コンサ百年の森

2008年06月10日

コンサ百年の森
支笏湖に「コンサの森」 HFC 今月、選手が植樹

百年という言葉で頭に浮かぶのは「ハナミズキ」

僕の我慢がいつか実を結び
果てない波がちゃんと止まりますように
君と好きなコンサが百年続きますように


さて、この「コンサ百年の森」なのですが、社長ブログのトラックバック先(コンサ百年の森づくりに反対する3つの理由:ほくなんなブログ)を読むと、どうも話は簡単ではないようです。普通に考えれば社長だって専門家のアドバイスを受けてこのプロジェクトを進めているんじゃないのかなぁ・・・と思うのですが、本当に植樹に不適切な場所に不適切な樹種を植える計画ならもちろん問題です。私は森林とか植樹に関する専門的な知識はないのでその点の判断材料はないのですが、直感的には人工的に植林するよりも自然再生に任せる方が自然保護になる、という考え方に一定の共感を持つことは確かです。いずれにせよ、再度その点精査して事を進めて頂きたいと思うばかり。

それとは別に今のチーム状況で「コンサの森」とかノンキな事言ってんじゃねーよ的な雰囲気があるのは確かですが、「チームの成績が悪いから計画を中止します」ってことも現実にはできないことでしょう。計画ではHFCと別会計の基金を作るということですから、尚のことチームの成績に関係なく計画を進めなければならない。で、このタイミングというのはやっぱりサミット絡みなんじゃないかと思うわけです。サミット直前にコンサドーレの選手が植林事業、イベントに参加するというのは大きなPRになる、という計算があるのではと思います。どうせやるならサミットのタイミングに合わせる方がPR効果は高いし、やると決めたならチームの成績にかかわらず実行するというのが筋でしょうから、その点については特に問題だとは思いません。もちろん、事業自体が妥当ならば、の前提ですけど。

もう一つ、別の観点の指摘をされている方もいらっしゃいます。
「違和感・・・」(コンサ隊の「やっぱりウチの子」)

今回の「コンサ百年の森」に限った話ではなく、社長ブログは<地域貢献><社会貢献>の記事ばかりだが、社長としてサポーターに発信すべきことは、他にあるんじゃないか、という指摘です。確かにそういうエントリーが続いていて、今のチーム状況に対して社長は危機意識はないのか?と思わないでもないです。ただ、この点は社長ブログの問題というよりはHFC全体の問題なのだと思います。要はスタッフブログや選手ブログの更新が少なすぎることが問題。以前の水澤ブログのような濃い経営話やカドテツブログのような具体的な数値を示して説明するブログはなくなり、その代わりとなるブログもありません。営業部のブログも時々思い出したように書くだけ。広報部のブログは事実上終了しています。多分「広報部」というセクションが無くなっているのではないでしょうか。選手ブログも以前からさんざん指摘されているけど全く改善の兆しがありません。
それぞれのセクションで相応の情報発信がなされていれば、社長のブログが<地域貢献><社会貢献>に寄っていてもそれほど問題は感じないかもしれないのですが、オフィシャルブログの現状を考えれば「もっと他に発信することがあるだろう」と指摘されるのも当然だと思います。
もともと社長はメディア出身で、オフィシャルブログの導入にも積極的だったと記憶しています。今一度、選手ブログやスタッフブログの活性化に取り組んで欲しいと思います。

最後は百年の森から全然離れた話になってしまいました・・・