カブコンのマーケティング戦略の体系

2016年01月10日

1.16ドームで発表されるであろう話、野々村社長からのプレゼンの前に弊ブログである程度地ならしというか予測というか、そんなものをつらつらと。
あくまでも個人的な留意点であり、キックオフパーティーとはなんら関係はない。(少しはあったりして)
※カブコン=(株)コンサドーレ



(1)サポーター志向・利益志向
・サポーター志向:サポーターの期待とは何か明らかにする
・利益志向:売上だけでなく利益を確保する経営とは何か

(2)経営理念の確立
・これはおそらくスローガンで明らかになるであろう
・また経営理念に賛同してくれるパートナー(スポンサー)の存在も確認する

(3)クラブコンセプトの設定
・誰に、何を、どうやって提供し事業を行うか
 (例)電力小売り事業など

(4)Jリーグ内、北海道内での市場機会の探索と創出
・株式会社コンサドーレの強み、弱みとは何か
・外部環境(競争、脅威、景気、法規制等の社会環境)は何か

(5)経営目標の決定
・具体的な数字で
・何勝して勝ち点いくつで昇格を狙う
・何億から十何億の強化費へ増やすなど
・5年(?)以内に専用スタジアムの道筋をつける

(6)市場標的の設定とマーケティング・ミックスの構築
・セグメンテーション:Jリーグの中で、北海道の中での顧客群を市場細分化
・ターゲティング:コンサドーレの強みを活かし、ライバルに勝てるような機会を見いだせる市場とは
・試合のある日に競合する他イベントとどう棲み分けるか顧客視点で検討
・ポジショニング:J2リーグ戦、あるい北海道内での位置づけを決定する
・(株)コンサドーレの利益を最大化するために
 (6-1)サポーター(顧客)満足の実現
 (6-2)経営目標(野々村社長から発表予定)とサポーター満足の達成
    標的顧客(サポーター・ファン)の満足を得ることによりクラブが利益を確保する
 (6-3)他のJ2クラブとは異なる独創的優位性を確立する。そのためにコンサの強みを活かせる市場(パートナー)を選択し、競争力のある選手・サービス(=勝利等)を提供する。コンサドーレ・ブランドの製品も開発する。
 (6-4)目標達成まで効率と効果を協力者・応援者も含めて追求していく。
    効率:より少ないコストで同じ成果を出す(得点、勝ち点)
    効果:同じコスト(強化費)でより多くの得点、勝ち点を積み上げる。

(7)戦略の実施とコントロール
・J2リーグはしばしばというか必ず「予想外」「想定外」のことが起こる。
・怪我人対策、外国人対策、監督・コーチ・選手の折り合い、サポーターの支持、入場収入の増減等クラブの財政問題等
・PDCA(プラン・ドゥ・シー・アクション)サイクルを用いて戦績の把握、選手の成長性・能力と戦術のコントロールが必要となる。
・年間計画の確認:昨年度を勘案すれば「総得点(予算?)」が一番の確認事項
・自動昇格やプレーオフ進出に必要な勝ち点目標の確認=できるだけ具体的数字で(何勝何分)
・シーズン途中で経過目標が未達だったとき、生産性向上のためにどういう対策があるか(昨年度は開幕前に目いっぱい予算を使い切り補強できず)
・あと一歩で自動昇格(プレーオフの6位)だという場合、どういう施策を打てるかという年間を通しての戦略コントロールについて


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