい。HFCはサポーターに何を頼んだらいいかわかっていないかもしれないからだ


【コールリーダーが危機感を訴えた】

「今更、サポーターから言われているようでは終っている!」

「このままでは居場所(クラブ)がなくなる」

「クラブトップの情熱が伝わらなければ、厚別7千人、ドーム1万人の観客ですら失ってしまう。クラブが潰れるという危機感を持って欲しい」



【当ブログの見解】
コールリーダーは冒頭から質問を沢山用意し過ぎた。これは限られた時間内ではルール違反スレスレだった。「負けたら降格の伝達」「補強失敗うんぬん」に関しては、事前に論点をクラブ側と摺り合せた方が良かったかもしれない。
しかし、公の場で質問を沢山するだけの活動を彼はしてきた。
最後に訴えた危機感。
テレビ局は冒頭だけで撤収させられたが、フロントそして、後ろに座っていた新聞記者達にはかなりインパクトがあったと思う。
もしかすると、最初の「負けたら降格の事実を社長が認識していなかった」という言質と、ラストの「クラブが潰れるという危機感」が結び付いた彼独特の訴えかけだったのかもしれない。計算づくでなかったにしても、ゴール裏を束ねたコールリーダーは限られた時間の中で、社長と強化部長に「机上の空論はやめろ」と言いたかったのかもしれない。
補強失敗の反省に基づく具体的な強化計画が示されなかったのは事実だから。


http://www.consadole.net/odo5312/article/4320 1
http://www.consadole.net/odo5312/article/4321 2
http://www.consadole.net/odo5312/article/4322 3
http://www.consadole.net/odo5312/article/4323 4
http://www.consadole.net/odo5312/article/4324 5
http://www.consadole.net/odo5312/article/4325 6
http://www.consadole.net/odo5312/article/4326 7


※メモに基づくレポートですが、音声が聞きとりにくかった個所は当方の推測も含まれておりますことを御承知おきください。表現のニュアンスや受け取り方が違っている場合もあるかもしれませんので…


サポーターミーティングの要点(7)

2012年10月14日

【どういうサッカーを目指すのか】

質問者は「プロ意識の欠如」「コーチも育成を。コーチにS級ライセンスを」と要望。

・「攻守両面で躍動感のあるサッカー」

・育成というビジョン、育成を妨げない

・2004年当時から強化計画では、攻撃(柳下)、守備、グループでの動き(三浦)、攻守の切り替え(石崎)と強化してきた
※あくまでも強化部長の見解です↑

・プロとは?
与えられたものに100%向き合う。成果を出す

・アカデミーの指導者
 保坂氏、財前氏、森下氏がS級をとった。現状はアカデミーを教えながらS級は取れない。1年現場から離れる(?)
 JリーグのGM研修(?)はHFCから二人がパスしている

・強化部の人数を増やせという指摘
 三上部長と鈴木智樹氏の二人で回す。スタッフは2008年から10人減らしている


【三上部長、認識を改めて!】

※個人的に強く印象に残る質問が出た。医療関係者か医療従事者の質問

Q:筋肉系の怪我人が多い。練習で肉離れ、疲労骨折が多いのはトレーニングに問題があると思う。育成にも関わることなので、トレーニング=高負荷をかけるという認識を改めて!(こんな内容だったと思う)


A:ご指摘ありがとうございます。
 (怪我をしないような)身体の使い方を指導している。
  怪我は高負荷が原因だが、今後も(J1基準を満たすため)継続する。

※この点に関しては、怪我人に対するフロントのケア、それを心配するサポーターの構図は何も解決していないように感じた


【強化費15億円】

意見:今のアカデミーをJ1で活躍させるには15億円の強化費が必要だ
   また、どういう監督が必要なのか聞きたい

※どっから15億が出たのかしらないが、後で鳥栖や山形に言及したことから、フロントに15億集める気迫は感じられなかった

答え:いかにして興業収入、広告収入を上げるか考える。



サポーターミーティングの要点(6)

2012年10月14日

・林、ダニルソンの移籍金について

・投資分は回収済み。仙台移籍は双方納得の上
・ダニもレンタル×2年&移籍金で数倍稼いだ

※個人的に今年のサポミの話題としていかがなものかと思った


・CB5人にフラれた件

・強化部長の交渉力
・山下の穴
・日本人CBはもともと少ない
・CBにはそれぞれ3~4チームからオファーが来ていた
・条件面(金銭面)の差があったり、金銭面をクリアしても契約年数が他チームの方が長かったり
・契約年数が長いとクラブのビジョンに反するので(※奈良、櫛引の育成?)


・クラブライセンス制度について

・施設基準と財務基準の不備を指摘されている
・ドームは洋式トイレの数
・厚別は客席の1/3を覆う屋根
・2015年6月が到達ポイントなので札幌市と協議
・室蘭、函館は歴史的につながりが深いが、スタジアムの収容人数に難あり
・J1は15,000人、J2は10,000人収容(ただし芝生席を除く)という事は、
室蘭、函館とも理解していただいている
・ちなみに全クラブの8割は施設基準などをクリアしていない
・厚別については今後も使う方向で自治体、陸上協会と話し合う

(※あまりにも金がかかる話が多過ぎて、HFCが気の毒になる話題だった)


・北海道、札幌市からの借入金状況

・道には22,500万円
・市には45,000万円

合計67,500万円の残高がある

・道には2013年一括返済の予定だったが、分割にしてもらうよう要請中
・新たな返済計画はまず道、それから市という流れで、資金繰りを考えながら



Q:「五段階計画をやめてはどうか」

※単刀直入なご意見。これは誰かがする質問だと思っていた

強化部長の答え:マイナーチェンジは必要。だがレンタル選手ばかりで、レンタル選手がいなくなった後に赤字だけしか残らなかった過去がある。
五段階計画は「クラブに何かを残す」計画である。


※回答もまた明快であった




サポーターミーティングの要点(5)

2012年10月14日

・矢萩社長から三上強化部長の評価

強化部長は単年プロ契約。年俸ダウンを提示した上で話し合う。
限られた強化資金、移籍金の獲得、株主、スポンサー、サポーターの評価を総合的に判断して「充分役割は果たしている」。


・矢萩社長から石崎監督の評価

一言では話せない。
最後は社長の決断だった。
メディアに話したのは「失望感、停滞感を変えていかなければならない」
そのための要素の一つが、契約更新をしない事だった。


・集客について

・サポーターの力は既にお借りしている
・例えば赤黒学生連盟。若い人たちにスタジアムに足を運んでもらうのは大きなテーマ
・学生にとっても研修、実習の要素がある
・JAさん、教育大学さんなど外部プロジェクトは、種を撒いた段階、これから実を結ぶ
・しかし、集客増に「切り札は無い」
・シーズンチケットを売る知恵を絞りたい


・怪我人多数について

・トレーナー、チームドクター(北大=下半身では日本有数)に診てもらいながらやっている
・他にフィジオセラピスト(理学療法士)も付けることを考えている


サポーターミーティングの要点(4)

2012年10月14日

コールリーダーからの質問

・ハーフタイムパーティーで「心つなぎ最後まで戦おう」と約束した
・残留不可能になった最後の場面、「負けたら降格という事実」をフロントもサポーターも共有できなかったのはなぜか

矢萩社長の回答:試合前には(負けたら降格の)認識はなかった。ハーフタイムにメディアの皆さんから聞いて知った。特殊なケースだったので試合前に伝える事は困難だった。


・補強の失敗について(主力の大量流出、補強選手が活躍しない件)
三上強化部長:
・ジオゴにしてもキリノにしても日本人で補えない部分を外国人で補うという考え
・日本人ベース、4-2-3-1システムがまずあって、例えばキリノにはスピードを、ジオゴ(2011年J2)にはボールの収まりを期待した。ジオゴは日本人(前俊?)で穴埋めできるので放出した。キリノはプロテクトと育成というコンセプトがある(ビジネス的理由?)
・キリノ(タイプ)には日本人に足りない、「試合の流れを変える」役割を期待した。
(※あくまでも外国人に頼る戦術にはしないと言っているように聞こえた)


・コンサドーレスピリットとは何ぞや?

社長:「コンサドーレスピリット」とはコンサドーレの価値を高めること(意識・行動?)
契約更改時に、コンサの生い立ち、オール北海道で支えてもらっていること、北海道のプライドという事を話している。
(※冒頭にも社長は、サポーター、民間企業、行政の三位一体がJリーグのお手本だと述べており、社長の一貫した考えのようである)

・コンサドーレスピリットは誰が植え付けるのか?

社長:クラブ全体で植え付ける。具体的プログラムは無いが、道内出身、道外出身に関わらず植え付けて行くつもり。


・戦えるチームづくり(省略)
・石崎監督の総括(三上部長 前述)


・責任の取り方について

社長:(増資したばかり、債務超過の問題も残り)まだ話す時期ではない。2008年7月から身の施し方は考えてきた。一歩踏み込んで株主と話す。

部長:このチームを変えられるか。クラブを良くしたい、強くしたい。しかし情熱はあるけれど、クラブを変えられないと思ったら…(辞める)


次回は、「質疑応答から パート2」






サポーターミーティングの要点(3)

2012年10月14日

【札幌スタイルについて】

・フィジカルがJ1基準でない
・トレーニングに関しては三上部長が現場(監督・コーチ)、選手と話合った上で負荷をかけた。(結果、怪我人多発を招いたが)御理解いただければ…
・三上、小山内などJ1基準のフィジカル数値に届いてきた選手が18~19人になった
・「フィジカルを鍛えた点」「攻守両面における切り替えの早さ」で石崎監督を評価している(三上強化部長が)
・「育成しながら勝つ」…札幌強化五段階計画を継続
・石崎監督が伝え切れていないものがあるので、残り7試合(勝利した浦和戦含む)を指揮してもらうことにした
・残り7試合、石崎監督から学ぶ事がまだある。来季につながる7試合にしたいと三上強化部長は確信した。その考えは選手・スタッフで共有している

・新監督については白紙。予算が白紙なので、誰ともコンタクトを取っていない(10/14現在)
・次期監督については、いつ、いかなる時も考えている
・育成しながら勝つ、勝った中で学ぶものがある
・強化五段階計画でアカデミー、道内出身選手を増やすのは札幌のスタイル
・選手には「札幌市民、道民に何かをピッチから伝えられるか」契約更新の場で確認する
・道外の選手であっても「札幌で何かを伝えたい、残したい」と思える選手と契約する


次回は、サポーターからの質疑応答から


サポーターミーティングの要点(2)

2012年10月14日

【2012年の戦いについて】

・J1は優勝争いのグループと残留争いのグループに二極化すると想定
・実際は上位、中位、下位ともに混戦となり「読み違え」た
・「勝ち点40」を目指していた
・サッカースタイル、保有選手の継続を「武器」としてシーズン序盤、他チームの戦術が固まらないうちに勝ち点を稼ぐもくろみだった
・2節、5節、7節。神戸、浦和、川崎戦である程度表現したいサッカーをやり、90分プラン通り、狙いどうりできたにも関わらず「勝ち点1」すら奪えなかった
・勝ち切れなかったことがメンタル的に厳しかった
・守備の構築に関しては、2008年の70失点の反省から、45失点に減らす目標であったが、残り6試合の時点ですでに71失点
・柳下⇒三浦⇒石崎、監督選びに一貫性が無いと言う批判もあるが、今季は「攻守両方」育成するサッカーを目指した
・具体的には2008年は「1-0で勝つサッカー」、今年は「2-1で勝つサッカー」を目指した
・怪我人多発について。J1のフィジカル平均値に到達している選手が5~6人しかいなかった
・良いトレーニング、良い休息、良い食事の三要素。選手の意識も大事
・負荷をかけ、J1基準のトレーニングをやった
・三上強化部長の見解では、1にメンタル(戦うベース)、2にフィジカル、3に技術、その上で1~3を包括する4戦術がある


次回は、「札幌スタイル」について





サポーターミーティングの要点(1)

2012年10月14日

【札幌強化五段階計画について】

・2004年~の五段階計画
・テーマは「戦うチーム」「日本人ベース」(クラブがある限り継続する)
・アカデミー、高卒、大卒で獲得した選手⇒はえぬき選手を育てる
・J1で安定した戦いをするためには、まず年代別代表を出し、ゆくゆくはA代表を出す
・三上部長が2007年に編成の責任者になった当時の思いは、上記のような背景を理解した上で、若手選手との契約に「年度別代表に入り、そこでの経験をチームに還元する」事を盛り込んだ
・当時はそのような構想を描いていたが、9年経っても未達成なので継続してやっていきたい
・以上の事を継続して取り組んできたが、「J1で安定できる戦いができない」のが現状
・2008年怪我人多数の反省を生かし、今できる事を100%やろうと言う事で34名保有
・「育成をしていく事は続けるべき」という方針


次回は2012年の戦いぶりについて。


浦和戦勝利から続く「もやもや」感

2012年10月13日

浦和戦の選手語録から。

「相手についていって、うまく守れたし、思い切りやれた。優勝争い中のレッズだったし、うれしかった」(前)

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/consadole/410078.html
(【道スポ】J1初勝利経験のDF前 残り6試合も熱く!)


●宮澤裕樹選手
「チーム全体で、高い守備意識を持ってやれていた。DFラインを細かくあげようとしたけど、スタジアムの歓声で声が通らないのと、相手のフォーメーションを考えてもなかなか上げられなかった。でも、自陣で体を張って守れたのはよかった」

高い守備意識
相手のフォーメーションを考え

Q:悔しい思いをした後の勝利は?
「素直に嬉しい。アウェイで初めて勝てたし、見に来てくれた人に勝利を見せられてよかった。アウェイで1勝することもそうだし、浦和は竜二さん(河合)がいたところだったので、勝たせようという声が出ていた」


●岩沼俊介選手
「お金を持っているとか持っていないとか関係なく、サッカーはどっちが勝つか分からないからおもしろい。ここから残り試合、来年のため、自分のためにやっていきたい」

お金を持っているとか持っていないとか関係なく、サッカーはどっちが勝つか分からないからおもしろい

Q:石崎監督の退任が決まった後の試合だったが?
「石さんは自分を初めて使ってくれた監督だし、恩返ししたいという気持ちがある。成長を見せたいし、残り試合も今日くらい気持ちを入れて戦いたい」

●古田寛幸選手
「この前で降格が決まったので、残り試合を悔いなく戦いたいし、まずは一戦一戦全力で戦うという気持ちで臨んだ。J1で戦える喜びを感じながら、成長するために戦いたい。いろんな経験ができているので、それを無駄にしないというモチベーションで残り試合を戦いたい」


Q:5バックで守ることが多かったが?
「相手はウィングバックがすごい高い位置にくるので、5バックになるのはしょうがないと割り切っていた。シャドーの僕や岡本さんが相手の3バックのサイドにプレッシャーをかける形ができたし、うまくみんなで守れた」

5バックになるのはしょうがないと割り切って


Q:先制点を振り返ると?
「キャプテンの竜二さんからいいボールが来たし、たまたま前にこぼれて、利き足じゃない右足だったけど、思い切ってほとんどゴールを見ずに振り切った。すごいところに飛んだ(笑)。思い切りのよさが点につながってよかった」

キャプテンの竜二さんからいいボールが来た

Q:2点目は落ち着いていたが?
「今季けっこうゴール前で焦って外す場面があったので、それを課題として練習後にスタッフの方に手伝ってもらって、GKと一対一をトレーニングしていた。いろんな人の支えがあって取れた。自分が得点できたことよりも、チームとして勝点3を取れたことがうれしい」


Q:今日勝てた要因は?
「降格が決まったチームが残り試合で勝ち続けるというのがよくある。自分のなかでも、みんなのなかでも意識はしていなかったけど、何かいい意味で「なるようになる」という気持ちで力を抜いて戦えていた。石さんがいつも言っているけど、頭は冷静に心は情熱的にというのができたのが今日勝てた要因だと思う」

頭は冷静に心は情熱的に


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00144949.html
(【J1:第28節 浦和 vs 札幌】試合終了後の各選手コメント)

http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00144953.html
(J's GOALニュース 吹っ切れた札幌はアウェイでうれしい初勝利)




選手コメントの中に、いくつかのキーワードがある。
今後のコンサ、残る選手は来季のコンサに繋がるキーワードのような気もするし、かなり以前からのキーワードでもある気がしている。
原点回帰のような浦和戦を終えて、なぜか「もやもや」感が増幅してきている。
「もやもや」のいくつかは、キーワードの中にある。
特に「成長」というキーワード。
J1で勝利をつかみながらの「成長」でないと、本当の意味での「成長」とは言えない(J1で通用する選手に、という強化計画上)というもやもやだ。

上記の選手コメントは、試行錯誤(というかほとんど挫折)の中たどり着いた境地なのだろう。
ではなぜもっと早く戦術的にこういう戦い方に意思決定できなかったのか。チーム全体で組織的に意識改革ができなかったのだろうか。
出来ない事を意地を張ってやり続けたのは「成長」のためだったのか。
結果が出ないサッカーで、サポーターに「成長」を認めろというのは無理がある。


堅守速攻カウンター志向派は、バックパスを嫌う。
ポゼッション・パスワークで崩すバルサ志向派は、タテポンを嫌う。

もちろん、相手、状況に応じて両方必要ではある。
戦術の好き嫌いの溝もあるが、それを起点に「活躍している選手、していない選手」の評価すら変わってきたりもする。
監督に与えられたミッションを黙々こなしていても、最終的に得点に繋がらなければ観客は湧かない。得点無くして勝ち点無し。

だったらどうしたらいいのか、というのが全く見えてこなかった。
石さんはパスミスを繰り返してもパスで崩すことにこだわった。大敗を繰り返してもやり続けたのは確信犯だと思う。フロントに思い知らせる部分もあっただろうし、フロントもそれを是とした。だが観客は正直だ。勝利への渇望を失ったサッカーは、サポーターからJ1残留へのモチベーションを奪っていった。残留とは勝ち点計算に他ならない。残念ながら勝ち点は伸びず片手で数えられるほど。一向に増える事はなかった。

「J1で通用する選手を育てる」という強化五段階計画に沿ったものなので、石さんは正しかったのかもしれない。
だが、石さんの4年が「選手育成」に繋がったかどうかという評価では意見が分かれると思う。出来ないパスワークにこだわりすぎて肝心の「勝利への執着心」が感じられなくなったからだ。勝利への執着心をチームから感じられなくなった。
戦術が変わらない事を評価する人もいる一方、やれることをやりきっていなかったと評価する人も少なからずいる。

もう一つ。
第2の砂川、第2の芳賀、第2の河合を育成できたのかということ。
リーダーシップのある選手、背中で引っ張れる選手を育成できたのか。
技術以上に、そういう選手が若手から出て来ないと…。
宮澤、岡本、櫛引、奈良…。金の卵はいるのだけれど。


浦和戦の勝利は、最終的に石さんが目指すサッカーだったのだろうか。「もやもや」はそこにもある。
「石さん退任」による一過性のモチベーションだけなら長続きはしないだろう。
昔から思い入れのある浦和戦、しかもアウェー。この勝利によってJ1での石崎サッカーの印象はかなり良くなったのは事実。サポーターの記憶、語り草とはそういうものだ。
埼スタだから、熱狂的な客が多いからというモチベーションならまだプロ選手としてなんとかなるかもしれない。

前線の選手がシュートまでいけなかった事、ボランチとトップ下でボールが収まらなかった事、サイドから展開した後にフィニッシュに持って行けなかった事。J1で負け続けた要因は沢山ある。
1トップひとつ取ってみても、期待通りにはハマらなかった。
トップ下もシャドーも思うようにシュートできなかった。後ろから来るボールがあまりにも少なく、前線の選手が不完全燃焼に終っていた。

例えば内村は前を向いた時に、潜在能力を発揮する。ところが1トップだと相手ゴールに背中を向ける時間帯が多くなり、結果シュートを打てなくなる。J2で輝きを放った内村がJ1では鳴かず飛ばずだったのは、非常に悔しいし残念である。

ベンチを含めた戦力を総合的に考えての戦術だったのだろうか。J2の時からシュートが極端に少なかったが、それが今後継続する札幌スタイルで良いのだろうか。ゴールこそがスタジアムの華、百歩譲ってシュートがスタジアムの華。客が喜ぶサッカーをこの4年でどこまで構築できたのかということ。勝ち点の少なさも残念だが、ここ2年のシュートの少なさは嘆かわしかった。

監督もサポも「パスミス」を数えるより、むしろ「シュート数」を集計してもらいたい。シュートの少なさから分析したら、戦術は完全に失敗ではないのか。それは選手のスキル以前の問題だと思う。コンサの長所をチーム戦術として束ね切れなかったのではないだろうか。

前俊はボールをキープできるが、周りと連携して得点を量産するまでに至らなかった。ハモンも同じである。
組織全体のボール回し、パスワークのリズムとアタッカー陣のリズムが合わなかった。これは戦術の大きな落とし穴であった。

違う監督に交代していたら「出来ない事」をここまで継続しただろうか。すぐに堅守速攻に舵を切ったのではないだろうか。
J1残留しないとJ1定着の足掛かりはつかめない。J1残留への執着がフロントにあっただろうか。
成長のための戦術というのは「パスワーク」で繋ぐことだけに固執することなのだろうか。若手育成が「パスワーク」だけに特化されすぎていなかったか。そして、繋ぐ意識とパスへの執着が、それ以外の選手の特長までも奪っていったように思えてならない。
コンサドーレの伝統は何か。たったの17年、されど17年。今までスタジアムを熱くさせてきた「コンサらしさ」が見られなかったのはなぜなのか。
相手のフォーメーションや実力差を考慮して、できるだけ90分「互角に戦っているように見せる」事も重要だったのではないか。


「もやもや」の理由は、選手が一定の成長を見せている一方、それがいくつかの点になり線になり、コンサのスタイル(図形)として見えてこない事にある。

勝利という結果を求めなければ、前述のような選手コメントは出てこない。結果に裏打ちされたものでないと、選手自身もサポーターも納得しないのだ。
「負けて当たり前」言った瞬間、コンサドーレの誇りはどこかに吹っ飛んでしまう。
いまサポーターが出来ることは、選手の「成長」から次の一手を見出すことにある。
その前提はJ1であろうがJ2であろうが、勝利への飽くなき執念なのである。
観客増を目指すのに王道は無い。「勝てるサッカー」を追究するしかないのである。

…なんて事を書いたら少しは「もやもや」は晴れてきた。


札幌ドーム開催、損益分岐点は…

2012年10月13日

気になる数字
損益分岐点

http://hochi.yomiuri.co.jp/hokkaido/soccer/news/20121013-OHT1T00070.htm
(グアムキャンプ継続@報知)

この記事の中から気になる数字をピックアップする。

今季リーグ戦10試合(未消化2試合)を行った札幌ドーム開催試合も、損益分岐点とされる観衆約1万3000~5000人を上回ったのは4試合だけのため、来季は減少予定。



負傷者続出の原因

2012年10月08日

スポニチの気になる記事。

佐川チーフトレーナーは「蓄積疲労」との見解

フロントは佐川氏の見解を重たく受け止めているだろうか。

・主力選手の古傷悪化
・若手から中堅選手に筋肉系のトラブル
・「自主トレの時点で問題がある」「1年戦う体をつくれていない」
・合同自主トレをクラブに提案したが、資金面の問題から実現できず

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2012/10/03/kiji/K20121003004244050.html
(若手に続き主力も…札幌 負傷者続出の原因はオフの自主トレにあった)


「自主トレの時点で問題がある」「1年戦う体をつくれていない」

メディカルチェックをたった一日で済ませてはいないだろうか。
何日もかけて精密に調べているだろうか。
コーチ陣が未然に怪我を防ぐ練習メニューを組める環境にあっただろうか。



<フロントへの要望>

・個別に選手一人一人から聞き取り調査して、カルテをつくる
・そのカルテに医師の診断書のコピーを付け、クラブで保管
・コンサのスポンサー、協力団体の医療機関、大学などで分析してもらう

これは今からすぐにやってもらいたい。
根本から見直していかないと、監督が変わっても同じ事を繰り返す。
07年(試合数も多かった)~08年、そして昨年から今年は蓄積疲労が溜まっていたのだろう。
J2昇格時からJ1挑戦時は、必ず選手の「蓄積疲労」問題が浮上する。

http://www.consadole-sapporo.jp/news/2012/10/013374.html
(コンサドーレ札幌 石崎 信弘 監督 今季限りでの退任のお知らせ)

社長はこの件に何も触れなかったけど、強化部長の見解を聞きたい。
監督、コーチの指導方針って、メディカルケアも含まれてると思ってたけれど、違うのかな。
J1残留争いに加われなかった一因だ。必ず記録に残し検証して欲しい。



古田、J1へ爪痕を残す

2012年10月06日

浦和に勝った要因。いくつかの要素が積み重なった勝利だ。

一番大きいのが、石さんの退任だ。
矢萩社長が「サポーターの失望感、閉塞感」を理由に、契約更新しない事を決断した。
石さん退任で、選手が発奮した。これが一番大きい。
裏を返せば、シーズン序盤に「劇薬」を用いて監督を交代していたら残留争いに加われたかもしれない。

二つ目は、マルシオリシャルデス(通称:丸塩)が2GOAL外してくれたこと。
これは運が味方したと思う。決められていたら、前も奈良も高原も後悔していただろう。

三つ目は、古田の確変。今季一番の出来で2点ともJ1級だった。
ビジュアル的にもテクニック的にも最高のGOALだった。
これを通年で見たかった。
史上最速J2降格決定後、石さん退任発表後に出たわけだから、「遅い」と言われてもしょうがない。
でも、J1に爪痕を残し、埼スタ、レッズ戦に記憶を残せたことは尊い財産だと評価したい。

残り試合は、ユース出身選手がどれだけJ1でやれるのか、これを「強化5段階」の総括として見てみたい。(9月29日)

自分の視点は決まっていたから、古田の暴れっぷりは爽快だった。レッズ戦だから痛快と書いた方がいいか。


現実的にレッズ戦を含む残り7試合は、いわゆる消化試合である。
来年のクラブの方向性も戦力も確定していない。そんな中で選手は何を思い試合に臨むのか。
自分の商品価値を高めること。それに尽きる。
新監督へ、あるいはJ1クラブへ、古田に至っては海外クラブへアピールできるわけだ。J1だからこそ、GOALは価値(オファー&移籍のための)がある。


石さんが取った作戦は、「5-4-1」という究極のカウンター戦法だった。
しかも最初に守りを固める消極的戦法だった。自軍のシュートは棚上げし、被シュートを極力減らす戦法だ。
前半0-0で折り返し、レッズ選手およびレッズサポーターを焦らし、スタジアムが温まってきたところに、古田が一発かました。結果的にコンサペース、そういう理想的な展開の試合だった。


スター候補生の古田は、今後の活躍次第で移籍の可能性が見出せる。レッズから2GOALというのは誰にでもできることじゃない。あと何GOALか決められれば、オファーがかかるかもしれない。

ユース出身選手が活躍し移籍金を残す。これもクラブの描いた一つの設計でもある。ユースからトップへ上がる選手がいて、実績のある日本人監督で育成していく。一つのビジョンなのは間違いない。

前が、奈良が、レッズ戦勝利に貢献した。復活の高原がレッズ戦を1失点で凌いだ。降格しても得点にこだわり、そして応援に呼応した勝利(テーマがクラブ愛だった)、アウェー初勝利(連敗脱出)、さまざまな観点から大きな1勝だと思う。

降格したからといって、「勝敗はどうでもいい」とか「いまさら遅い。うれしくない」というのは突っ張り過ぎだ。
むしろ考えてほしい。
選手達は呪縛から解き放たれたのだ。
降格してふっきれたこと。4年間率いた石崎監督体制が終わること。
どこかにリセットボタンがある。
いつか押さなきゃいけないとみんなが思っていた。
甘かったのは、石さん頼みだったサポーターなのだ。
サッカースタイルにばかりこだわって、肝心の勝ち点に重きを置かないから、選手達の勝利へのこだわりが薄くなっていった。自信も失いゴール裏との関係も悪化してしまった。

なぜかサポーターは石崎監督に甘かった。だから降格の責任はフロントだけでなくサポーターにもある。
監督交代のタイミングは何度かあった。シーズン序盤か中盤か、結局はフロントは続投という判断しかできないのだが、多くのサポーターも「監督を変えても今より良くならない」と判断した。

結果、大量失点は止まらなかった。攻撃の工夫もパスコースもワンパターンだった。

しまいに選手が足りなくなって3バックにした。宮澤をCBにした。ハモンを外した。
前俊システム(古くはクライトン、ダニルソンお任せ戦術)をやめた。

川崎戦(0-1負け)、浦和戦(2-1勝ち)。接戦に持ち込めた。なぜなのか。
1トップをやめ、3トップぎみにした。3-4-3からの5-4-1へラインを下げ上げ(上げ下げでない)しながらのアコーディオンシステムだ。
ボランチ河合の奮闘頼み。河合にもの凄い負荷がかかった。周りもそれに呼応した。ヤスが中に切れ込み、クッシーが前線へ走った。河合が前からプレスをかけ古田が左から斬り込んだ。
4-2-3-1で動けなかった呪縛を選手自らが破壊した。石さん退任効果かもしれない。

勝利への執念、開き直り、工夫・アイディア。終盤にやっと…


(※監督への愚痴削除しました。)


レッズ戦勝利を受けて。
古田はなぜいきなり覚醒したのか。
真相はわからない。
1対1の練習を積んだからなのか。
AWAYレッズ戦で何故確変が起きたのか本当にわからない。
だから面白いのかもしれない。

ヤスも、河合もキレキレの動きを見せた。
河合が動けなくなり、守備固めで芳賀が入った。
先制し、追加点を決め、逃げ切る。勝利の方程式。
監督退任の決定前に何でできなかった?

謎は残る。
レッズ戦に勝っても複雑なのである。
美味いビールを飲めたので、良かったんだけども。


って有価、半期報告書。

2012年10月04日

ページをパラパラめくる。全47頁。
SAP47。

チームの現在、過去、未来。
3ヶ月前はもう過去かもしれないが、未来のヒントかもしれない。
逆に過去はただの過去かもしれない。


http://www.consadole-sapporo.jp/club/pdf/yukashoken-h2406.pdf


注目したのは8月30日の取締役会。

割り当て株式  石屋製菓  350株

        ㈱ダブルス  50株

        ㈱六書堂   40株

9月28日払い込み日、440株の新株発行は何を意味するのだろう。



サポーターズ持株会 33.86%

石水 勲氏 11.83%

石屋製菓株式会社 9.46%


上位3つで全株の半数以上を握る構造は変わらず。
フロントに物言える株主は事実上、2番目・3番目となる。
サポーターズ持株会は、単なる御意見番。



イシヤさん、まだまだ「胸スポンサー」「宮の沢練習」を手放さないゾ!
という意気込みを感じる。


やはり石屋コンサドーレ、石屋さんにおんぶにだっこのコンサドーレなのである。

これをポジととらえるか、ネガととらえるか。

それは意見が分かれるところでしょう…。

「ミルキーロッキー」復活しないかなぁ…(笑)


【白いバウム】【白い恋人】【美冬】



流通ジャーナリスト逝く

2012年10月04日

流通ジャーナリストという肩書の方を、この人以外に知らない。
お悔やみ申し上げます。

http://www.tfm.co.jp/links/index.php?itemid=42712
「自分の人生を生きなさい」そのひとことが、僕の人生を変えた。亡くなったきょうだいのためではなく自分のために、生きる。



http://www.consadole.net/odo5312/article/3956
※約1年前、ネタで使わせていただきました


post by odo

21:47

時事 コメント(0)

総括(5)

2012年10月02日

秒刊が読み応えありだった。
このやりとりは今のコンササポを象徴している。
目指すサッカー、好みのサッカーがバラバラ。
勝つためのサッカー、見た目の良いサッカー、監督の志向、
そして何と言っても現有戦力が活きる戦術なのか否か。

次の監督にオファーを出す前に、じっくりと札幌が目指すサッカーを考えたほうがいいんでないの?
石さんにオファーを出すのは社交辞令。断られてから動くという芝居だ。
J1昇格の功労者を傷つけないようにするフロントの優しさ。
http://hochi.yomiuri.co.jp/hokkaido/soccer/news/20121001-OHT1T00063.htm石崎監督の処遇2日に結論@報知)


さて、次はどんなサッカーを目指すのか。
サポーター同士の討論が熱くなる。



ここのサポーターはタテポン=悪って概念を直さないと 


完全に同意。
カッコいいサッカーやろうとして成功したことは一度もないクラブなのに。
カネもないのに柄にもないことやろうとするから、惨めなことになるんだよ。 


たてポンどころか早い攻めを捨ててたからな 


ってか、アクションサッカーだのタテポンだのバルササッカーだの守備的サッカーはJ1で通用しないだの
そういうキャッチフレーズや抽象論が、実際以上に一人歩きするのを何とかして欲しい。 

ポゼッションと一緒くたにするとよくわからなくなる
プレスがかかっているのに、DFラインから繋ぐようなサッカーはダメだってことだな

ポゼッションをしたいなら、縦ポンと前線からの守備によって、相手の体力とラインを下げさせて
DFラインが安全に回せるようにせにゃならん 


石崎は結局何をしたかったんだろう
全てが中途半端だったな
プレッシングもポゼッションもカウンターも 


とにかく面白いサッカーとかアクションサッカーがどうのとかもう要らんわ。
勝てなきゃ何にもならんの。
弱いんだからポゼッションするのは難しい。だったらどうするかってことを考えなきゃならん。
ポゼッションを高めろとか、できるんなら苦労せんわ。 


金がなくてポゼッションできる選手が揃わないというが
人件費がウチよりはるかに安いチームでも
ウチよりはるかにマシなポゼッションしてるからな 
石崎の問題は、ポゼッションを志向したより
ポゼッションを行う方法論も積み重ねも何もなかったこと 


カウンターだってプレッシングだって何もないよ


回すもなにもパスコースがいつも1つしかないw
だから簡単にカットされる
基本的なことが何もできてない 


石崎の考えるポゼッション→カウンターできる状況でもじっくりパス回してきれいに崩す

勝つために必要なポゼッション→リード時などDFラインで回してリズムや休憩的な時間を作る


ポゼッションだ、カウンターだとかゴタゴタ言っていないで
仙台や鳥栖のサッカーのいいとこ取りをしたら良いのでは?
それで来年昇格、再来年からは1年毎に残留を目指す。
J1定着ではない、あくまでも1年毎に残留を目指す。
「J1に定着するサッカー」と言う夢物語はもうたくさん。 


縦ポンがダメなんじゃなく三浦の旧式ゾーンがダメなんだよ


2008は守備が糞だった
2012は全部が糞だった 


三浦の時は終盤までスコア的には接戦が多かったのでサポーターもストレスを感じたが
今年は大敗が多いので差ほどのストレスも感じなかったな
鹿島戦の大敗後で終戦だったから 


で石崎ポゼッションもJ1で全く通用しなかったと 


だからフロントがその場限りの事しか考えないから
先の事を考えた行動が取れないという訳だ。 


2008はダヴィポンだけじゃなくて元気・西嶋・柴田etcを並べたセットプレーでも点とってた
しかしそれ以上に守備が崩壊して点の取り合いで負けた
今年はその2008よりも更に守備が崩壊してるし 


石崎をここまで辛抱して使ったんだから次もポゼッションにこだわる監督を起用すべき
貫こうよ 


1年単位で結果求めてたらまた一貫性のない方向へチームが行ってしまうよ
その場しのぎのチーム作り
もうそういうのは嫌なんだよ
若手をじっくり育てて、J1で通用するサッカーを目指す
そのためにもポゼッションにこだわった監督を招聘する
これでいいじゃないか 


ポゼッションが時間がかかるっていうのは果たして本当か?
石崎は4年かかってあのザマ むしろ初陣が一番回せてた 


>>若手をじっくり育てて、J1で通用するサッカーを目指す
>>そのためにもポゼッションにこだわった監督招聘する
>>これでいいじゃないか

それを4年間やった結果がこれだ。 




なかなか面白い。
こういうやりとりが大事なのだ。
凝り固まった考えをシャッフルしなければ、また同じことを繰り返す。

失敗から何を学び、どの道を選択するか。

道を選択しないで、先に監督を決めて、
監督に全てお任せなんていうフロントが居るのなら全員退任してくれ。


総括(4)

2012年10月01日

最高速エレベーター(東芝)

http://www.toshiba-elevator.co.jp/elv/common/contents/products/newtechnology/tech.jsp

他人事とは思えないエレベーターですこと。


山下は資金(一説にはウン千万の胸騒ぎ)を残していったので、あれこれ言いたくなかったし、むしろ補強資金ができたので感謝すらしていたが、振り返るとやっぱり山下移籍から事は始まるのである。と報知を放置できずに。今回の高速降格の序章は「山下達ちゃん電撃移籍」が引き金だったとも言えるかもしれない。山下もセレッソでレギュラーじゃないし、怪我してたみたいだし、どっちにしろコンサで出てない可能性もあったから、なんとも言えない。しかし嫁が大阪がええ、札幌よう好かんわ、言ったらハイそれまでよ。
西嶋⇒山下⇒(埋められない穴)。まず三上さんにここをどうするか考えて欲しいわ。

守備の乱れはフロントの誤算でもある。誤算じゃなくてサポーターとしては、櫛引と奈良に任せたいと本気で思っていた部分もあるだろう。途中で掌を返すように奈良バッシングが始まったが、それはコンササポの悪い癖。ユース出身者がJ1で通用するもしないも、それを試すのが五段階計画の4段階目でもある。この点については石さんに落ち度はまったく無い。
ノースは期待はずれだった。セットプレーに弱いのは致命的だった。ジェファンもJ1のスピードについていけなかった。
攻撃陣に重きを置きすぎたとも言えるし、空クジだらけのDFとも言える。


http://hochi.yomiuri.co.jp/hokkaido/soccer/news/20120930-OHT1T00124.htm

CB不在で今季リーグ最悪の70失点…札幌

すべては11年12月27日に始まった。昨季CBで37試合にフル出場した山下達也(24)がC大阪へ完全移籍した。当時は1回目の契約交渉を終えサインを待つだけだったが、古巣の突然のオファーで状況が一変。別のCB2人の補強を視野に、まずは11年戦力の残留へ動いていた三上大勝強化部長(41)も「いなくなることは想定してなかった」。

札幌のフロントがお気楽すぎるのか、ヒゲ梶セレッソがしたたかだったのか…。

昨季、昇格に貢献したDF奈良竜樹(19)も、新人DFでクラブ初の開幕先発したが、4月の4試合すべてで失点に絡み定位置を失った。今年U―23代表候補にも入った有望株も、守備の要を任せるのは酷だった。ノースも20試合に出場したが豪州代表ではサイドバックが本職。7月にDF金載桓(24)を獲得しても守乱は続いた。

守乱から堅守へ

来季のコンセプトは、『堅守』でいこう。しつこいようだが。

粘りのあるサッカー。すぐに0-2と突き放されないサッカー。
均衡を保ち90分どっちに転ぶかわからないサッカー。
そういうテーマでやらないと観客に飽きられてしまいますぞ。