2006年11月24日
素人考えなので、批判があるだろうことは承知の上です。 「ただの話題づくりではないか!」とか「ギャンブルじゃないか!」などと考える人もい るかもしれません。 だけど、今のコンサの状況を見た時に、そんなことを言える余裕があるのか? 戦力外通告の選手やレンタル選手の返却、また自ら出て行く選手もいることも想定しなけ ればならない中、果たして来シーズンはどうなるのか、闇の中に入ったままではないか! どういう戦力になるのかがわからないのであれば、思い切ってこれから自分のキャンバス に絵を描こうという人が監督をやってもいいではないですか。 そういう人のほうが、スタイルが確立されている監督よりはるかに楽しみである。 羽中田昌(はちゅうだ まさし)さんの簡単なプロフィールです。 小学校3年生からサッカーを始める。1980年 サッカーの名門韮崎高校に入学し、2年連続 で全国高校サッカー選手権準優勝。韮崎高校黄金時代のエースだった。高校卒業後、事故 に遭い、脊髄を損傷。下半身不随の生活を余儀なくされる。1986年に入った山梨県庁を19 95年に辞め、サッカーの指導者になるべく、スペイン・バルセロナに渡る。スペインサッ カー協会公認「カタルーニャ・サッカー・コーチング・スクール」に通う傍ら、地元サッカ ークラブ「オスピタレット」のユースチームにつき、指導の実践を学ぶ。バルセロナに5年 間滞在中、2冊の本を出版し、サッカー記事などの執筆活動を行う。 2000年秋、バルセロナ生活の最後に50日に及ぶ旅を敢行。妻と車でヨーロッパを廻り、各 国の歴史、文化、特にサッカーの違いを実感する。帰国後は、講演活動やイベント出演など 多方面で活躍中。暁星高校でコーチとして指導の実践を積みながら、サッカー史上初の車い す監督を目指す。 彼はつい先日、S級ライセンスを取得し、またコーチをしている暁星高校は13年ぶりの 全国大会出場を果たしました。12月30日の開幕戦に登場します。 確かに車いすの監督だとリスクはある。 例えば、彼自身が言っていますが、「自分で選手に対して手本を示すことができない」 だから、コーチが彼の考え方を理解して選手に示す必要があるので、意思の疎通が本当に 大事。一枚岩でなければできない。 それでもなぜ羽中田さんを推すのかというと、「夢」を与えてくれる人だから。 バルセロナに5年間住んでいたという経験から、スペイン語も堪能だろうし 何と言っても選手に「世界」のサッカーを語れる! 今まで札幌の監督をやった人の中で「世界」を語れたのは岡田さんぐらいではなかったか。 岡田さんは日本代表監督は言うまでもなく、ドイツにいた経験がある。 そんな時代の話を聞いていたであろう、吉原・大黒・播戸・山瀬・今野はフル代表や海外 でプレーするまでになった。 選手をやっている以上、彼らに世界を意識させないと大きな成長は望めない。 さらにFCバルセロナのソシオ(後援会員)であることから クラブ経営の知恵を期待できる! 不況が続き、スポンサー獲得が容易でない北海道で、彼がどういう知恵を出してくれるか 興味がある。 そして 彼のサッカーの考え方は今の路線を継承できる! 彼はこのように言っている。 目指すサッカーは「ゆっくり攻めて、ゆっくりゴール」という。「ゆっくりゴールを目指 すには、バランスの取れた相手の守備を崩さなければならず、カウンターで失点するリス クがある。でも、多くのプレッシャーを受ける中だと、世界に通用するテクニックを磨け ると思う。W杯など世界レベルになると、得点チャンスは少なく、自らチャンスを作らな ければならない」と説く。VF甲府が演じる、選手全員が連動した高い流動性のある攻撃 を展開するサッカーを視野に入れる。 あと、監督未経験の彼なら安く契約できるはずです。 彼が監督になったとして避けて通れないのはマスコミの取材攻勢でしょう。 私も含めてはじめは「車いす監督」という目で見るかもしれない。 だけど、時間が経てばそういうことは何でもなくなってしまうと思う。 取材は北海道のみならず、全国版になるのではないか。ドキュメンタリー番組ができるか もしれない。 それでも、コンサが「車いす監督」にチームを任せたということで、周囲はマイナスの目 で見ないと思う。 ただ、選手はいつもマスコミに見られている中でトレーニングする覚悟が必要である。 私は羽中田さんがコンサで監督できるチャンスはこのタイミングしかないと思っている。 J1でのオファーはあり得ないと思うが、J2なら3年以内にオファーがあるように思う。 ただ、コンサであれば、このタイミングを逃すと別の監督で2~3年行くだろう。 考えがまとまらない所もありますが、私はHFCが彼に是非チャレンジさせてほしいと願 っている。 あくまで素人考えなので、他のブログでも意見が出てくればと期待しています。
プロフィール
関東の田舎暮らしも長くなりました。 でも「住めば都」でアナログ人間の私にとってはちょうどいいのかもしれません。 正午と夕暮れの音楽が町中に流れる田舎から札幌を追いかけます。
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