2006年05月24日
本日の北海道新聞旭川版に、コンサドーレ旭川の記事が載りました。 事務局長・佐々木が寄稿した文章がメインとなっています。 7月16日のTV観戦会の案内も載っておりますのでぜひご覧下さい。 事務局長・佐々木が寄せた文章は以下の通りです。
『清冽な水を得た若鮎、春を泳ぐ』
「逞しくなったものだな~!」
旭川地区イレブン杯春季リーグを、総得点38失点0で4連勝し、
本部席に挨拶をする彼らを見てつくづくそう思った。
二年前の今頃、日本製紙グランドで、そして夕張平和運動公園で、
クラブユース選手権予選を戦った彼らは、とびきり活きのいい若鮎
だったが、まだ頼りなさがあった。
それでも、中1の彼らが、体格もパワーも勝る三年生のチームに
果敢にチャレンジする健気さと、清々しい印象を強く私に残して
くれた。
私は、そう、コンサドーレ旭川ユースU-15にはまってしまったのだ。
7月の東雁来での、本家札幌U-15との練習試合。8月の新人戦。
そして秋季リーグへと、彼らは一歩一歩確かな歩みをみせてくれた。
明けて2005年6月、ニ学年揃ったコンサ旭川に、スポンサーである
進藤病院さんから、大きなプレゼントが届けられた。
専用グラウンド「コンサフィールド東川」!
晴天の中のオープニングセレモニーは、贈り主への感謝の気持ちに
満ちていた。
だからこの年、初タイトル獲得への期待は、いやが上にも高まった。
しかし、その夢は強豪・広陵中と緑ヶ丘中に阻まれた。
特に、緑ヶ丘中の快進撃は止まらず、旭川地区の全大会を制覇する。
しかも高円宮杯道予選では、コンサドーレ札幌U-15をも凌駕し、全国
大会への切符を手にした。
”地元伝統校の意地”と”Jリーグチーム下部組織の志”
よい意味での切磋琢磨があった。
そして、三学年揃い踏みの今年。所属選手は48名を超えるに至った。
しかし松山マネージャーの表情がどうも冴えない。
聞けば、新入団14名の中にゴールキーパーがいないのだとおっしゃる。
さらに、三月下旬に韓国遠征があるのだが、正キーパー・本池君が
怪我の治療中・・・とも。
「えぇっ、じゃ韓国のユースチームとの連戦に、キーパーはひとりだけ!?」
私の表情も曇る。
「本家U-15には、キーパーが大勢いますよね~。ひとりレンタル
させてもらえませんかね?」
―私の冗談が、まさか現実になるとは。
コンサ旭川のピンチに、本家U-15のひとりのキーパーが助っ人を
かってでた。そして、そのままコンサ旭川へ移籍。
しかもそのホームスティ先は松山マネージャーのご自宅!
親御さんのご理解と本人の心意気。まだ、中三になったばっかり
なんですよ~。
さらに、それを受け止めた、松山さんと奥様の器量。
うん?この一連の素早い判断と動き出しは、あの柳下監督の
「アクション&ムービング」そのものではないか?(笑)
大所帯になるほど大変なマネージャーのお仕事。
チームの運営、選手の管理もさぞ神経をお使いになることでしょう。
スタッフ、選手諸君の今後のご健闘を願っております。 (佐々木)
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