2007年10月31日
さぁお待ちかね、『多摩からの赤黒日記・1ヶ月前を振り返ろう』のコーナーです。(こら)
早く書かなきゃシーズン終わっちゃうよ…
泣き言はさておき、とりあえずこの2週間(すでにマイナス3日ですが)で一気にまとめて書いてしまいます!
明日からまた約1ヶ月のバイトが始まるけど、週末は試合がないので家にいるし。
でないといつまでもリアルタイムの投稿ができない…せっかく感動的な大伍のゴールで勝利した愛媛戦も見てきたのに…
よし!一気に決めるぞ!!(何の試合だ?)
前にも書いたかもしれないけど、私はたまにアルバイトする専業主婦(家事もたまに…^^;)なので、基本的に水曜日の試合にはなるべく行こうと思っている。 …そんなこと言ってるけど、実は、このホーム・山形戦は迷っていた。 なぜかというとさすがにフトコロ具合が厳しかったからだ。 これにも行っちゃうと9月の試合、全出席になってしまう(^^; そんな迷いもあって、ツアーの手配をすっかり失念していた。 しかし水曜日のホームゲーム…やっぱり行こうかな… おそるおそる亭主にお伺いを立てると 「へ?行くんじゃなかったっけ?」 …そうですかそうですか。行かないとかえってヘンですか。 俄然やる気の出た私(←?)はすぐにツアーを押さえなくてはと思ったが、ハッと気づくとなんと。 ツアーを予約できる期間(主に10日前)が過ぎようとしていた。 このへんのバタバタは過去の日記をご覧下さい。 さて。 幸運にもサッカーの神様のお導きで無事ツアーを予約できた私は、 徳島戦・仙台戦・湘南戦の哀しみと短期バイトの疲れを引きずりつつ、 水曜午後に羽田を発ち… 午後3時半を回ったころ、大谷地バスターミナルに到着。 いつもだとホテルにチェックインして重たい荷物は置いてくるのだが、 今回は『しま福』のマーボー丼を食べたさに、 直接厚別に行って、ちょっとだけだけど並ぼうと思ったのだった。 9月下旬の厚別、ナイトゲーム。 冬の寒さではないにしても、東京ではまだ全く必要のない防寒具と、 何よりお天気が心配だったので一応雨支度、そしたら荷物の重いこと。 かついで歩き始めるも、道行くサポの少ないことよ。さすが平日。 まぁ半端な時間だものなぁ。 きっちり並ぶ人はもっと早く行ってるだろうし、 今日は平日、仕事の人は夕方から移動するのだろうし。 今回はアウェーの知り合いサポもほとんど来てないから、なんとなく寂しいような気持ちになりつつ、 いやいや、一人でもしっかりしなきゃ、となぜか悲壮感を荷物と一緒に背負って歩く。 と。 「こんにちは」 後ろから声をかけられた。 はて?今日はこの半端な時間に知り合いサポさんと行き会うはずはないのだが… 不思議に思って振り返ると、果たして全く知らない女性。私より5~6才上の人のように見受けられる。 すらりとした、男性のようなサッパリした雰囲気の、ナチュラルな感じの人だが、目尻を下げた優しげな、人なつっこい笑顔で 「コンサな人ですか?」 と以前からの知り合いのように私に尋ねる。 コンサな人…?なんだろう、この人。 新手の勧誘か? 親しみやすい笑顔につい(でもおそらく怪訝な顔をして) 「はぁ…」 と答えると 「やっぱりそうでしたか。バッグにコンサグッズがついてたから」 とさらにニコニコ。 アウェー遠征では敵地で仲間に会えたうれしさから、見知らぬサポさんとこういうふうに話すことは一度ならず経験があるけど、 コンササポが居て当たり前の札幌でこんなこと言われるのは初めて。 なのですごくびっくりして相づちも打てずにいたら。 「あ~よかった、うれしいわ~。実はね、今日はドームで日ハムの試合があって、楽天のマーくんとダルビッシュの対決だからみんなそちらへ行っちゃうらしくて、コンサの試合にどれくらい人が来るだろうって心配だったんです。でもこうして来てくれる人がいて、ほんとにうれしい」 そして本っ当にうれしそうに、よく来たね~という感じに私に笑顔を向けてくれているのだ。 野球オンチの私でも、さすがに事態を容易に飲み込めた。 「あちらのチケットは完売したらしくて…しかもこちらは厚別でしょう」 うんうん。「聖地」には悪いがこの時期の札幌では、天候の影響をもろに受ける屋外のスタジアムは、ライトなお客さんには敬遠されがちなようだ。 そんな状況のナイトゲームだということを知らずに来たのだが、彼女の話を聞いていきなりうち解けた。 私、東京から来たんです、何も知らなかったけど、そんな日の試合に来られて良かった、と言うと彼女もとても喜んでくれて… 「お一人でしたら、私たちと一緒に応援しませんか?」 と誘ってくれた。 大事な試合の日、そんなふうに見ず知らずの私に声をかけてくれた。 コンサを思うそんな気持ちに何かを感じて、お言葉に甘えさせていただいた。 厚別は晴れていて思ったより暖かかったが、日陰は冷たい風が通って寒かった。 朝から並んでいるお友達は、真冬の格好で帽子もかぶってB自由席の入口付近に座っていた。 コンサの話で盛り上がったりこのところの結果にしんみりしたり「今日はもう負けられない」という見解で一致し、そうこうしているうちに開場となった。 手分けして席を取る人、しま福に並ぶ人… 並んでいるうちもう一人の人とも合流し、席に戻ってお一方のご主人とも合流し、総勢5名で応援したのだった。 ホーム側B自由席の中でもとても居心地の良いエリアで、試合中、野次ったりくさしたりする人は一人もいなくて、応援に集中できた。 Tさんをはじめ、みなさん、本当にありがとうございました。 厚別にしては風のない夜だったけど、 日が落ちると空気がひんやりしてきて手袋があったらいいな、というくらい冷えた。 もっとも私はずっとコールしたり手拍子したり体を動かしていたので、 けっこう暖かかった(頭以外は^^;)。 でもあとで聞いたら、この日札幌は15℃だったそうで… 東京は暑さがぶり返して30℃。半分ですよ半分…(^^; 不安でいっぱいだった試合も、始まってみると安定していて、 3連勝で乗り込んできた山形にさほどの勢いはなく、 逆に3連敗していたコンサは落ち着きを取り戻し、 自分たちのサッカーをきっちりこなして3-0で勝利。 「今日、こっちに来て良かったね」 と彼女たちと口々に喜び合ったのは言うまでもない。 おぼろ月、きれい しま福のマーボー丼、征也が好きなもつ煮。具だくさんのもつ煮には生姜がコロコロと入っていて、それは薬味というより具のひとつのようで、それがまた味噌味にぴったりでおいしくて、体が温まった(^^) 頭が寒かったので、新発売のニット帽を買いました(^^; この日の宿はルネッサンスホテル。 こんなに日本離れしたお高いホテルにはもう泊まる機会はないだろうなぁ。 って言っても外国のホテルに泊まったことは新婚旅行のヨーロッパしかないし、当時は移動でイッパイイッパイだったから、これが外国仕様かどうかはわかんないけど。 今回は他にツアーが空いてなくて、予算オーバーだったけどここになった。 地下鉄東西線のバスセンター駅から歩いたが、案の定道に迷って、豊平川沿いの交番に道を尋ねてやっと着いた。 お風呂、バスタブとシャワールームが分かれてた(初体験)。高級感にビビる。 翌朝のロビーには、洋の東西を問わず外国人のお客さんもたくさんいて。 朝食は和洋バイキングだったけど、和食もとてもおいしくて(お味噌汁やお総菜の味が、できあいの味ではなかった)、 洋食もパンとフルーツのプディングなどあって、これが本当においしかった。 朝はご飯と味噌汁、でもコーヒーも飲みたい私には、胃袋がもう一つほしいようなメニュー。 私の限られた経験の中でも、なんとなく外国的なスケールのホテルだった…(なんじゃそりゃ) 朝、ゆっくりチェックアウトしたら、ホテルから大通方面へ出ている無料バスに乗りそびれた。 Cスペースに寄って、昨日新発売のコンサクッションを買って帰ろうと思っていたのに… 次のバスを待つ時間の余裕はない。すると、ホテル前からタクシーを勧められた。 でも大通の丸井今井までは、タクシーで行くには近すぎるのでは、とためらっていたら。 「札幌のタクシーはワンメーターでも気軽に乗れますよ」とホテルの人に笑顔で教えてもらった。 そっか~良いこと聞いた。 安心して乗せてもらい、運転手さんに確かめると、やはりそうだという。 運転手さんは話し好きな人だった。 観光ですか、と聞かれたので、サッカーを見に来たんです、と半ば意地になって言うと 「そうですか、私は野球の方が好きなので、サッカーはテレビくらいで」と言う。 まぁ昨日の今日ではしょうがないなと思って、昨日は駒大苫小牧だったマーくんがドームに来たそうですね、と水を向けると。 「そうそう、あの子たちはがんばってたから」となんか一気に過去を振り返る父親モード。 え?と思っていたら。 「2年目のチームの五十嵐選手って知ってますか?あの子は私の息子と一緒の少年野球チームにいたんですよ」って。 五十嵐選手!あの決勝戦、おうるずで見たけど、顔は覚えてない…でも名前は知ってる!運転手さんは私の反応を見て 「実は私は苫小牧の人間でね、息子と同じチームだから五十嵐君をずっと見てきたんですが、子供ながらよく頑張っていたんですよ。だからああして甲子園にも行けたんだねえ」と感慨深げ。 ずっと見てきた地元の子が、地元高校から甲子園に行くってことは、地元の人にはこたえられない喜びなんだなと思った。 今はどうしてるんですか?と聞くと 「筑波大に進学したんじゃなかったかねえ。大学出たらプロに行くのかなあ」と。 もうちょっと当時の話を聞きたかったが、目的地に着いてしまった… しみじみしながらCスペースに到着。 コンサクッションを1個買い求めたが、そのあまりのかさばりようにビビり(コンサティッシュは機内持ち込みしたくせに)、千歳で宅配を頼んでしまった(^^; 後日聞いたが、2個買い求めてアウェーの自宅まで自力で運んだツワモノがいた(^m^) Cスペースでは、品の良いおばあさんが録画に見入っていた。 ちょうどゴールシーンを流していて、私がしみじみとうなずいていたら声をかけられた。 「昨日は厚別にいらしたんですか?」 私が満面の笑みではい、というと 「そうですか~よかったですね。私は普段はコンサに行くんですけど、昨日だけはドームに行ってしまって。体が二つあったら両方行きたいくらいでした」 とちょっと残念そうだった。 きっとそんなサポさんはたくさんいたに違いない。 楽天がドームに来なかったら、マーくんファンは厚別に来ていただろうに。 後日、ベガルタ仙台(今節はホームゲーム)の観客数を知ったが(11.831人)、楽天の試合がそっちであったらこうはいかなかったんじゃないの?なんて意地悪く思ったものだ。 まぁ愛媛に敗れたようなのでそれはそれでイシシ…ってかんじだったのだが…←イジワル 時間も押してきたので急いで空港行きのバスに乗り、14時発の便で帰りましたとさ。 さーて、次は自宅から最も近いアウェー、味スタでヴェルディを迎え撃つ! (コンサがアウェーなんだってば^^;)
プロフィール
東京の西、山の近くでコンサを応援している主婦「A小」。学生時代に旅行で北海道を訪れ、すっかり魅了される。初めてサッカーを見たのは、94年・W杯アメリカ大会。九州旅行の帰りのフェリーの衛星放送だった。その後コンサ誕生を知り、旅行がてら各地に試合を見に行き始め…。当初はサッカーに興味のない夫を置いて一人で出かけていたが、彼は2007年にわかに「各地のウマイもの」に目覚め、その飽くなき食欲と舌を満足させるべく、妻にくっついて遠征を始める(ただし留守番の猫が心配なので宿泊ナシの日帰り)。個人的にFC東京にはいろんな意味で負けたくない。
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