"見守り姿勢"は…まだ、変えられない(永久に変えない?)

2010年07月18日

VS 千葉(第18節)0-3。"勝てる時"は勝てる(^o^)

約1月ぶりの更新(苦笑)

W杯南アフリカ大会は、どちらが勝っても"初優勝"という状況で、スペインが美しいサッカー(試合自体は荒れ気味?)で栄冠を手にした。
イニエスタのアンダーウェアに刻まれていた言葉に感動。
スペインチームは"よいチーム"だったことが伝わった。

日本は…ベスト16でPK戦の末敗退。
目標は達成できなかった。が、"組織を追究した守備"が現状で世界に通用することもわかった。

今後、どんな方向に、どんな舵取りをしていくのか…代表にも注視したいと思う。

さて、中断明けのコンサ。
"よい準備"ができたことは大前提(情報を得ていないのでよくわからないが…)である。
清水から高木をレンタルで獲得。
他チームも"よい準備"をしているだろうから条件は同じ。
むしろ、AWAY戦は…夏場については不利。今期は特に"走れていなかった"気がするので、キビシイ夏場になるだろう。
そんな中、ナイトゲームで千葉とのAWAY戦。
何ができるようになったかを観るには、最適なカードである。

以下、覚書。

フォーメーションと配置。

     キリ

内村   宮澤   古田

      上里 芳賀        

西嶋 石川 藤山 藤田

     高原

スコアだけ見ると0-3での快勝。
内容については賛否があるだろうか…。
が、個人的には、このゲームは評価できる。

前半立ち上がり。
動けるうちに動くのは必要。その中で点を取れたらよし。
千葉相手に、消耗しないよう引き気味で最初からプレーしていたら…
90分は持たずに負けたと思う。
力関係上は、間違いなく千葉>コンサ。
千葉がやりたいのは、スペインではないが、パスサッカー。
狭いスペースでも、人が動き、パスが速いサッカー。
前半、消耗がないうちは、動けるから、ある程度ついていける。ボールも引っかかる。
その中で、できる限りの攻撃はしていた。
CKをいくつか得て、そのセットプレーからも、中断前との差異を感じ取ることが十分にできた。
中断前は、CKで点を取れそうな気配は…残念ながらなかったが(苦)
今節のそれには、チームとしての"工夫"や"意図"が観られた。
5分、CKからの流れで古田が決めた。素晴らしいゴールだった。
その後、押し込まれる展開になっていった(が、観ている側としても想定通り)。
プレスに前に出てもボールが奪えずに消耗する…故に下がる。
また、千葉のサッカーに対しては、カウンターは相性がよい。
先制して、暑さに不安があれば、引いて守るのも必要。
(ただ、引きたくて引いたわけではないと思う。また、セカンドボールが拾えなさすぎ、引っかけたボールを繋げなさすぎ…とは思った。)

前半の終盤には、振り回された疲れも出て、足が止まりそうな気配が濃厚に見て取れた。
後半も、目指すサッカーにはならない(今節目指したサッカーにはなっていたかもしれないが)。
押し込まれ続けた…が辛抱強く守った。
セーフティーファーストはできていたように感じる(その分、繋ぎが甘くなったと言えるかもしれないが)。
粘って…追加点はBIG PLAYだった。
古田があの時間に、あの場面で、あのプレイができたのは…今後を思うに"大きい"。
岡本の3点目も評価したい(一度GKに引っかけられはしたが)。
キリノが削られた影響もあって、走りきれない終盤。
千葉も疲れが出、かつ、支配しながら得点できない展開で消耗…。
その状況で、"ワンミス"を明らかに狙い続けていた岡本。
今期初ゴールGETで、次以降に繋げていって欲しい。

"目指しているサッカー"を体現できたのは、間違いなく千葉。
だが、勝ったのはコンサ。
サッカーはムズカシイ。
W杯を観ていても感じたことだが、勝つチームは、局面ごとの"サッカーの選択"を、チームとして間違わない。
局面ごとの"サッカーの選択"という点で観ると、今節のコンサは悪くない。
ただ、これを毎試合続けるのは…極めてムズカシイ。
夏場のAWAY戦を、今後もどうにかしのいで、"上"に近づいていきたいところである。

千葉に勝ったのは大きい。
が、次節、ドームでの横浜FC戦に勝たなければ、今節の意義が薄れる。
移動も、暑さもないホームゲーム。
ここで目指すサッカーの体現に近づけなければ…まだまだ続く"夏場戦"を戦い抜くのはムズカシイかもしれない。

"流れ"に見放されていた感があった、中断前。
"流れ"は"よって来てもおかしくない"…そんな風に感じた、中断明けの初戦だった。
"完全にたぐり寄せられるか否か"は、この先の数試合次第か…。


post by はげお

23:01

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